八王子(はちおうじ) |
中央本線 |
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豊田 |
→ |
八王子 |
→ |
西八王子 |
横浜線 |
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片倉 |
→ |
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八高線 |
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→ |
北八王子 |
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所在地 |
東京都八王子市旭町1-1 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本)
日本貨物鉄道(JR貨物) |
駅構造 |
地上駅(橋上駅) |
ホーム |
3面6線 |
乗車人員 |
75,519人/日(2023年) |
開業年月日 |
1889年(明治22年)8月11日 |
乗入路線 3 路線 |
所属路線 |
■■中央本線(中央線) |
駅番号 |
JC18 |
キロ程 |
22.5km(新宿起点) |
所属路線 |
■横浜線 |
駅番号 |
JH32 |
キロ程 |
42.6 km(東神奈川起点) |
所属路線 |
■八高線 |
キロ程 |
0.0 km(八王子起点) |
乗換 |
KO34 京王八王子駅(京王線) |
駅種別 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口 |
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八王子駅 |
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側線多数 |
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東京都唯一の中核市であり、多摩地域最大の人口を擁する八王子市の中心駅であり多摩地域にあるターミナル駅の一つ。
JR東日本八王子支社が置かれている。
中央線で多摩地域東部や新宿駅や東京駅といった東京都区部や甲信地方等と、横浜線で神奈川県内と、八高線経由で多摩地域北西部や埼玉県西部等と結ばれている。
「かいじ」「あずさ」「富士回遊」「はちおうじ」などの特急列車も全て停車する。
また、京王電鉄の京王八王子駅が徒歩5分ほどの距離にあり、定期券での連絡運輸が設定されている。
中央線にはJC 22、横浜線にはJH 32の駅番号が設定されている。
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駅名標 |
島式ホーム |
駅構造
島式ホーム3面6線を有する地上駅。横浜線乗り場のみ南側に離れている。橋上駅舎を持ち、北側の北口駅ビルにつながっているほか、南側にも自由通路の跨線橋が伸び、南口駅ビルとつながっている。
直営駅であり、八王子統括センターの拠点駅。みどりの窓口および指定席券売機、VIEW ALTTEが設置されている。また八王子統括センターとして、中央線の西八王子駅 - 藤野駅間の各駅、八高線の北八王子駅、小宮駅と横浜線の片倉駅、八王子みなみ野駅、相原駅を管理している。
駅敷地内にはJR東日本八王子支社がある。駅構内にはかつてJR貨物八王子総合鉄道部(旧・八王子機関区)があり、後に新鶴見機関区八王子派出に組織変更されたが、2008年には新鶴見機関区甲府派出と統合され、廃止された。機関区時代の名残りで多数の側線や機関車留置線が存在していたが、それらは2011年12月までにほぼ撤去されている。
八王子総合鉄道部には、八高線が開業した1931年3月に完成し、かつて高尾駅以西の中央線山岳地帯に向かうために平坦線区の機関車と山登りの機関車を頻繁に付け替えていたことの名残りである転車台が残されていたが、こちらも2013年2月に解体され消滅した。また、駅構内東側、中央本線に沿った場所には保線基地がある。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
1 |
■八高線・川越線 |
下り |
拝島・高麗川・高崎・川越方面 |
2 |
■中央線 |
上り |
