えちぜん鉄道三国芦原線 三国港駅
三国港(みくにみなと)
三国三国港
所在地 福井県坂井市三国町宿1丁目16-1
駅番号  E44
所属事業者 えちぜん鉄道
所属路線 三国芦原線
キロ程 25.2km(福井口駅起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員  156人/日(2018年)
開業年月日 1914年(大正3年)7月1日
駅種別 無人駅
三国港駅
三国港駅
待合室 三国港駅に停車する5001形電車
待合室 三国港駅に停車する5001形電車
アテンダントさんが電車に乗り込みます 国鉄時代からのレンガ橋
アテンダントさんが電車に乗り込みます 国鉄時代からのレンガ橋
5001形電車はこれ1両きりです 駅名は「みくにみなと」です
5001形電車はこれ1両きりです 駅名は「みくにみなと」です
三国港駅(みくにみなとえき)は、福井県坂井市三国町宿一丁目にある、えちぜん鉄道三国芦原線の駅で同線の終着駅です。駅番号はE44。
もともと三国港(みくにこう)の貨物取り扱いの駅として設置され、福井県漁連や海水浴場など、海岸に関連する施設に近い。
三国港一帯はみなとオアシスの登録をしていて、当駅はみなとオアシス三国湊の構成施設のひとつでもある。

駅構造

駅舎・ホームは線路の北(市街地)側に設置されている。
単式ホーム1面1線を有する地上駅で、かつて土日祝日(年末年始を除く)の9:00 - 16:10の間に限り駅員が配置されていたが、終日無人駅となっている。
三国花火大会の日は終日有人駅となる。
木造平屋建ての駅舎であるが2010年3月に改修された。
この改修は、旧駅舎の建材を利用して、同じ構造に仕上げたものである。
改修前の駅舎は国有鉄道三国線時代の駅舎を利用したため、えちぜん鉄道による改装を受けているものの窓口などに当時の面影を残すものとなっていて待合室として使用されていた。
また、国鉄時代の面影はホームの有効長にも見られ、えちぜん鉄道のほかの駅と比較しても長くなっている。
路線 方向 行先
三国芦原線  上り ふくい方面(あわら湯のまち・福井方面)
  • 線路はホームを越えて続いていて、留置線として使われている。本線部分との境界には入換信号機が建植されている。
  • この留置線で夜間滞泊が設定されており、停止位置目標が設置されている。
  • 別に側線が設置されているが、花火大会の臨時列車用として使われている。

歴史

  • 1913年(大正2年)1月1日:鉄道院三国線三国駅の構内扱いとして、三国駅より三国線を海岸へ延伸の上で三国港荷扱所が開設される。
  • 1914年(大正3年)7月1日:三国駅から分離、三国港荷扱所を(貨)三国港駅に変更。貨物駅で、旅客営業は臨時で行われていた。
  • 1927年(昭和2年)12月15日:三国 - 三国港間の通年旅客営業開始、一般駅となる。
  • 1944年(昭和19年)
    • 1月11日:京福電気鉄道三国芦原線 電車三国 - 東尋坊口間が休止。
    • 10月11日:三国線を国有鉄道線としては休止。三国線の三国 - 三国港間の営業権を京福電気鉄道に貸与。三国 - 三国港間が直流600Vで電化され京福電気鉄道の営業線として開業。京福の三国港駅が開業。電車三国駅より三国神社方の三国芦原線の軌道を三国線に付け替え、三国芦原線の列車が乗り入れ。
  • 1946年(昭和21年)8月15日:国鉄が三国線の金津(現在の芦原温泉駅) - 芦原間営業再開。三国線の列車が京福芦原 - 三国港間へ乗り入れ(一部列車による片乗り入れ)。
  • 1968年(昭和43年)3月21日:休止中の三国芦原線の電車三国 - 東尋坊口間の廃止を許可。
  • 1972年(昭和47年)3月1日:国鉄三国線廃止。三国線廃止に伴い休止中の日本国有鉄道の三国港駅廃止。
  • 1981年(昭和56年):無人駅になる。
  • 2001年(平成13年)6月25日:越前本線での事故のため、当駅も営業休止になる。
  • 2003年(平成15年)8月10日:えちぜん鉄道の駅として営業再開。
  • 2010年(平成22年)3月13日:駅舎改修工事完了。