荻窪(おぎくぼ) |
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所在地 |
東京都杉並区上荻一丁目7-1 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) |
駅構造 |
地上駅(一部橋上駅) |
ホーム |
2面4線 |
乗車人員 |
80,002人/日(2023年) |
開業年月日 |
1891年(明治24年)12月21日 |
乗入路線 2路線 |
所属路線 |
■中央線(快速) |
駅番号 |
JC09 |
キロ程 |
8.4km(新宿起点) |
所属路線 |
■中央・総武線(各駅停車) |
駅番号 |
JB04 |
キロ程 |
8.4km(新宿起点) |
駅種別 |
直営駅(管理駅)
お客さまサポートコールシステム導入駅
話せる指定席券売機設置駅
東京都区内駅 |
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荻窪駅 |
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荻窪駅(おぎくぼえき)は、東京都杉並区にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京地下鉄(東京メトロ)の駅である。
JR東日本の駅は上荻一丁目に、東京メトロの駅は荻窪五丁目にそれぞれ所在する。
乗り入れ路線
JR東日本の中央本線および東京メトロの丸ノ内線が乗り入れ、接続駅となっている。
- JR東日本:各線
- 東京メトロ:M 丸ノ内線 - 駅番号「M 01」
JR東日本中央本線の運転系統としては、急行線で運行される中央線快速、および緩行線で運行される中央・総武線各駅停車の2系統が停車する。また、特定都区市内制度における「東京都区内」に属する。
- JC 中央線(快速):急行線を走行する中央本線の近距離電車。八王子駅・高尾駅方面の列車の他に、立川駅から青梅線へ直通する列車も運行 - 駅番号「JC 09」
- JB 中央・総武線(各駅停車):緩行線を走行する中央本線の近距離電車。新宿駅を経由する中央・総武線の他に、中野駅から地下鉄東西線へ直通する列車も運行。東京メトロ東西線直通列車は西船橋駅から東葉高速線への直通運転を行っている他、平日の朝夕ラッシュ時のみ津田沼駅まで総武線(各駅停車)への直通も行っている。 - 駅番号「JB 04」
東京メトロ丸ノ内線は当駅を終着としている。
かつては東京都交通局の都電杉並線が乗り入れていたが、丸ノ内線開通後の1963年に廃止されている。
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改札口 |
島式ホーム |
駅構造
JR東日本
島式ホーム2面4線を有する地上駅。
改札口は、新宿側に東改札、三鷹側に西改札がそれぞれ設けられている。西改札にはお客さまサポートコールシステムが導入されており、一部の時間帯を除きインターホンによる案内となる。
新宿側は駅舎が地下にあって地下駅のようになっており、改札口前の地下通路から南北にそれぞれ出入口がある。
また、三鷹側は橋上駅舎になっており、跨線橋を介して南北双方に出入口が設けられている。
なお、駅の南側には線路沿いに区道(都市計画道路補助131号線)が通っており、南口および西口南側の出入口は、区道の駅側と区道を渡った側とのそれぞれ2ヶ所に設けられている。
JR東日本では、新宿側での北側出入口を北口、南側出入口を南口と呼ぶのに対して、三鷹側の出入口には名前が付されていない。一般には北側も南側も西口と呼ばれている。また、新宿側の出入口を総称して東口と呼ぶ場合もある。
各改札口と各ホームとの間には、階段およびエレベーターが設置されており、東改札と各ホームの間には上下エスカレーターも設置されている。また、出入口と改札口の間には、北口および南口にエレベーターと上りエスカレーター、西口北側にエレベーターが設置されている。なお、新宿側地下通路は、丸ノ内線の東端改札にも面しており、東西に延びる丸ノ内線の地下通路を介して丸ノ内線の他の改札および西口出入口とも連絡している。丸ノ内線地下通路を経由すれば、駅南側の丸ノ内線西口のエレベーターも利用できる。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
