水上(みなかみ) |
上牧→水上→湯檜曽 |
所在地 |
群馬県利根郡みなかみ町鹿野沢96 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 |
上越線 |
キロ程 |
59.1km(高崎駅起点) |
駅構造 |
地上駅 |
ホーム |
2面3線 |
乗車人員 |
364人/日(2018年) |
開業年月日 |
1928年(昭和3年)10月30日 |
駅種別 |
直営駅(管理駅) 指定席券売機 自動券売機 |
|
|
水上駅 |
|
|
|
|
ホームがカーブしています |
地下ホームへの階段 |
|
|
自動改札 |
115系電車とE129系電車 |
|
|
SLぐんまみなかみ |
1番線にE129系が停車しています |
|
|
指定席券売機と自動券売機 |
水上駅は、群馬県利根郡みなかみ町鹿野沢にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)上越線の駅です。
上越線内の主要駅で、水上温泉郷を擁する旧水上町の観光拠点です。かつては上越国境越え用の機関車(ED16、EF12、EF16等)が配属された水上機関区が置かれ、上越線の優等列車のほとんどが停車していました。客車列車は補機の増解結が行われていました。
当駅を経由しない上越新幹線の開業後は上野駅からの特急「水上」が当駅を終着駅とするのみとなっています。これも現在は臨時列車となっています。
かつては、高崎方面と長岡方面を通しで運転する普通列車も存在したのですが、現在では普通列車は当駅を境に運転系統が分断されており、いずれの方面からも当駅で折り返しとなります。
越後湯沢・長岡方面下りの定期旅客列車は平日が1日6本のみ(最大で4時間近くも開く時間帯がある)となっていて、ローカル線でもここまで本数が少ないのは珍しいですね。
また、初列車が8時台、最終列車が20時台となっています。
冬季には、スキー客の利便性向上のため、増発されます。
新潟県方面へは旅客列車よりも貨物列車の方が列車の本数が多くなっています。また、冬季は積雪など気象状況により当駅と越後中里駅間の普通列車が大幅に遅延または運転見合わせになることも少なくありません。
駅の管轄は高崎支社だが、日本国有鉄道(国鉄)時代は新潟鉄道管理局(現 新潟支社)の管内(境界駅)でした。
現在は土合駅まで高崎支社が管轄しているが、運転指令所の面では当駅を担当境界としており、上越線・高崎支社管内としても東京近郊区間の北端の駅にあたります。
|
211系電車が停車しています |
当駅は単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅です。両ホームは1本の跨線橋で連絡しています。このほか駅南側に留置線があり、一時待機や夜間滞泊に使われています。
コンクリート2階建ての大きな駅舎を持っています。2001年(平成13年)に入口部分を増築しています。
直営駅であり、管理駅として後閑駅 - 土合駅間の各駅を管理している。Suica対応自動改札機が2通路設置されているが、Suicaは当駅を境に高崎方面のみ利用可で、長岡方面はSuicaサービスエリア外となっています。
駅舎内には待合室(夜間閉鎖)があり、指定席券売機・自動券売機があります。
かつてはみどりの窓口も設置されていましたが、2006年に「もしもし券売機Kaeruくん」へ置き換えられる形で廃止され、「もしもし券売機Kaeruくん」も2012年に現在の指定席券売機に置き換えられる形で営業を終了しています。
かつては1番線と2番線の間に機回し線が有ったが、補機の必要も無くなり撤去されています。
2007年3月、駅構内に遠赤外線を利用した融雪装置「ルミネーター」を設置しています。深夜帯に下り1番線で留置する車両のパンタグラフ不上昇を架線から約90cm上に吊り下げた装置により防止するもので、遠赤外線により空気を温めなくとも対象物のみ温める効果があります。車両が留置される23時から5時30分までの間に降雪感知器、凍結温度センサーのいずれかが一定以上の数値を感知した場合に作動します。
なお、設置前は人力でパンタグラフの除雪作業を行っていました。
駅全体がカーブしており、1番線には黄色い回転灯が設置されており、足元の注意を呼びかけています。
当駅の発車メロディは『ふる里「みなかみ」』(なつこ)が使用されています。
バス路線
上越新幹線 上毛高原駅へ連絡する路線のほか、谷川岳ロープウェイや町内の一部スキー場、湯檜曽駅・土合駅への路線などが運行されています。このほか、水上温泉シャトルバスが主に多客期に運行している。
乗場 |
系統 |
主要経由地 |
行先 |
運行会社 |
備考 |
2 |
|
|
水上車庫 |
関越交通 |
|
3 |
|
大穴、ゆびそ駅前、ゆびそ温泉 |
谷川岳ロープウェイ駅 |
|
4 |
|
粟沢 |
1日1本 |
|
大穴、粟沢、宝川入口 |
宝川温泉 |
|
|
湯の小屋 |
|
5 |
|
水上温泉、上牧駅前 |
上毛高原駅 |
|
|
水上温泉シャトルバス |
谷川温泉、水紀行館、ふれあい交流館 |
水上駅 |
期間限定運行 |
|
高速バス「みなかみ温泉号」 |
川越駅 |
バスタ新宿(新宿駅) |
|
宝台樹スキー場シャトルバス |
|
水上宝台樹スキー場 |
武尊山観光開発 |
利用状況
JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は364人です。群馬県内の上越線の有人駅では最も少ない。近年の推移は以下のとおりである
2000年に比べると半分以下に減少していて、困ったものです。水上温泉への客が減少しているのか、それとも上越線を利用しなくなっているのか、あるいは両方かも。
1日平均乗車人員推移
年度 |
乗車人員 |
年度 |
乗車人員 |
2000年(平成12年) |
772 |
2010年(平成22年) |
514 |
2001年(平成13年) |
748 |
2011年(平成23年) |
450 |
2002年(平成14年) |
740 |
2012年(平成24年) |
465 |
2003年(平成15年) |
706 |
2013年(平成25年) |
439 |
2004年(平成16年) |
651 |
2014年(平成26年) |
419 |
2005年(平成17年) |
621 |
2015年(平成27年) |
405 |
2006年(平成18年) |
589 |
2016年(平成28年) |
392 |
2007年(平成19年) |
612 |
2017年(平成29年) |
385 |
2008年(平成20年) |
609 |
2018年(平成30年) |
364 |
2009年(平成21年) |
546 |
|
|
駅の歴史
- 1928年(昭和3年)10月30日:国有鉄道上越南線・後閑駅 - 当駅間開業に伴い開設されています。
- 1931年(昭和6年) 8月15日:水上機関庫が開設されました。
- 9月1日:清水トンネル完成により、上越線・当駅 - 越後湯沢駅間が開通し全通、同時に当駅 - 石打駅間が電化されています。
- 1936年(昭和11年)9月1日:水上機関庫が水上機関区に改称されています。
- 1981年(昭和56年)10月31日:水上機関区が廃止され、長岡第二機関区に統合されました。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅になっています。
- 2002年(平成14年):構内での駅弁販売を終了しました。 最末期は小島商店と菊富士ホテル(弁当部)の2業者が釜飯などを販売していました。
- 2006年(平成18年)3月22日:自動改札機の供用を開始します。
- 2009年(平成21年)3月14日:IC乗車券「Suica」の渋川駅 - 当駅間での供用開始に伴い、当駅でも供用を開始します。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
1 |
■上越線 |
上り |
渋川・高崎方面 |
2 |
下り |
越後湯沢・長岡方面 |
3 |
(臨時ホーム) |
|