JR大井町(おおいまち) |
|
所在地 |
東京都品川区大井一丁目2-1 |
駅番号 |
JK19
|
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 |
■京浜東北線 |
キロ程 |
9.2km(東京起点) |
駅構造 |
地上駅(橋上駅) |
ホーム |
1面2線 |
乗車人員 |
84,189人/日(2023年) |
開業年月日 |
1914年(大正3年)12月20日 |
駅種別 |
業務委託駅
話せる指定席券売機設置駅
東京都区内駅 |
|
 |
大井町駅 |
|
|
|
大井町駅(おおいまちえき)は、東京都品川区大井一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東急電鉄・東京臨海高速鉄道(TWR)の駅である。
乗り入れ路線
以下の3社3路線が乗り入れ、相互間の接続駅となっている。
- JR東日本:JK 京浜東北線 - 駅番号はJK 19。
- 東急電鉄:OM 大井町線 - 駅番号はOM01。
- 東京臨海高速鉄道:R りんかい線 - 駅番号はR 07。
JR東日本の駅に乗り入れている路線は、線路名称上は東海道本線であるが、当駅には電車線を走る京浜東北線電車のみが停車し、列車線を走る東海道線列車は停車せず、旅客案内では「東海道(本)線」とは案内されていない。
また、特定都区市内制度における「東京都区内」に属する。
駅構造
JR東日本
JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託している品川駅管理の業務委託駅。島式ホーム1面2線を有する地上駅。京浜東北線に並行して東側には東海道線の線路があるが、ホームはない。ホーム中央付近に中央口(アトレ大井町)、品川寄りに東口(アトレ大井町2)と西口(東急大井町駅に隣接)が存在する。品川寄りの東口と西口は線路を挟んですぐそばにある。自動改札機、指定席券売機、話せる指定席券売機設置駅。また、大森方すぐの場所に踏切があるため当駅の京浜東北線の南行きは通過禁止駅に指定されている。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
1 |
■京浜東北線 |
北行 |
東京・上野・大宮方面 |
2 |
南行 |
蒲田・横浜・大船方面 |
発車メロディ
当駅の発車メロディはクラシック音楽が使われている。首都圏では発車メロディ用に作られた曲ではない曲を初めて採用した事例であり、この楽曲が導入された理由は、メロディ導入時の同駅駅長の趣味だったという。
メロディを導入したごく初期は、1番線でバッハ作曲『平均律クラヴィーア曲集』の第2巻5番、2番線でベートーヴェン作曲『交響曲第8番』の第1楽章の一部分がそれぞれ使用されていた。
- JK 四季第一楽章「春」
- 四季第三楽章「秋」
東急 大井町(おおいまち) |
|
所在地 |
東京都品川区大井一丁目1-1 |
駅番号 |
OM01
|
所属事業者 |
東急電鉄 |
所属路線 |
■大井町線 |
キロ程 |
0.0 km(大井町起点) |
駅構造 |
高架駅 |
ホーム |
1面2線 |
乗降人員 |
112,975人/日(2023年) |
開業年月日 |
1927年(昭和2年)7月6日 |
|
 |
東急ホーム |
|
東急電鉄
頭端式ホーム1面2線を有する高架駅である。新玉川線(現・田園都市線渋谷 - 二子玉川間)が開通する前は田園都市線の起点駅だった。1999年から2006年2月まで改良工事を実施し、駅舎とホームが大きく変更され、連絡改札口がなくなった。基本的に各駅停車が1番線、急行が2番線から発着することが多い。ホーム長は6両編成に対応するものであったが延長工事が行われ、2017年11月からは7両編成に対応するものとなった。
ホームドアの設置については品川区や国土交通省などを含めた協議がなされ、2011年度までに供用を開始するものとされた。その後、上記のほか東京都による補助金交付を受け事業化され、2012年3月3日から供用を開始している。
駅長所在駅であり、「大井町駅管内」として、当駅 - 荏原町駅間の各駅を管理している。
東急電鉄最東端の駅である。
のりば
番線 |
路線 |
行先 |
1・2 |
■大井町線 |
自由が丘・二子玉川・溝の口方面 |
りんかい線 大井町駅 |
|
所在地 |
東京都北区大井町一丁目 |
駅番号 |
R07
|
所属事業者 |
東京臨海高速鉄道 |
所属路線 |
●りんかい線 |
キロ程 |
10.5 km(新木場起点) |
駅構造 |
地下駅 |
ホーム |
2面2線(2層式) |
乗車人員 |
33,818人/日(2020年) |
開業年月日 |
2002年(平成14年)12月1日 |
備考 |
業務委託駅(京王設備サービス) |
|
 |
りんかい線ホーム |
|
 |
 |
りんかい線3番ホーム |
りんかい線1番ホーム |
東京臨海高速鉄道
単式ホーム1面1線が二層構造となっている地下駅である。駅部トンネルのうち線路・ホーム部分は2本の単線シールド工法(挿入式拡径親子シールド)で、改札等の駅施設部分は開削工法で構築され、シールド部と開削部がホーム中央部分で連結されている。
JRとは品川寄りと大森寄りのそれぞれの駅舎(JR中央口)で、東急とは品川寄りの駅舎のみで連絡している。改札口から品川寄り駅舎へ向かう途中にイトーヨーカドー大井町店の地下1階フロアに直結する出入口がある。JR中央口改札階とりんかい線改札階を連絡するエスカレーターは44 mの長さがある。西隣の大崎駅と異なり、JRとの改札内での乗り換えはできない。ホーム番号や自動券売機も完全に別のものとなっている。
