浦佐(うらさ) |
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所在地 |
新潟県南魚沼市浦佐719-2 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 |
上越新幹線、上越線 |
キロ程 |
198.6km(大宮駅起点・上越新幹線)
132.2km(高崎駅起点・上越線) |
駅構造 |
高架駅(新幹線)
地上駅(在来線) |
ホーム |
2面2線(新幹線)
2面4線(在来線) |
乗車人員 |
1,457人/日(2018年) |
開業年月日 |
1923年(大正12年)9月1日 |
駅種別 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口 自動券売機 |
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浦佐駅西口 |
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新幹線E2系が停車しています |
コンコース |
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浦佐駅東口 |
E129系電車が停車しました |
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改札口と券売機、みどりの窓口 |
ラッセル車 |
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浦佐駅は、新潟県南魚沼市にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅です。
当駅は南魚沼市の最北端に位置する(旧)大和町の中心部に所在する同地区の中心駅であり、冬はスキー客、夏は奥只見湖・尾瀬方面への新潟県側の玄関口として旅行客にも利用されています。
毘沙門天口側には日本の奇祭の一つである「裸押し合い祭り」の舞台となる越後浦佐毘沙門堂があります。新幹線停車駅ではあるが、駅周辺には商業施設が少なく、医療機関や学校・宿泊施設が若干数あるのみです。
また浦佐駅周辺は同市の文教地区でもあり、駅からは各方面に向かうスクールバスが運行されています。
駅の概要
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在来線ホーム |
当駅には、当駅は上越新幹線と在来線の上越線の接続駅となっています。
只見線は当駅が終点ですが、以前は只見線の列車が上越線経由で浦佐駅まで乗り入れていたこともありました。この列車は急行「奥只見」は、1972年10月2日から1987年11月30日まで、会津若松駅
- 浦佐駅間を運航していて、1982年11月15日からは上越線浦佐駅-浦佐駅まで当区間は普通列車として延長運転していたのですが、定期列車ではあったのですが利用度および車両運用を配慮して、冬季の12月1日から翌年の3月31日まで運休する措置がとられていました。しかもキハ58系気動車を使用していて、非冷房の優等定期列車となっていました。
上越新幹線が開業した1982年11月15日のダイヤ改正時、浦佐駅発着で只見線へ直通する普通列車が1日2往復設定されていました。このうち1往復は急行「奥只見」で、浦佐駅
- 小出駅間を普通列車として運行していました。しかし1988年3月13日のダイヤ改正をもって「奥只見」は廃止となり、只見線への直通列車も廃止されました。
その後も只見線の定期列車の乗り入れは行われておらず、不定期で臨時列車(団体専用列車等)が乗り入れるのみとなっています。近年、魚沼市と福島県只見町の一部議員が観光客誘致や利便性向上を目的として、連名でJR東日本などに対し常時乗り入れを要望しているが、実現には至っていません。
新幹線駅設置の経緯
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東口が正面です |
浦佐駅を中心とする大和地区は今でこそ南魚沼市の文教地区となりつつあるが、上越新幹線建設決定当時、大和町は夏季と冬季の行楽シーズンを除けば人の出入りは少なかった。周辺地域の中心地で主要駅もある六日町と小出町の、ほぼ中間点に位置する浦佐に新幹線の駅が設けられることが決まった際には、両町から異議の声が上がっっています。
これに関しては「何らかの政治的な意図が働いていた」とする「政治駅」説と「六日町は越後湯沢に近過ぎるため駅設置が難しく、小出に設けるとルートが大回りになる上、小出駅の構内が狭隘で新幹線ホームが設けられない」という、地理や線形の問題が背景にあったとする説など諸説あります。
