K6−2を搭載する                 戻る
K6−2は、AMDが開発したインテル互換CPUです。今となっては、非力なCPUといえるでしょうが、整数演算に関してはかなり強力です。
K6−2の最高クロックは、現在550MHzですが、内部の逓倍率は6倍までなので、ベースクロックが最大で66MHzしかないPC−9821では、66×6=400MHzが通常の最高クロックとなります。
HK6−MD400−N2
実際に、メルコのCPUアクセラレータ HK6−MD400−N2 は、400MHzのクロックで動作します。
これ以上のクロックで動作させたい場合は、メルコのN3,N4,NV4げたが必要になります。
これらのげたは、クロックマルチプライヤーテクノロジーを搭載していて、擬似的にベースクロックを100MHz以上にできます。
このタイプの製品としては、メルコのHK6−MD466−N3,HK6−MD500−N4,HK6−533−N4がありますが、いずれも既に製造終了となっています。
これらの製品を運良く入手できれば、なおいいでしょうがここではHK6−MD400−N2に関して紹介しておきます。この製品は、K6−2 400MHz、N2げた、CPUクーラー、キャッシュコントローラーからなっています。
たいへん安定した製品でほとんどのPC−9821Pentiumマシンに搭載できます。
初心者がK6−2を搭載するなら、この製品がよいでしょう。
これらのマシンは、チップセットにWildCatか430FXを採用しています。
この場合、ほとんどの場合は問題なくK6−2が動作しますが、一部のロットで動作しないことがあります。
ただし、チップセットに430HXを搭載しているマシン(XaシリーズのW型番の機種)では、魔法回路が必要ないのでDOS/V用のHK6−MD400−V2を利用します。
HK6−MD400−N2/V2の搭載方法は、ここをクリックしてください。

同様のパワーアップをCPUアクセラレータを使わずに実現したい場合は、
  @K6−2 400MHz 
  APL−K6−VまたはPL−K6−V/98
を用意してください。
PL−K6−V/98は、魔法回路を搭載したゲタですが、PL−K6−Vは、魔法回路のないDOS/V用ゲタです。
これらのゲタは、コア電圧、逓倍率とも調整可能です。

さらにキャッシュコントローラーとしては、
Write Allocate Monitor U  forWindows95/98/NT4.0
から入手してください。これでも同様のパワーアップが可能です。
AのCPUげたは、430HX,430VXマシンではPL−K6−Vを、それ以外のマシンではPL−K6−V/98を用意してください。
注意すべきは、CPUげたやCPUのピンを曲げないことです。
また、ベースクロックが66MHz以外のマシンでは、クロックが400MHzにはならないのですが、ベースクロックを66MHzにできる場合もあります。具体的にはマザーボードにベースクロック変更用のジャンパースイッチがある場合ですが、その場合にはメモリがパリティ付きのものに交換しないといけない場合もありますので、注意が必要です。