福井口駅(ふくいぐちえき)は、福井県福井市宝永一丁目にある、えちぜん鉄道の駅である。駅番号はE3。
勝山永平寺線と三国芦原線が乗り入れており、両路線の分岐駅となっている。
三国芦原線は当駅が起点となるが、同線の列車は勝山永平寺線経由で福井駅に発着している。
駅構造
島式ホーム1面2線と切り欠きホーム1本の計3線を有する高架駅。早朝と夜間を除いて駅員が配置される。また、ホーム全体が上屋で覆われている。
のりば |
路線 |
方向 |
行き先 |
1 |
■三国芦原線 |
下り |
あわら湯のまち・三国港方面 |
■勝山永平寺線 |
永平寺口・勝山方面 |
2 |
■三国芦原線 |
上り |
福井方面(一部、1番のりばを使用) |
■勝山永平寺線 |
3 |
臨時ホーム(主に車両基地の入出庫に使用) |
2015年9月26日までは単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線の計5線を有し、駅舎は東側のえちぜん鉄道線と、西側のJR線の高架線・旧地上線跡地に挟まれて設置されていた。各ホーム間は構内踏切で連絡していた。
2015年9月27日から2018年6月23日までは高架工事のため仮線に移行し、島式ホーム1面2線に変更。駅舎は西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線高架線の下に設置された。なお、当駅 - 福井駅間は北陸新幹線の高架橋を暫定利用する形で運行された。
2015年9月26日までののりば
- 1番ホーム - 勝山永平寺線永平寺口・勝山方面および三国芦原線あわら湯のまち・三国港方面
- 2番ホーム - 三国芦原線の福井行き(勝山永平寺線永平寺口・勝山方面の一部列車)
- 3番ホーム - 勝山永平寺線の福井行き(車両基地入出庫にも使用)
- 2・3番ホームは通常は片面のみの使用。
歴史
- 1914年(大正3年)
- 2月11日:京都電燈越前電気鉄道の新福井駅 - 市荒川(現在の越前竹原駅)間開業に伴い、志比口駅(しひぐちえき)として開設。
- 9月1日:駅名を福井口駅に改称。
- 1928年(昭和3年)12月30日:三国芦原電鉄の当駅 - 芦原(現在のあわら湯のまち駅)間が開業。
- 1942年(昭和17年)
- 3月2日:京福電気鉄道(京福)設立に伴い、越前電気鉄道の路線は京福越前線(後の越前本線)となる。
- 8月1日:三国芦原電鉄が京福と合併、三国芦原電鉄の路線は京福三国芦原線となる。
- 2001年(平成13年)6月24日:列車正面衝突事故が発生(京福電気鉄道越前本線列車衝突事故)。これに伴う全線運行休止により休業。
- 2003年(平成15年)
- 2月1日:京福がえちぜん鉄道に駅施設を譲渡。越前本線の路線名を勝山永平寺線に改称し、三国芦原線の名称は継続して使用。
- 7月20日:勝山永平寺線の福井 - 永平寺口間、ならびに三国芦原線の当駅 - 西長田(現在の西長田ゆりの里駅)間の運行再開に伴い、営業再開。
- 2006年(平成18年)4月9日:新福井 - 当駅間が単線化。
- 2015年(平成27年)9月27日:福井 - 当駅間の仮高架化に伴い、JR在来線高架下に移転。3面5線から1面2線に変更。同時に勝山永平寺線の当駅
- 越前開発間が単線化。
- 2018年(平成30年)6月24日:高架化。1面3線に変更。
- 2021年(令和3年)11月:自動券売機が設置される。
|