1 |
■中央・総武線
(各駅停車) |
西行 |
三鷹方面 |
2 |
東行 |
新宿・千葉・東京メトロ東西線方面 |
3 |
■中央線(快速) |
下り |
立川・八王子・高尾方面 |
4 |
上り |
中野・新宿・東京方面 |
- 2020年3月14日のダイヤ改正以降、早朝・深夜に設定されていた東京駅発着の各駅停車が消滅した。
- 平日ダイヤの中央線下り快速(3番線発)は、終点まで各駅に停車するため「各駅停車」と案内される。
- JR中央線は、2020年代前半(2021年度以降の向こう5年以内)をめどに快速電車に2階建てグリーン車を2両連結させ12両編成運転を行う。そのため、ホームの12両編成対応改築工事などが実施され、2024年10月12日までに12両編成対応のホームの延伸を完了し、翌日10月13日より快速電車における12両編成の運転が開始された。
東京地下鉄 荻窪(おぎくぼ) |
南阿佐ケ谷→荻窪 |
所在地 |
東京都文京区湯島一丁目5-8 |
駅番号 |
M01 |
所属事業者 |
東京地下鉄(東京メトロ) |
所属路線 |
●丸ノ内線 |
キロ程 |
24.2km(池袋起点) |
駅構造 |
地下駅 |
ホーム |
1面2線 |
乗降人員 |
82,039人/日(2022年) |
開業年月日 |
1962年(昭和37年)1月23日 |
駅種別 |
直営駅 |
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東京メトロ丸の内線 |
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東京メトロ
島式ホーム1面2線を有する地下駅。
改札口はホーム東端と西端、ホーム中央西寄りの3か所にある。ホームと改札口との間は、東端改札には階段および上下エスカレーター、西端改札には階段、中央西寄り改札にはエレベーターがそれぞれ設けられている。丸ノ内線の当駅は開業当初の「荻窪線」が、都心方面へ向かう国鉄中央線の「混雑緩和」が大きな目的であることから、中央線との相互乗り換えに重点を置いた構造となっている。
東京メトロの管轄する駅および東京23区の地下鉄の駅としては最西端に位置する。
東端改札はJR駅の地下通路に面しており、北口、南口、荻窪ルミネに接続している。また、西端改札は、西口に通じている[注釈 3]。東端側のJR駅地下通路と西口との間には東西に延びる地下通路が設けられており、東西の出入口と各改札口とを接続している。改札口と地上との間は、東端側の北口・南口にJR駅と共用の階段、エレベーター、上りエスカレーターが、西口に階段、エレベーターが設置されている。西口エレベーターは、2階レベルでJR駅の西口南側に連絡している。
東端改札に通じる駅看板には、JRロゴと丸ノ内線の路線記号の他に東西線の路線記号(T)が表記されているが、東西線はJRの改札を利用するよう注意書きがある。東西線を使用する場合、JR中央線経由(相互直通運転している中央・総武緩行線経由を含む)となるため、中野駅までJR線の運賃が必要となる。なお、東西線直通の連絡乗車券発売および電車の発車ホームはJR側となる。
かつては、東端改札の西側に定期券売り場が設置されていたが、自動券売機において定期券の新規購入が可能になったため、2011年10月14日をもって閉鎖された。
当駅は「新宿駅務管区荻窪地域」として近隣の駅を管理している。
のりば
番線 |
路線 |
行先 |
1 |
●丸ノ内線 |
荻窪・方南町方面 |
2 |
池袋方面 |
- 駅の終端側に両渡り線と2本の折返し線があり、平日日中の留置と夜間滞泊に用いられている。
- この折返し線はダイヤ乱れ時の対応や故障車両の留置に備えて設けられた。終端側の両渡り線は、本線側分岐器の故障時に備えたものである。
- 夜間留置は2番線に1本と留置線に2本設定されている。
歴史
JR東日本
- 1891年(明治24年)12月21日:甲武鉄道の駅として開業。出入口は現在の南口のみ。
- 1906年(明治39年)10月1日:甲武鉄道が国有化。
- 1909年(明治42年)
