天王寺駅前(てんのうじえきまえ) |
天王寺駅前→阿倍野 |
所在地 |
大阪市阿倍野区阿倍野筋一丁目 |
所属事業者 |
阪堺電気軌道 |
駅番号 |
HN01 |
所属路線 |
上町線 |
キロ程 |
0.0km(天王寺駅前起点) |
駅構造 |
地上駅 |
ホーム |
2面1線 |
乗降人員 |
12,185人/日(2019年) |
開業年月日 |
1900年(明治33年)9月20日 |
乗換 |
JR西日本・Osaka Metro(天王寺駅) |
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天王寺駅前駅 |
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改札口 |
2面1線ホーム |
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天王寺駅前駅は、大阪市阿倍野区阿倍野筋一丁目にある、阪堺電気軌道上町線の駅です。
駅番号はHN01。同線の起点である。
相対式2面1線のホームを有する。東側のホームを乗車用、西側のホームを降車用として使っている。
ホーム有効長は2両分であるが、普段は車止めから1両分を空けて停車し、そこで客扱いを行っている。
初詣輸送時や貸切など臨時列車を運転する場合は臨時列車を車止めぎりぎりの位置に停め、その手前に定期便の列車が入って客扱いを行う。
また、ラッシュ時などで渋滞などのためにダイヤが乱れ、先行列車と後続列車の間隔が詰まっている場合にも、稀に先行列車を車止めぎりぎりの位置に停めて、すぐ後に後続列車を入れて、それぞれ客扱いを行う場合がある。
このとき折り返し列車は後続列車の車両が先発となり、車両の運行順序が入れ替わることとなる。
南海平野線が廃止になるまでは前部が我孫子道もしくは住吉公園行きの列車が、後部からは平野行きの列車が発着していた。
窓口と改札口が設けられており、窓口では定期乗車券の購入や一日乗車券等の購入が可能で、改札口では午前7時から午後9時までは集札業務も実施している。
ホームへ行くには歩道橋と地下からの2つのルートがある。
以前、阿倍野歩道橋架替工事に伴い歩道橋からホームへ行くことが出来なくなり、2013年春の新歩道橋の完成時点では阪堺線のりばへの階段は設けられなかった。
現在は上町線が通るあべの筋(大阪府道30号大阪和泉泉南線)の西側への拡幅に伴い、駅が西側(拡幅後の道路の中心線付近)に移設され、歩道橋からの階段も新設された。なお、旧地下通路は改装の上で新駅への通路に転用された。
先述の通り、当駅および阿倍野停留所が線路移設のため2015年(平成27年)夏から駅舎の移設工事を行っている。
2016年(平成28年)12月3日に移設された新軌道に切り替わり、同時に当駅も新駅舎に移設し、エレベーターの使用を開始した。
なお新しい軌道敷には関西地区の路面電車としては初となる芝生による緑化が施されている。 なお、当駅が開業する前にも「天王寺駅前駅」が存在した。当駅の0.1 km(営業キロで)北側で、あべの橋橋梁の上にあった。
- 1900年(明治33年)9月20日 - 大阪馬車鉄道、天王寺 - 東天下茶屋間の開業と同時に、公園東門駅(現在の天王寺駅前交差点付近にあった駅)として開業。
- 1907年(明治40年)3月29日 - 大阪馬車鉄道が大阪電車鉄道と改称し、大阪電車鉄道の駅となる。 10月29日 - 大阪電車鉄道が浪速電車軌道と改称し、浪速電車軌道の駅となる。
- 1908年(明治41年)2月1日 - 電化工事のため、一旦、廃止となる。
- 1909年(明治42年)12月24日 - 浪速電車軌道が南海鉄道に合併され、南海鉄道上町線の駅となる。これにより、南海鉄道が運営の天王寺支線の天王寺駅とは同一会社の運営となったため、徒歩連絡を開始した。
- 1910年(明治43年)10月1日 - 天王寺 - 住吉神社前間で電車による営業運転を開始したのと同時に旅客営業を再開。
- 1921年(大正10年)12月24日 - 大阪市の施策である「市営モンロー主義」に基づき、南海鉄道上町線の天王寺 - 公園東門間の路線が大阪市電気鉄道部に買収され、南海鉄道上町線の終着となる。
- 1921年(大正10年) - 1952年(昭和27年)の間 - 駅名を天王寺駅前に改称。駅が現在地に移設される。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 関西急行鉄道と南海鉄道が合併、近畿日本鉄道の駅となる。同日従来の天王寺駅との他、新たに南大阪線の大阪阿部野橋駅とも徒歩連絡を開始する。
- 1947年(昭和22年)6月1日 - 路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。これにより同日南大阪線の大阪阿部野橋駅との徒歩連絡を解消。
- 1969年(昭和44年) - 大阪市営地下鉄1号線との地下連絡通路設置。
- 1980年(昭和55年)12月1日 - 路線譲渡により阪堺電気軌道の駅となる。これにより同日天王寺支線の天王寺駅との徒歩連絡を解消。
- 2016年(平成28年)12月3日 - 新駅舎に移設。
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