これについては、六日町では越後湯沢に近すぎるという説は妥当ですし、小出では新幹線ルートが大きく迂回することも事実ですので、妥当な意見と思われますので、消去法で浦佐になったというのは、十分説得力があります。
新潟県内にある他の上越新幹線沿線4駅は中心市街地もしくは市街地に程近い地点に所在するため、駅周辺では大型ショッピングセンターやホテル、飲食店などといった商業施設の建設が進んだほか、マンションやアパートが建設されるなど住宅地化も進んでおり、いずれも開通以降に都市基盤の整備や都市機能の集積が進捗しています。その一方で浦佐駅は上越新幹線全駅で最も利用者が少なく、加えて駅周辺の都市化も余り進捗していないのも事実です。
但し浦佐駅周辺は前掲のように、既に都市機能が集積している魚沼地域の中心地2地区の中間点という立地条件の下にあります。また駅自体に関しても元々設けられていた出入口は旧市街に面する現在の西口側であり、東口側は国道17号の現ルート開通以降に都市開発が本格化した地域であります。加えて同国道のすぐ東側には魚野川が流れているため、都市開発を行う余地が少ないなどの条件から、大和地区に所在する主な公共施設は、東口から約500m東進した浦佐大橋の東詰側に集中して立地しています。(なお市町村合併により小出町は魚沼市に、大和町と六日町は南魚沼市となっています。)
駅の構造
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コンビニエンスストアNewDays |
当駅は直営駅(駅長・助役配置)であり管理駅でもあるが、当駅は自駅のみの単駅管理となっています。(周辺の駅は越後湯沢駅が管理)
駅機能はすべて2階に設けられています。新幹線改札口には自動改札機が2通路設置されており、モバイルSuica特急券が利用できます。
在来線改札口は有人改札のみとなっています。改札口には新幹線のりかえ改札口の設置がないため、相互の乗り換えでは一旦改札を通り出場してから再入場する必要があります。
当駅はSuicaのエリア外のため、Suica等の交通系ICカードは在来線側では利用できません。
2階コンコースにはみどりの窓口・指定席券売機・タッチパネル式自動券売機・屋内待合室・化粧室・コンビニエンスストア(NewDays)・自動販売機・コインロッカー・公衆電話があります。
かつては屋内待合室の向かい側にもみどりの窓口がありましたが、現在は閉鎖されています。
化粧室そばには当地唯一の高校である新潟県立国際情報高等学校の美術部1期生が制作した絵画が展示されています。
浦佐駅東口と新幹線コンコースにはエレベーターがそれぞれ設置されておりバリアフリーに対応していますが、浦佐駅西口(毘沙門天口)がエスカレーター(上りのみ)と階段、在来線改札口内に至っては階段のみの設置となっており、駅舎全体でバリアフリー構造とはなっていません。
駅舎西口1階には団体待合室と化粧室・レンタサイクル駐輪場があるが、待合室と化粧室は通年で閉鎖されています。
在来線ホーム
上越線ホームは、島式ホーム2面4線を有する地上駅です。このうち、側線の2番線と3番線は通常は使用されていません。
新幹線ホーム
上越新幹線ホームは、相対式ホーム2面2線を有する高架駅です。ホーム長は16両に対応し、ホームの一部には安全柵が設置されていますが、通過列車はすべて本線を通過し、停車する列車のみ副本線のホームに入ります。
乗車人員の推移
JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は1,457人であります。また、新幹線の1日平均乗車人員は699人であります。
東口側から約500m東側の地区には文教施設が集積しています。このうち新潟県立国際情報高等学校は、1992年(平成4年)の開校当初から全県一区制による生徒募集を行っており、群馬県および中越地方北部や下越地方に在住しながら長岡駅・燕三条駅・新潟駅から新幹線を利用して通学する生徒が見られます。
なお、近年の推移は以下のとおりです。 当初からあまり大きな変動はないのですが、最近では増加気味です。
1日平均乗車人員推移
年度 |
計 |
年度 |
計 |
新幹線 |
2000年(平成12年) |
1515 |
2010年(平成22年) |
1311 |
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2001年(平成13年) |
1514 |
