実例9.PC−9821V200M7にK6−2を搭載する。
PC−9821V200M7
PC−9821V200M7
このマシンは、PC−9821ではありますが430VXマシンですので、いわゆる魔法回路が必要ありません。つまりゲタとしてPL−Pro/MMX Plus!を使うことが可能です。
後は、実例8のVS16Cと同様にK6−2を400MHzまでで動作することができます。
ただし、それでは不十分というのであれば、メルコのHK6−MS400−N2(K6−V 400MHz)を使うことも考えられます。
K6−Vは、現在入手困難ですが、メルコのCPUアクセラレータならば入手は容易なので、K6−Vのパフォーマンスが必要な向きは今のうちに購入するべきです。
後は、メモリ増設とハードディスクの増設を実施したいところです。
このマザーボードは、SIMMとDIMMの両方のスロットを持っていますが、できればDIMMだけで構成したいところです。
標準ではDIMMを1つ使っているので、余裕があれば残り1本には、DIMM64MBを搭載します。
適応メモリとしてはアイ・オーデータのNE−SD4100、メルコのESDなどがありますが、メルコのメモリは入手が困難です。
さらにハードディスクの問題ですが、アイ・オーデータ機器のUIDE−66が登場しましたので、これを使うのが最もいいでしょう。ただし、PCIスロットに余裕がなければメルコのDBI−N20GTなどを使うのもいいでしょう。
ただしAdvancedBIOSを使用するのでいろいろと制約があります。(ソフトウェアリセットが不可能になる。)
もう一つ考えられる手は、一度UIDE−66かUIDE−98Mを搭載してフォーマットしてからUIDEインタフェースを外して、使う方法です。これだと本体は正常にハードディスクを認識しますが、PIO転送には違いないのでパフォーマンス的にはあまり多くは期待できません。
最後にビデオですが、アイ・オーデータ機器のGA−SV432/PCIかメルコのWGP−SF32PNといったSavage4Pro+を搭載したPCIビデオカードが搭載可能です。3D能力は今ひとつとも言えますが、あまり重くないゲームならば充分です。

項目名 パワーアップ前(標準) パワーアップ後

CPU+クロック

MMXPentium 200MHz

K6−2 400MHz

メモリ容量 SDRAM 32MB SDRAM 32+64MB

ビデオカード

標準 Mystique 4MB

GA−SV432/PCI 32MB

IDE+ハードディスク

PIO転送+3GB

UIDE−66+20GB

 
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