立川・新宿・東京方面 |
3 |
- |
(行き先表記無し) |
4 |
下り |
高尾・甲府・松本方面 |
5・6 |
■横浜線 |
上り |
橋本・町田・東神奈川方面 |
- 貨物列車等の待避・機回し・入換に使用するため、1番線の脇と4番線と5番線の間、6番線の脇には、それぞれ側線がある。また、「あずさ」や「かいじ」、「富士回遊」、「はちおうじ」、の全特急列車が当駅に停車し、このうち「はちおうじ」については、当駅が始発・終点となる。
- 3番線は行き先未記入となっており、定期列車では、中央線上りの当駅始発・終着列車や「むさしの号」が使用する。また、始発列車がない時間帯は主に上り方面の貨物列車の待避・機回し・入換にも使用される。ただし、3番線から下り方に向かう線路は下り本線と平面交差して側線に向かう配線となっている為、甲府方面への出発はできない。
- 中央本線では当駅始発の大月・甲府方面行きが数本設定されているものの、1つ隣の豊田駅に隣接する豊田車両センターから回送され、当駅から営業運転に入る列車がある。逆に先述の配線上、甲府方面からの当駅止まりの列車は設定されておらず、大半が高尾駅止まりでごく少数立川駅まで運転されるのもある。
- 横浜線ホームの5・6番線の線路は行き止まりとなっている。そのため、かつて存在した臨時特急「はまかいじ」は3番線を介して横浜方面へ、松本行きは4番線から直通していた。
- 八高線のホームである1番線は2番線(中央線上りホーム)の東側前方(高麗川・東京寄り)であり、このため1番線の西側後方には柵が設置されている。また、4両編成が停車できる留置線がある。
- JR中央線は、2020年代前半(2021年度以降の向こう5年以内)を目途に東京駅 - 大月駅間のオレンジ帯(E233系)で運行する列車に2階建てグリーン車を2両連結させ12両編成運転を行う予定だが、特急停車駅のため
2 - 4番線は既に12両編成の列車の停車に対応している。そのため、信号設備改良やグリーン車Suicaシステム設置に伴う券売機設置工事などが行われる。それに先立ち、2022年5月16日より、2
- 4番線の中央線快速電車の乗車位置が、東京よりに約10 - 26 m(ホームごとに異なる)移動した。2024年10月13日より快速電車における12両編成の運転が開始された。
運転
番線 |
営業
番線 |
ホーム |
中央線 立川・
東京方面着発 |
八高線 拝島・
高麗川方面着発 |
横浜線 橋本
・東神奈川方面着発 |
中央線 高尾
・大月方面着発 |
備考 |
八高2 |
なし |
ホーム
なし |
不可 |
到着・出発可 |
不可 |
不可 |
八高線側線 |
八高1 |
1 |
4両分 |
不可 |
到着・出発可 |
不可 |
不可 |
八高線高麗川方面 |
上本 |
2 |
12両分 |
出発可 |
不可 |
不可 |
到着可 |
中央線上り本線 |
中一 |
3 |
12両分 |
到着・出発可 |
到着・出発可 |
到着・出発可 |
到着可・
出発不可 |
中央線中線 |
下本 |
4 |
12両分 |
到着・出発可 |
到着可 |
到着・出発可 |
出発可 |
中央線下り本線 |
下1 |
なし |
ホーム
なし |
到着・出発可 |
出発可 |
到着・出発可 |
出発可 |
側線 |
下2 |
なし |
ホーム
なし |
到着・出発可 |
到着・出発可 |
到着・出発可 |
出発可 |
側線 |
浜1 |
なし |
ホーム
なし |
到着・出発可 |
到着・出発可 |
到着・出発可 |
不可 |
側線 |
浜2 |
5 |
8両分 |
不可 |
不可 |
到着・出発可 |
不可 |
横浜線
東神奈川方面 |
浜3 |
6 |
8両分 |
不可 |
不可 |
到着・出発可 |
不可 |
横浜線
東神奈川方面 |
発車メロディ
2005年12月25日から全ホームの発車メロディが八王子市内出身の中村雨紅作詞の『夕焼小焼』となった。
メロディの制作はサウンドフォーラムで、編曲は牧野奈津子が手掛けた。ホームごとにアレンジが異なる。
コンコースにはこの歌をイメージした壁画と歌碑が屋根の段差部分に取り付けられている。
なお、2022年3月11日までは八高線の1番線ホームでも使用されていたが、ワンマン化のため現在は使用されていない。
また2005年以前は1番線でJR-SH7-1、2・3番線でJR-SH2-3、4番線はJR-SH1-1、5番線はJR-SH8-3、6番線はJR-SH6-1が使用されており、それ以前ではCiero
