片山津駅は、石川県加賀市片山津町に存在した北陸鉄道片山津線の駅です。
片山津温泉の最寄駅で、加賀温泉郷の主要4温泉の中では馬車鉄道の開業が最も遅く、電車への転換も最後となっています。なお馬車鉄道の時代から温泉電軌によって運営が行われていました。
1914年（大正3年）4月29日、温泉電軌により馬車鉄道の駅として開業しています。
1922年（大正11年）11月23日には電車に転換しています。
1943年（昭和18年）10月13日には合併により北陸鉄道の駅となっています。
1965年（昭和40年）9月24日 、同線の廃線に伴い廃駅となっています。
電化開業当初は島式ホーム1面2線であったが、後年に本線の駅舎に面した位置にもホームが造られてここで客扱いを行うようになっていました。また当初から存在したホームの上屋は側線の線路を覆うほどの大きなものでした。
廃止後、駅跡には1966年（昭和41年）2月19日に片山津バスターミナルが設置されています。
ここで鉄道駅時代と同様に国鉄との連絡乗車券も取り扱っていましたが、次第に業務内容が縮小されて、末期には無人化されていました。
代替バス路線も年を追うごとに減便されて2008年（平成20年）5月1日に廃止されてしまい、ターミナルも撤去されて駐車場に転用されていましたが、2010年（平成22年）11月14日から加賀温泉駅とを結ぶ路線バスの運行が再開されています。
写真でも分かるように、駐車場の入り口付近にバス停が設置されていて、客も待っています。
しかしターミナルらしきものはないですね。 |
