JR東日本・千駄ケ谷駅
千駄ケ谷(せんだがや)
中央・総武線(各停) 信濃町 千駄ケ谷 代々木
所在地 東京都渋谷区千駄ヶ谷一丁目35-10
駅番号  JB12 
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 中央・総武線(各駅停車)
キロ程 7.3km(神田起点)
駅構造  地上駅
ホーム  2面2線
乗車人員  16,567人/日(2023年)
開業年月日 1904年(明治37年)8月21日
駅種別  直営駅
お客さまサポートコールシステム導入駅 
東京山手線内・東京都区内駅 
千駄ケ谷駅
千駄ケ谷駅
千駄ケ谷駅(せんだがやえき) は、東京都渋谷区千駄ヶ谷一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である。駅番号はJB 12。渋谷区内の鉄道駅では最も東に位置する。
当駅には中央・総武線各駅停車のみが停車する。また、特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属する。駅名は「千駄ケ谷」と表記するが、地名は「千駄ヶ谷」。
当時の甲武鉄道が飯田町 - 中野間を電化した際、当駅を旅客駅として新設開業したが、当時の乗降客は一日に250人程度であった。その後、米軍による空襲を受けて駅舎が被災するなどしたが、駅に隣接して駅前に被さる首都高速4号新宿線高架道路完成や駅舎改築を経て現在の姿となっている。

改札口 単式ホーム2面
改札口 単式ホーム2面
駅構造

単式ホーム2面2線を有する地上駅である。当駅は駅のすぐ北側にある新宿御苑への配慮のため、周辺の駅のような発車メロディは導入されておらず、代わりに発車ベルが鳴る。かつてはみどりの窓口が営業していたが2007年(平成19年)に営業終了し、代わりに指定席券売機が設置されている。
2019年(平成31年)2月1日より、駅遠隔操作システム(現・お客さまサポートコールシステム)が導入され、早朝時間帯は、遠隔対応(インターホン対応は四ツ谷駅が行う)のため改札係員は不在となり、一部の自動券売機のみが稼働する。
1964年東京オリンピック開催時に、旧1番線反対側に臨時ホームが設置され、五輪観戦客の混雑緩和を図っていたが、開催後は1989年に大葬の礼で使用した以外は閉鎖された状態が続いていた。その後、2020年東京オリンピック開催に向け、臨時ホームを再整備のうえ西行専用ホームとして使用することになり、エスカレーターやエレベーター、ホームドア設置と改札口移設が行われた。
また、ホームドアを設けるため、従来は5mだったホーム横幅を最大9mに拡張する工事も同時に行われた。

のりば
番線 路線 方向 行先
1 中央・総武線(各駅停車) 西行 新宿・中野・三鷹方面
2 東行 御茶ノ水・秋葉原・千葉方面
  • 2020年3月14日ダイヤ改正以降、早朝・深夜に設定されていた東京駅発着各駅停車が消滅した。

歴史

  • 1904年(明治37年)8月21日:甲武鉄道の駅として開設。当初は旅客営業のみ。
  • 1906年(明治39年)10月1日:甲武鉄道国有化により逓信省の駅となる。
  • 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により中央東線(1911年から中央本線)の所属となる。
  • 1914年(大正3年)12月20日:荷物の取扱開始。
  • 1924年(大正13年):2代目駅舎が完成。
  • 1945年(昭和20年)
  • 5月18日:東京大空襲により駅舎が全焼。
  • 12月:木造バラック駅舎建築。
  • 1949年(昭和24年)
  • 6月1日:日本国有鉄道発足。
  • 7月15日:荷物扱い廃止。
  • 1956年(昭和31年)4月2日:駅舎改築(PCブロック構造)。モデル駅に指定。
  • 1958年(昭和33年)1月:アジア競技大会開催に伴い改築。
  • 1964年(昭和39年)9月:東京オリンピックにあわせ改築。臨時ホーム新設。
  • 1976年(昭和51年)7月:みどりの窓口営業開始。
  • 1980年(昭和55年)12月:ホームに将棋の駒のオブジェ設置(日本将棋連盟より寄贈)。
  • 1986年(昭和61年)10月23日:国立霞ヶ丘競技場陸上競技場からの観客5000人が当駅の改札に殺到し、群衆事故が起こる。46人負傷。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
  • 1990年(平成2年)6月2日:自動改札機導入。
  • 1998年(平成10年)3月:エスカレーターの使用を開始。
  • 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
  • 2007年(平成19年)3月9日:みどりの窓口の営業終了。
  • 2009年(平成21年)4月:駅構内が全面禁煙になる。
  • 2012年(平成24年)9月:エレベーターの使用開始。
  • 2016年(平成28年)9月18日:2020年東京オリンピックに向けての駅舎改修工事のため、仮駅舎使用開始。
  • 2019年(平成31年・令和元年)
  • 2月1日:駅遠隔操作システム(現・お客さまサポートコールシステム)導入に伴い、早朝無人化。
  • 10月27日:新駅舎の供用を開始。
  • 2020年(令和2年)
  • 3月22日:新宿方面行のりば(旧1番線)を新ホームへ移設。
  • 6月13日:ホームドアの使用開始。