えちごトキめき鉄道 えちご押上ひすい海岸駅
えちご押上ひすい海岸
(えちごおしあげひすいかいがん)
糸魚川駅えちご押上ひすい海岸梶屋敷
所在地 新潟県糸魚川市押上二丁目107番地
所属事業者 えちごトキめき鉄道
所属路線 日本海ひすいライン
キロ程 22.1km(市振起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員 71人/日(2021年)
開業年月日 2021年(令和3年)3月13日
駅種別 無人駅
えちご押上ひすい海岸駅
えちご押上ひすい海岸駅
ET122形気動車が到着します 2面2線
ET122形気動車が到着します 2面2線
駅名標 ホームは千鳥式2面2線です
駅名標 ホームは千鳥式2面2線です
えちご押上ひすい海岸駅は、新潟県糸魚川市押上二丁目にある、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの駅です。
当地への駅設置は、国鉄時代の1972年(昭和47年)に県立糸魚川高校が現在地に移転した時から誘致の機運はあったのですが、近隣に交直流境界のデッドセクションが設置されており、当該エリアに電車が停車してしまうとデッドセクションを惰性で通過する為の加速力が足りないために駅設置は実現されなかった。
その後、北陸新幹線開業に伴い、えちごトキめき鉄道と新潟県、沿線の3市では路線の駅間が長い市街地区間について複数個所で新駅設置の検討を行っています。そのうち、糸魚川駅 - 梶屋敷駅間にある西海踏切付近の押上駅については、糸魚川高校と県厚生連糸魚川総合病院への通学・通院需要が見込めるため費用対効果がより高いとして、先行して整備する方針が示され、2019年(令和元年)9月に「仮称・押上新駅」として認可されています。なお、えちごトキめき鉄道移管後、本区間を経由する定期旅客列車は一部を除いて気動車を用いているため、前述の制約は解消されています( ´艸`)。
新駅整備にあたっては、幹線鉄道等活性化事業費補助(形成計画事業)を活用し、糸魚川市地域公共交通協議会を主体として、国(鉄道・運輸機構経由)および地方公共団体の補助金を財源として事業が進められています。事業費は約6億円で、そのうち3億1,000万円を糸魚川市が拠出しています。
駅名は、糸魚川市が市内に在住もしくは通勤通学している人を対象に、2020年6月10日から同年7月10日に行った駅名の公募で最多だった「押上」(当駅の住所)と市の観光地である「ひすい海岸」などを盛り込み観光的な要素、地域性を含んだものです。

歴史
  • 2019年(令和元年)9月12日:北陸信越運輸局が仮称・押上新駅の整備を認可。
  • 2020年(令和2年)
    • 5月14日:当駅の工事に着手。
    • 6月10日 - 7月10日:駅名の公募が行われる。
    • 8月9日:駅名を「えちご押上ひすい海岸駅」に決定。
  • 2021年(令和3年)3月13日:開業。

駅構造

長さ約45 m、幅2.5 mの単式ホーム2面2線を有する地上駅。新潟県道221号上町屋釜沢糸魚川線と交差する踏切を挟んで上下別のホームを設けられている。駅舎は糸魚川駅方面の乗り場に設置され、当駅のある押上地区が元々漁師町であったことから船小屋をイメージしたデザインとしている。駅舎内には、内装に糸魚川市の木材を使用した待合室がある。
梶屋敷駅と当駅の間(竹花踏切(国道8号竹ヶ花交差点隣接)- 前川踏切間(国道8号大和川交差点隣接))に交直セクションが設けられており、そこを境に糸魚川寄りが交流区間・直江津寄りが直流区間となっている。ただし、当駅に停車する旅客列車のほとんどは気動車による運行のため、一部を除きセクションの影響を受けない。

のりば
ホーム 路線 方向  行先
糸魚川寄りホーム 日本海ひすいライン  下り 直江津方面
直江津寄りホーム  上り 糸魚川・泊方面