阪堺電気軌道上町線 松虫停留場
松虫(まつむし)
阿倍野松虫東天下茶屋
所在地 大阪市阿倍野区松虫通1丁目・阿倍野元町1番
所属事業者 阪堺電気軌道
駅番号 HN03
所属路線 上町線
キロ程 1.2km(天王寺駅前起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1910年(明治43年)10月1日
松虫駅
松虫駅
モ501形電車同士が停車
モ351形電車
モ501形電車同士が停車 モ351形電車
松虫駅は、大阪市阿倍野区松虫通1丁目・阿倍野元町1番にある、阪堺電気軌道上町線の駅です。
駅番号はHN03。
相対式の2面2線で、上下線とも天王寺駅前駅よりに踏切がありホームは対向している。
なお、どちらのホームにも上屋が設置してある。
また天王寺駅前方面のホームは2両が停車できる長さになっている(実際に使用されることはないと思われる)
かつては、住吉駅寄りに手動式の非常用上下渡り線があった。
ここより北側の併用軌道区間で線路障害、および列車運行が不能となるような事件・事故・災害等が発生した際には、これを使用して、浜寺駅前(我孫子道)方面 - 当駅間の臨時系統による折り返し運転が行われた。
2005年(平成17年)5月に発生した阿倍野駅付近での水道管の破裂事故により列車の運行ができなくなった際、方向幕および電光行先表示は「天王寺駅前」のままで、運転席の窓側にA4サイズ位の大きさの紙に「松虫」と手書きで書かれた紙を貼り付け運行した。
その際、当駅 - 天王寺駅前間を走る「あべの筋」の阿倍野交差点 - 近鉄前交差点間が通行止めとなった事から、同区間を併走する大阪市営バスは阿さひ保育園経由で迂回して運行されていた。しかし、市バスによる振替輸送はなかった。
2020年(令和2年)現在、渡り線は撤去されている。

  • 1910年(明治43年)10月1日 南海上町線の開業と同時に当駅設置。
  • 1944年(昭和19年)6月1日 会社合併のため近畿日本鉄道の駅となる。
  • 1947年(昭和22年)6月1日 会社分離のため南海電気鉄道の駅となる。
  • 1980年(昭和55年)12月1日 南海電気鉄道からの分社により、阪堺電気軌道の駅となる。