北陸鉄道石川線 鶴来駅
鶴来(つるぎ)
日御子鶴来
所在地 石川県白山市鶴来本町
所属事業者 北陸鉄道
所属路線 石川線 能美線(廃止)
キロ程 13.8km(野町起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員 731人/日(2020年)
開業年月日 1915年(大正4年)6月22日
駅種別 有人駅(日中のみ)
鶴来駅
鶴来駅
2番ホーム 1番ホーム
2番ホーム 1番ホーム
改札口 留置されている7000系電車
改札口 留置されている7000系電車
鶴来駅(つるぎえき)は、石川県白山市鶴来本町4丁目にある、北陸鉄道石川線の駅で同線の終着駅である。駅番号はI17。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、有人駅である。木造駅舎を有する。
駅舎側が1番線、向い側が2番線で、その反対側は能美線廃止以前は3番線とされ、新寺井方面に向かう列車が使用していた(現在は留置用として使用されている)。
当駅と加賀一の宮駅の間が廃止された後も1番線に到着した列車は旧加賀一の宮方へ引き込み、入れ換えを行って2番線から野町行として発車することが多いが、1番線からそのまま折り返すことも可能であるため必ず2番線が野町行と決まっていない。線路は当駅構内から加賀一の宮方面へ延び、石川県道45号金沢鶴来線と交差する踏切跡の手前で車止になっている。
駅舎は開業時から使用されており、駅舎内にはかつて北陸鉄道で使用された鉄道の備品が展示されている。
のりば
番線 路線 方向 行先 備考
1 石川線 上り 野町方面
2 乗車専用ホーム

歴史

  • 1915年(大正4年)6月22日:石川鉄道の新野々市駅(現在の新西金沢駅) - 当駅間の開業にあわせて開設される。
  • 1927年(昭和2年)12月28日:金名鉄道の鶴来町駅(開業時、鶴来駅に隣接)-神社前駅(後の加賀一の宮駅)間が開業。
  • 1929年(昭和4年)3月11日:金名鉄道が金沢電気軌道に買収、金名鉄道の鶴来町駅を鶴来駅に統合。
  • 1932年(昭和7年)1月16日:能美電気鉄道の天狗山駅 - 当駅間が開業]。
  • 1939年(昭和14年)8月1日:能美電気鉄道が金沢電気軌道に事業譲渡。
  • 1943年(昭和18年)10月13日:北陸鉄道(現法人)設立に伴い、同社の石川線・能美線の駅となる。
  • 1949年(昭和24年)6月21日:能美線が石川線に直結される。
  • 1967年(昭和42年)7月25日:石川線新西金沢駅にあった車両工場・検車区を移設し開設。
  • 1980年(昭和55年)
    • 3月20日:駅舎の改築工事が完成。
    • 9月14日:能美線が廃止。
  • 2007年(平成19年)
    • 4月1日:白山市コミュニティバス『めぐーる』公立つるぎ病院ルートが接続開始。
    • 12月31日:鉄道廃止路線を代替してきた能美線路線バスが廃止。
  • 2008年(平成20年)10月23日:当駅 - 加賀一の宮駅間(2.1キロメートル)の廃止届(廃止予定日2009年11月1日)を国土交通省北陸信越運輸局に提出。
  • 2009年(平成21年)11月1日:当駅 - 加賀一の宮駅間が廃止され、終着駅となる。

鶴来(つるぎ
石川線(廃止) 鶴来 中鶴来
能美線(廃止) 本鶴来
所属事業者 北陸鉄道
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
開業年月日  1927年(昭和2年)12月28日 
廃止年月日  2009年(平成21年)11月1日 
所属路線 石川線(廃止)
キロ程 13.8km(野町起点)
所属路線 能美線(廃止) 
キロ程 0.0 km(鶴来起点) 
当駅は、1915年(大正4年)6月22日に石川鉄道の新野々市駅(現在の新西金沢駅) - 当駅間の開業にあわせて開業されています。さらに1927年(昭和2年)12月28日には金名鉄道の鶴来町駅(開業時、鶴来駅に隣接) - 神社前駅(後の加賀一の宮駅)間が開業しています。これにより神社前-白山下間の金名線と接続しています。1929年(昭和4年)3月11日には金名鉄道が金沢電気軌道に買収、金名鉄道の鶴来町駅を鶴来駅に統合しています。1932年(昭和7年)1月16日には能美電気鉄道の天狗山駅 - 当駅間が開業しています。1943年(昭和18年)10月13日には北陸鉄道(現法人)設立に伴い、同社の石川線・能美線の駅となります。
1949年(昭和24年)6月21日には能美線が石川線に直結されています。これにより石川線、金名線、能美線が接続され、石川総線が相互に乗り入れされるようになり、全盛期を迎えたわけです。しかし、1980年(昭和55年)9月14日には能美線が廃止となり、1984年(昭和59年)12月12日には金名線が全線休止となり、1987年(昭和62年)4月29日には金名線(加賀一の宮-白山下)が全線廃止となってしまいます。そして2009年(平成21年)11月1日には当駅 - 加賀一の宮駅間が廃止されて、当駅が石川線の終着駅となっています。