Estrellado(標準)が使用されていた。
- 1 ■夕焼け小焼けB(現在不使用)
- 2 ■ 夕焼け小焼けA
- 3 ■ 夕焼け小焼けC
- 4 ■ 夕焼け小焼けD
- 5 ■ 夕焼け小焼けE
- 6 ■ 夕焼け小焼けF
駅構内設備
- エレベーター及びエスカレーターは全ホームに設置。
- トイレ(車椅子対応)は改札口付近に設置(2017年2月より改修工事が行われ、2017年6月30日に使用開始された)。
- コインロッカーは南北自由通路の途中に設置。
- 駅レンタカーは南口入口付近に設置。
- KIOSK(売店、全ホーム)
- 駅弁屋(売店、2階コンコース)
- 証明写真機Ki-Re-i(2階コンコース。2台)
- 駅そば あじさい茶屋(そば・うどん店、5・6番線ホーム)、いろり庵きらく(旧:いちょう庵)(同、2階コンコース)
- メープルハウス(八王子中央店、2階コンコース)
- BECK'S COFFEE SHOP (コーヒーショップ、2階コンコース)
- NewDays(コンビニ、2階コンコース)
- 桔梗屋 東治郎(2階コンコース)
- Rond.(ロン)(洋菓子。2階コンコース)
- やまたまや(山梨県・多摩地域の地産品ショップ。2階コンコース)
- みずほ銀行(八王子駅出張所ATM。2階コンコース。なお、NEWDAYS内にも設置されている。)
- ビューカード(改札内連絡通路ATM、改札口横ATM)
貨物取扱
JR貨物の駅は、コンテナ貨物(12 ftコンテナのみ)と車扱貨物の取扱駅となっている。車扱貨物を輸送するための貨物列車は設定されているが、コンテナ輸送はすでにトラック代行化されている。駅の業務は神奈川臨海鉄道が受託している。
貨物側線
駅構内東側で、八高線から分岐し中央本線に沿って東進、途中で保線基地線を分岐させ、浅川西岸にある日本オイルターミナル八王子営業所(油槽所)へ至る側線がある。この線路は油槽所への石油搬入に使用されており、末端に石油荷役線2線と留置線1線がある。
この油槽所へ石油を輸送するため、根岸駅や千葉貨物駅から石油輸送用貨物列車が運行されている。
八王子オフレールステーション
八王子オフレールステーション(略称:八王子ORS・北緯35度39分15.9秒 東経139度20分58.4秒)は、JR貨物の施設の通称。旅客駅の中央本線に沿った東側、八王子市北野町600にある。2023年時点ではコンテナ集配基地として機能しており、貨物列車の発着はない。列車代替のトラック便が、1日3往復、横浜羽沢駅との間で運行されている。かつては貨物列車の発着があり、コンテナは列車で輸送されていたが、1998年10月よりトラック代行になり、自動車代行駅となった。また、2006年3月の貨物駅の名称整理の際に、「オフレールステーション」の通称の使用を開始している。
2012年時点ではコンテナヤードが置かれているのみだが、列車の発着があった時期は1面2線のコンテナホームを有していた。すでに荷役線は撤去され、山田川を渡る橋のみ残っている。
歴史
- 1889年(明治22年)8月11日:甲武鉄道立川駅 - 八王子駅間開通と同時に開業。一般駅。
- 当時は現在の場所より北東、八王子合同庁舎付近の位置にあった。
- 1901年(明治34年)8月1日:官設鉄道が上野原駅まで開通。それに伴い、現在の場所より西へおよそ150 m先の地点へ移動。現在のアップルパーク八王子駅前第1及び第2の位置。
- 1906年(明治39年)10月1日:甲武鉄道が国有化。
- 1908年(明治41年)9月23日:横浜鉄道線が東神奈川駅から開通。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により中央東線の所属となる。
- 1910年(明治43年)4月1日:鉄道院が横浜鉄道線を借り上げ。鉄道院八濱線(はっぴんせん)となる。
- 1911年(明治44年)5月1日:中央西線宮ノ越駅 - 木曽福島駅間延伸開業に伴い、中央東線は中央本線となる。
- 1917年(大正6年)10月1日:横浜鉄道線が国有化、鉄道院横浜線となる。
- 1930年(昭和5年)12月20日:中央本線の立川駅 - 浅川駅(現・高尾駅)間が電化される。
- 1931年(昭和6年)12月10日:八高線開業。
- 1938年(昭和13年)8月4日:中央本線の複線化に伴い駅舎を改築。
- 1941年(昭和16年)4月5日:横浜線の原町田駅 - 八王子駅間が電化される。
