実例11.富士通 FMV−DESKPOWER SX205をパワーアップする。
FMV−DESKPOWER SX205
このマシンは、MMXPentium200MHzを搭載していますが、なんとマザーボードには互換CPU用のジャンパー設定があり、K6−2をそのまま搭載できます。
ただし、電圧設定が本来は2.2Vでなくてはいけないのですが、2.1Vという設定にしかできません。
実は、これでも動作するのですが、すべてのロット(K6−2の)でそうだとは言い切れないので、試してみてだめならゲタを使ってください。
電圧を2.1V、逓倍率を2倍にしてK6−2を搭載してCPUクーラーを載せてから電源を投入してください。
実はこのBIOSはK6−2を認識するのですが、高クロックには対応していないので、BIOS画面で「CPU Clock Error」とエラーがでます。
しかしここであきらめずに再起動すると、次からはエラーが出なくなり正常に起動します。
もちろんK6−2と認識はしていますが、クロックを正常に認識していないかもしれません。
キャッシュコントロールは必要ないのですが、心配な向きはWriteAllocateMonitorUをインストールしてください。
これで問題なく動作するはずですが、CPUへの電圧供給に難があるので、まれに動作が不安定になる可能性もあります。

メニューに戻る