虎姫駅(とらひめえき)は、滋賀県長浜市大寺町細田にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線の駅である。駅番号はJR-A08。当駅の北東に位置する虎御前山の別名、「虎姫山」の伝説(※「虎姫という蛇の化身の娘がいた」という伝説)が由来となっている。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。互いのホームは跨線橋で結ばれている。駅舎は2006年にログハウス風の建物に改修され、バリアフリーに対応するため入口にスロープが設置されているものの、跨線橋にはエレベーターは設置されていない。
現在は長浜市の指定管理者「まちづくり虎姫」の運営による簡易委託駅(米原駅管理)となっているが、実際はJR西日本交通サービス社員が駅業務を行っている。また、料金専用補充券による指定席発売も行っている。上りホームは4両分、下りホームは6両分かさ上げされている。なお、当駅と長浜駅の間にデッドセクションが設置されていたが、直流電化の際に廃止されている。
みどりの窓口はないが、ICOCAチャージ機能付きの自動券売機とICカード専用簡易改札機が設置されている。
のりば
のりば |
路線 |
方向 |
行先 |
1 |
A 北陸本線 |
上り |
長浜・米原方面 |
2 |
下り |
近江塩津・敦賀方面 |
- JR京都・神戸線運行管理システムの導入区間内に位置しているが、旅客案内情報処理装置(PIC)は設置されていない。
- また、同システムによる案内放送も導入されておらず、従来の接近警報機が引き続き使用されている。
歴史
- 1902年(明治35年)6月1日:官設鉄道北陸線の長浜駅 - 高月駅間に新設開業。一般駅。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。北陸本線の所属駅となる。
- 1971年(昭和46年)3月25日:貨物の取り扱いを廃止(旅客駅となる)。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取り扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1995年[6](平成7年)8月19日:SL北びわこ号の運行を開始、当駅が停車駅となる(2021年に運行終了)。
- 2003年(平成15年)10月26日:北陸本線・湖西線の直流電化工事が開始される。
- 2006年(平成18年)10月21日:北陸本線長浜駅 - 敦賀駅間直流電化により、新快速の乗り入れを開始する。ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。ホームのかさ上げ工事が完成。
- 2018年(平成30年)3月17日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始。
|