実例5.HP VECTRA XA5/200DT に対するパワーアップ
HP VECTRA XA5/200DTヒューレットパッカードのデスクトップ型パソコンで、CPUは、MMX Pentium200MHzを搭載しています。
このマシンは、私が勤務する専門学校で使っているものです。
このマシンは、現在のところワープロ、表計算に使うのでCPUパワーはとりあえずこれでいいのですが、メモリは標準で16MBしかなく、ハードディスクも2.5GBです。
そこで大容量ハードディスクとメモリを増設したいということですが、まずメモリは、SIMMでEDO DRAMを搭載しています。
アイ・オー・データ機器、メルコのメモリ対応リストには適応するメモリがなかったのですが、DOS/V用のSIMM−EDO DRAM 64MBでもNEC PC−98マシンに搭載されていた純正メモリでも正常に認識しました。
このマシンは、標準で2.5GBハードディスクを搭載していますが、今となっては少々容量不足です。
そこでハードディスクの増設を検討し、とりあえずアイ・オー・データ機器が配布している判定プログラムを使って調べたところ、8.4GB以上の大容量ハードディスクには対応していないことが判明しました。
BIOSで見てみるとIDEは、PIOモード4で稼働しています。でもそれにしてはハードディスクが速いのはどうしてかな。
実は、HDBENCHで計測してみるとNEC VE23などよりもハードディスクが速いのです。もちろんVE23は、UltraDMAに対応しています。
とにかくこのままでは大容量のハードディスクが接続できないのでUltraDMAに対応し、さらに大容量ハードディスクの搭載が可能になるPROMISEのUltra66を搭載してIBMの7200rpm、20GBハードディスクを搭載してみました。
しかしハードディスクが認識されずに失敗に終わりました。
仕方なく、WDC24300 4.3GBをスレイブに接続したところ、問題なく認識しました。
ただし実際には容量の大きい方のハードディスクをマスタにしたいので環境の移し替えをしないといけません。
そこでWDC24300をFDISKで基本領域を確保し、次にシステム転送付でフォーマットしたら、Windows98を起動して、CドライブのファイルをDドライブにコピーします。
ただしスワップファイルだけはコピーしないでください。
コピーが終了したら、ハードディスクのマスタとスレイブを入れ替えて再起動します。
すると同一の環境でハードディスクの空き容量に余裕がでました。 
現在も、何の問題もなく稼働しています。
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