2011年(平成23年) |
1319 |
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2002年(平成14年) |
1527 |
2012年(平成24年) |
1397 |
673 |
2003年(平成15年) |
1504 |
2013年(平成25年) |
1429 |
651 |
2004年(平成16年) |
1364 |
2014年(平成26年) |
1383 |
644 |
2005年(平成17年) |
1401 |
2015年(平成27年) |
1444 |
688 |
2006年(平成18年) |
1360 |
2016年(平成28年) |
1438 |
681 |
2007年(平成19年) |
1327 |
2017年(平成29年) |
1467 |
706 |
2008年(平成20年) |
1312 |
2018年(平成30年) |
1457 |
699 |
2009年(平成21年) |
1275 |
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バス路線
東口・西口双方の駅前広場にはバス停留所が設けられ、越後交通グループの南越後観光バスが運行する路線バスが発着します。なお、英字2文字の路線記号は停留所にのみ掲載され、バス車体には表示されないため要注意です。
- 浦佐駅東口(MU42・UU32・UD01)
- MU 五日町駅・野田経由 六日町駅前 行
- UU 山崎新田・干溝経由 小出駅前 行
- UD 【特急】シルバーライン経由 奥只見ダム 行
- UD 【急行】シルバーライン・銀山平経由 奥只見ダム 行
- 奥只見ダム行きの便は1日あたり特急・急行各1本(復路は急行3本)、6月から11月上旬まで運行します。
- 6月から10月中旬までの間は奥只見ダムから定期船、尾瀬口船着場から会津乗合自動車の予約バスを乗り継げば、尾瀬への登山口となる沼山峠へのアクセスが可能です。
- 浦佐駅 - 奥只見ダム間は定期路線バスだが、ダム以遠の定期船および予約バスは利用日7日前まで(10名以上の団体は10日前まで)に魚沼市観光協会への事前申し込みが必要です。
- 浦佐駅西口(MK27)
- MK 小出駅前経由 羽根川 行
- MK 六日町駅前 行
市民バス
上記の路線バスに加え、駅周辺では南魚沼市のコミュニティバス「市民バス」が発着します。最寄りバス停のうち「浦佐交番前」「新潟県信用組合」バス停は東口を出て徒歩5分ほどです。
- ■ 浦佐・五箇コース - 「浦佐駅西口」「浦佐交番前」「新潟県信用組合」
- ■ 三用コース - 「浦佐駅西口」「新潟県信用組合」
- ■ 薮神コース - 「新潟県信用組合」
- ■ 後山・辻又コース - 「浦佐駅西口」
スクールバス
浦佐駅が最寄となる以下の教育施設では、東口のバスターミナル内にそれぞれバス乗り場を設置しています。
- 新潟県立国際情報高等学校 (魚沼中央トランスポート)
- 国際大学(循環バス)
- 北里大学保健衛生専門学院
当駅の歴史
1923年(大正12年) 9月1日:上越北線・越後堀之内 - 浦佐間開業の際に当駅が開業しています。
11月18日:上越北線・浦佐 - 塩沢間が延伸開業しています。
1978年(昭和53年)4月:東口駅前広場が完成しました。
1981年(昭和56年)11月1日:上越新幹線開業に伴い、新駅舎が竣工し運用を開始しています。
1982年(昭和57年)11月15日:上越新幹線、大宮 - 新潟間が開業しました。
1983年(昭和58年)3月:西口駅前広場が完成。駅レンタカー営業開始。※2018年現在は営業終了しています。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本に継承されています。
2008年(平成20年)3月15日:「モバイルSuica特急券」のサービスを開始しました。
2016年(平成28年):外壁改修工事が開始されました。
2017年(平成29年):老朽化による外壁崩落事故が発生、幸いに負傷者なしでした。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
在来線 |
1 |
■上越線 |
下り |
長岡方面 |
2・3 |
(臨時ホーム) |
4 |
上り |
越後湯沢・水上方面 |
新幹線 |
11 |
上越新幹線 |
下り |
新潟方面 |
12 |
上り |
越後湯沢・高崎・東京方面 |
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