実例 20.IBM Aptiva 2168−S50を改造する。
Aptiva 2168−S70
Aptiva 2168−S50
IBMのミニタワーマシンAptiva 2168−S50を改造してみました。
このマシンは、かなりいわくつきのマシンで有名です。
ケースも外しにくいし、パワーアップにはあのMwaveが完全な癌となっていて、取り外さないとどうにもならないとか・・・。
極めつけは、CPUを交換すると出るという127エラー・・・。
どう考えてもパワーアップには向いていないと言わざるを得ないマシンですが、こういうマシンを改造することに意義があるとがんばってみましょう。
さてパワーアップといってもIDEハードディスクは8.4GBまでしか認識しないし、ビデオの性能が低いのでPCIカードを装着したいところですが、もともとPCIスロットは2つしかないし、Mwaveは取り外して別のモデムボードを装着するしかないし・・・。
そこで、まずはメルコのCPUアクセラレータ HP5−MX−300Lを搭載し、メモリを増設し、Mwaveを取り外し、別のモデムカードを搭載することとしました。
ところがこのケースは取り外すのがたいへん難しくて、往生します。
ケース上部のハンドルの付け根にある、2本のマイナスねじを外せば、カバーを前方に引っぱれますが、どうもケースの作りがぞんざいなのか、手こずります。
どうもIBMのマシンは好きになれないな・・・。 

   変更前    変更後
CPU intel Pentium133MHz メルコ HP5−MX300−L
 (intel MMX Pentium300MHz)
メモリ SIMM 16MB SIMM 16MB+32MB
モデム・サウンド Mwave PCI FAX MODEM

さて、このメルコのHP5−MX300−Lは、メルコのサイトで確認するとAptiva 2168−S50には対応していない事が判明しました。と言っても理論的には搭載可能なはずですが、実はAptivaのCPUを交換すると起動時に127エラーが発生することが判明しています。これは回避できないエラーなのですが、単にエラーが出るだけでなくてメモリのアクセス速度にも悪影響が出るというタチの悪いものです。
実際にCPUアクセラレータを交換してみますと、やはり予想通り127エラーが出ますのでESCで抜ければ後はWindows98が起動します。
127エラーがかなりうっとおしいのですが、気にしないで行きましょう。 

メニューに戻る