実例13.Endeavor MT−3000をパワーアップする。
Endeavor MT−3000
このマシンは、CPUにCeleron366MHz、オンボードビデオチップに3DRageProを搭載した低価格パソコンで、高いコストパフォーマンスを誇ります。
チップセットは、440EXであるので、FSBは66MHzにしかできません。
従って、PentiumU400以上にはできませんし、Celeronも533MHzにまでしかパワーアップができないことになります。さらにプラットフォームがSlot1なのでゲタも必要となります。
ビジネス用途には十分な性能を持っていますが、CPU、ビデオともパワーアップの余地はあります。
ただしこのマシンは、AGPスロットは持っていないのでPCIビデオカードしか増設できません。
しかし3DRageProは、3D能力には劣るので3Dゲームをしたい向きにはどうしてもビデオカードが欲しくなります。
そこで、ここではVoodoo3 2000PCIを搭載してみます。
しかしこのマザーボードには、ハードウェア的に3DRageProを切り離すジャンパーがないので、PCIビデオカードを搭載した後で、3DRageProのドライバーを外さないといけません。この操作は、ビデオカードQ&Aに載っていますのでそちらを参考にしてください。。
パワーアップ前とパワーアップ後の3DMArk99MAXの結果を表にします。

3DRagePro Voodoo3 2000PCI
3DMARKS 1124 2899
GAME1−Race 11.4 28.9
8MBTexture 30.4 156.3

これを見ると一目瞭然、Voodoo3 2000PCIの威力をまざまざと見せつけてくれます。
このビデオカードは、ビデオメモリが16MB,Direct3Dは16ビットカラーまでという制約があるのが問題なのですが、Glideを搭載していることもあり、ゲーム派には人気のあるビデオカードです。 

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