- 1945年(昭和20年)
- 8月2日:太平洋戦争下の八王子空襲にて焼失。
- 8月3日:運転再開。8月5日に全面開通。
- 10月6日:仮駅舎が竣成。
- 1949年(昭和24年)
- 4月1日:八王子駅南口開通。
- 6月1日:日本国有鉄道(国鉄)発足。
- 1952年(昭和27年)4月15日:現在地に新駅舎を竣成。
- 1969年(昭和44年)4月21日:横浜線と中央本線の東京寄りに乗り換え専用跨線橋を設置。
- 1971年(昭和46年)12月23日:日本オイルターミナル八王子営業所が開所。
- 1973年(昭和48年)4月10日:旅行センターの営業を開始。
- 1980年(昭和55年)4月:橋上駅舎化工事に着手。
- 1981年(昭和56年)
- 1983年(昭和58年)
- 9月16日:南北自由通路開通。
- 11月1日:5代目の駅舎となる駅ビル「八王子ナウ」が竣工し、核テナントとして「八王子そごう」がオープン。
- 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる。
- 1991年(平成3年)頃:横浜線ホーム島式化。6番線を増設。
- 3月16日:相模線電化に伴い、相模線の朝夕八王子乗り入れ開始。
- 1993年(平成5年)9月21日:自動改札機を設置し、供用開始。
- 1996年(平成8年)3月16日:八高線当駅 - 高麗川駅間が電化される。
- 1997年(平成9年) 3月14日:八王子駅北口再開発ビル「八王子東急スクエア」が開業。
- 1998年(平成10年)10月3日:コンテナ輸送自動車代行化。
- 1999年(平成11年):八王子駅北口地下駐車場が完成。
- 11月21日:中央線上りホームを3番線から2番線へ変更。
- 従来は朝夕ラッシュ時に2番線を使用。これは中央線上下線が同一ホームで発着するための混雑緩和であったが、これにより終日分離となった。当初は3番線が本線のまま運用されていたが、下記改良工事後は2番線が本線となっている。
- 改良工事後の3番線は八王子起・終点の列車、また貨物列車の留置に使用されている。
- この頃、中央線上り本線を2番線へ変更する分岐器等の改良工事実施。
- この頃、旧乗換専用通路と出口を結ぶ通路が新設され、新たな乗換専用通路も新設。
- 2000年(平成12年):八王子駅北口歩行者用デッキが開通。桑都・八王子に因んで「マルベリーブリッジ」と名付けられる。
- 2001年(平成13年)
- 5月:みどりの窓口・びゅうプラザ・併設店舗をリニューアル。
- 11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2005年(平成17年)12月25日:発車メロディに『夕焼小焼』を導入。
- 2006年(平成18年)3月18日:オフレールステーションの名称使用開始。
- 2007年(平成19年)3月:再び、みどりの窓口・びゅうプラザ・併設店舗をリニューアル。
- 2009年(平成21年)8月11日:開業120周年。記念式典が行われ、八王子市長が1日駅長を務めた。また記念入場券などが発売された。
- 2010年(平成22年)11月11日:2つ目の駅ビル「セレオ八王子」が南口にオープン。
- 2012年(平成24年)
- 1月31日:「八王子ナウ」に入居していた「そごう八王子店(旧・八王子そごう)」が閉店。
- 10月25日:「八王子ナウ」が「セレオ八王子北館」としてリニューアルオープン(従来の「セレオ八王子」は「セレオ八王子南館」となる)。
- 2014年(平成26年):マルベリーブリッジを京王八王子駅方面の東放射線「アイロード」へ延伸。
- 2019年(令和元年)5月12日:この日をもってびゅうプラザの営業が終了。
- 2020年(令和2年)4月5日:マルベリーブリッジを西放射線通り商店街「ユーロード」へ延伸。
- 2022年(令和4年)3月11日:翌日のダイヤ改正により、相模線の朝夕八王子乗り入れを終了。八高線(1番線)ホームからの発車メロディ「夕焼け小焼けB」がワンマン化によって消滅。
- 2024年(令和5年)3月16日:ダイヤ改正により「成田エクスプレス」の乗り入れを取りやめ。
- 2024年(令和6年)3月25日:横浜線(5・6番線)ホームにてスマートホームドアの使用を開始。
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