- 3月16日:中野駅 - 吉祥寺駅間複線化。
- 10月12日:線路名称制定により中央東線(1911年から中央本線)の所属となる。
- 1919年(大正8年)3月1日:中野駅 - 吉祥寺駅間電化。
- 1927年(昭和2年):北口を新設。南口と北口は陸橋で連絡。
- 1932年(昭和7年)7月1日:中央線・総武線の直通運転開始。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道発足。
- 1958年(昭和33年)
- 4月1日:駅八王子方に西口改札を開設。
- 5月:西口橋上本屋が完成。
- 1962年(昭和37年)頃:駅の高架化を見送る。
- 1963年(昭和38年):東改札側地下コンコース(南北自由通路)完成。
- 1966年(昭和41年)
- 4月3日:中野駅 - 荻窪駅間の複々線化工事完了、大踏切(旧青梅街道が中央線と交差する踏切)廃止。
- 4月28日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)東西線が中野駅から当駅までの直通運転を開始。中央・総武緩行線を荻窪まで延伸。快速の休日運転開始。
- 1969年(昭和44年)4月8日:中央・総武緩行線・営団地下鉄東西線直通電車、運転区間を三鷹駅まで延長。
- 1974年(昭和49年)10月1日:貨物の取り扱いを廃止。
- 1986年(昭和61年)6月1日:荷物扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 1990年(平成2年):北口に上りエスカレーター設置。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2004年(平成16年):東改札側地下コンコースを線路沿いの区道(都市計画道路補助131号線)を越えて南側に延長し南口bを新設。また、西口跨線橋南側を延長し区道を渡る連絡橋を新設。
- 2006年(平成18年)7月1日:中央快速線ホームの新宿側階段を閉鎖し、エレベーター・下りエスカレーター設置工事を開始。
- 2007年(平成19年)
- 2月11日:中央・総武緩行線ホームにエレベーター設置。
- 3月:中央・総武緩行線ホームの新宿側階段を閉鎖し、下りエスカレーター設置工事を開始。
- 3月22日:北口・中央快速線ホームにエレベーター設置。
- 2011年(平成23年)3月:北口駅前広場整備完了。
- 2024年(令和6年)
- 2月29日:みどりの窓口の営業を終了。
- 3月1日:話せる指定席券売機を導入。
東京メトロ
- 1962年(昭和37年)1月23日:営団地下鉄荻窪線が開業。
- 1972年(昭和47年)4月1日:営団地下鉄、荻窪線を丸ノ内線に名称統一。
- 1999年(平成11年)3月:丸ノ内線荻窪駅ホーム東改札側にエスカレーター設置(上り・下り共)。
- 2004年(平成16年)4月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)民営化に伴い、当駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される。
- 2006年(平成18年)4月28日:丸ノ内線全線ホームドア化へ向けて、当駅にホームドアを設置。
- 2007年(平成19年)3月18日:ICカード「PASMO」の利用が可能となる。
- 2011年(平成23年)10月14日:定期券うりばの営業を終了。
都電(廃止)
- 1921年(大正10年)8月26日:西武軌道により新宿軌道線が南口に乗り入れ(淀橋 - 荻窪間、西武軌道線とも)。
- 1942年(昭和17年)2月1日:東京市電気局が新宿軌道線(新宿駅前 - 荻窪駅前間)の委託を継承。
- 1951年(昭和26年)4月5日:東京都交通局、現・西武鉄道から新宿軌道線を買収し、都電杉並線に改称。
- 1956年(昭和31年):都電杉並線が天沼陸橋経由となり、荻窪駅前電停が中央線荻窪駅北口側に移設。
- 1963年(昭和38年)12月1日:地下鉄荻窪線(現丸ノ内線)との競合により、都電杉並線が廃止される。
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