当駅から渋谷・新宿・池袋方面へは、りんかい線は大崎駅からJR埼京線に直通することから利便性は高い。ただし、運賃はりんかい線とJR線の合算となるため割高となる。大崎駅まででもりんかい線を使うと210円(IC同額)、JR品川経由では170円(IC:167円)である。
2011年公開の映画『GANTZ』は、冒頭の地下鉄シーンのロケが当駅で実施され、都内で初めて線路上に降りての撮影が行われた。
のりば
番線 |
階層 |
路線 |
方向 |
行先 |
1 |
地下3階 |
●りんかい線 |
上り |
大崎・JR埼京線(渋谷・新宿・池袋)方面 |
2 |
地下5階 |
下り |
新木場方面 |
発車メロディ
発車メロディは東洋メディアリンクス製の「Cielo Estrellado」と「Water Crown」を使用しているが、当駅は2010年7月から2021年6月まで劇団四季の専用劇場の四季劇場[夏]およびキャッツ・シアターの最寄り駅であったことから、同劇場でミュージカルが上演されている期間に限り、発車メロディがそのミュージカルのテーマ曲に変更されていた。
- R Cielo Estrellado
- Water crown
- 2011年6月21日から2013年1月27日まで - ミュージカル『美女と野獣』のテーマ曲
- 上り線(新木場方面行き)は「ビ アワ ゲスト(おもてなし)」、下り線(大崎方面行き)は「美女と野獣」が流れていた。
- 2013年10月25日から2017年4月9日まで - ミュージカル『リトル・マーメイド』のテーマ曲
- 上り線(新木場方面行き)は「アンダー・ザ・シー」、下り線(大崎方面行き)は「パート・オブ・ユア・ワールド」が流れていた。
- 2019年3月7日から2021年6月21日10時30分まで - ミュージカル 『キャッツ』のテーマ曲
- 上り線(新木場方面行き)は 「スキンブルシャンクス-鉄道猫」、下り線(大崎方面行き)は「メモリー」が流れていた。
歴史
- 1901年(明治34年)
- 3月15日:国鉄東海道本線に大井聯絡所を開設。
- 8月1日:大井聯絡所 - 大崎駅間の山手線支線が開通する。
- 1914年(大正3年)12月20日:京浜線(京浜東北線の前身)運行開始に伴い、大井聯絡所を駅に格上げし大井町駅が開業する(旅客駅)。
- 1916年(大正5年)4月16日:大崎駅 - 大井町駅間の山手線支線を廃止する。
- 1927年(昭和2年)7月6日:目黒蒲田電鉄(現・東急電鉄)大井町線大井町 - 大岡山間が開通する。
- 1942年(昭和17年):東京横浜電鉄(現・東急電鉄)の駅舎を改築。同時に降車ホームを設置する。
- 1957年(昭和32年)
- 7月29日:国鉄西口駅舎が改築される。
- 9月15日:京浜東北線ホームが品川駅方面へ延長され、国鉄の駅と東京急行電鉄(現・東急電鉄)の駅を結ぶ連絡跨線橋が完成する。
- 1972年(昭和47年)3月15日:国鉄駅での荷物の取扱を廃止する。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、国鉄の駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 1990年(平成2年)7月5日:JR東日本の駅ビル着工。
- 1991年(平成3年)8月31日:JR東日本の駅で自動改札機を設置し、使用開始。
- 1993年(平成5年)3月11日:駅ビル「アトレ大井町」が完成。東西自由通路の供用開始。発車メロディの使用を開始。なお、現行のメロディに変更されたのは同年7月頃から。
- 2001年(平成13年)11月18日:JR東日本の駅でICカード「Suica」が利用可能となる。
- 2002年(平成14年)
- 11月25日:JR東日本の東口新駅舎の使用を開始する。
- 12月1日:東京臨海高速鉄道りんかい線の駅が開業する。りんかい線の駅で「Suica」の利用が可能となる。
- 2005年(平成17年)3月6日:東急大井町線のホームが拡幅される。
- 2007年(平成19年)3月18日:東急電鉄でICカード「PASMO」の利用が可能となる。
- 2008年(平成20年)3月20日:駅ビル「アトレ大井町」がリニューアル。
- 2011年(平成23年)3月3日:JR東日本の東口新駅舎に駅ビル「アトレ大井町2」がオープン。
- 2012年(平成24年)3月3日:東急大井町線ホームでホームドアの使用を開始。
- 2018年(平成30年)
- 2月14日:京浜東北線ホームでホームドアの使用を開始。
- 3月31日:びゅうプラザの営業を終了。
- 2019年(令和元年)12月1日:JR東日本の駅が業務委託化。
- 2020年(令和2年)
- 2月16日:りんかい線2番線でホームドアの使用を開始。
- 2月24日:りんかい線1番線でホームドアの使用を開始。
- 2021年(令和3年)4月30日:東急電鉄の定期券売り場の営業を終了。
- 2022年(令和4年)
- 10月31日:みどりの窓口の営業を終了。
- 11月1日:話せる指定席券売機を導入。
- 2024年(令和6年)
- 8月中旬:後述の線路切換工事の実施に先行し、京浜東北線・大宮方面の前寄り3両(8 - 10号車)のホームドアを撤去。
- 11月17日:京浜東北線ホームの一部を拡幅する線路切換工事の実施に伴い、京浜東北線・蒲田駅 - 品川駅間が初電 - 16時30分ごろまで運休。
- 2025年(令和7年)8月ごろ:京浜東北線・大宮方面の前寄り3両(8 - 10号車)にホームドアを再設置(予定)。
|
|