角館駅(かくのだてえき)は、秋田県仙北市角館町中菅沢にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・秋田内陸縦貫鉄道の駅である。
JR東日本の田沢湖線と田沢湖線上を走る秋田新幹線(ミニ新幹線)、および当駅を終点とする秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線が乗り入れており、下り最終と上り始発の1往復を除く全ての「こまち」が停車する。
|
|
E6系 |
701系5000番台 |
駅構造
- 駅舎は両社とも線路に対し北西向きに設置されている。
JR東日本
- 単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。駅舎は武家屋敷をイメージしている。
- JR東日本東北総合サービスが駅業務を受託している大曲駅管理の業務委託駅。直営駅時代は、生田駅 - 羽後長野駅の各駅を管理していた。みどりの窓口、自動券売機(指定席券売機を含む)、新幹線eチケットサービス専用簡易改札機、NewDays(JR東日本東北総合サービス営業)、土産屋がある。駅スタンプが設置されている。
- JR角館駅の事務管コードは▲210206。
- 2016年10月20日より、田沢湖線全線開通50周年記念として、列車到着時におもてなしメロディー「飾山囃子」が使用されている。
|
|
ホーム |
改札口 |
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
1 |
■秋田新幹線 |
上り |
盛岡・仙台・東京方面 |
■田沢湖線 |
田沢湖・盛岡方面 |
2
|
■秋田新幹線 |
下り |
大曲・秋田方面 |
■田沢湖線 |
大曲方面 |
3
|
■田沢湖線 |
上り |
田沢湖・盛岡方面 |
下り |
大曲方面 |
秋田内陸縦貫鉄道
- 頭端式ホーム1面1線を有する地上駅。留置線(車庫)も1線あるが、いったん鷹巣方面に引き上げる形となっている。
- JRの1番線(上り)ホームと平面で接続しているが、通常は柵で仕切られているので、双方の連絡はいったん改札から外に出る必要がある。
- 秋田新幹線に遅延があり、係員の指示がある場合に限って柵をあけて直接連絡できる。田沢湖線とはかつては線路が繋がっていたが、同線が秋田新幹線開業に伴い改軌されたため現在は線路が独立している。
- 終日(始発と最終列車を除く)社員配置駅。駅舎には待合室、出札窓口、改札口がある。
|
|
AN-8803気動車 |
AN-8808気動車 |
歴史
年表
- 1921年(大正10年)
- 7月30日:鉄道省(後に日本国有鉄道)生保内軽便線の終着駅として開業。
- 12月11日:生保内軽便線が神代駅まで延伸され、途中駅となる。
- 1922年(大正11年)9月2日:路線名改称に伴い、生保内線の駅となる。
- 1966年(昭和41年)10月20日:路線改編に伴い、田沢湖線の駅となる。
- 1970年(昭和45年)11月1日:角館線が開業。乗換駅となる。
- 1976年(昭和51年)3月:武家屋敷をイメージして改築。
- 1981年(昭和56年)10月15日:貨物の取り扱いを廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日:角館線が秋田内陸縦貫鉄道に転換。
- 1987年(昭和62年)
- 1月20日:みどりの窓口開設。
- 4月1日:国鉄分割民営化により田沢湖線がJR東日本の駅となる。
- 1997年(平成9年)
- 3月18日:駅舎と周辺施設が完成、記念式典挙行。
- 3月22日:秋田新幹線が営業開始。
- 2002年(平成14年)10月14日:「小京都にふさわしく武家屋敷風の入母屋式薬医門を形どった駅」として、東北の駅百選に選定された。
- 2006年(平成18年)3月18日:JRホームコンコースにエレベーター設置。
- 2007年(平成19年)3月20日:指定席券売機設置。
- 2016年(平成28年)10月20日:田沢湖線全線開通50周年記念として、列車到着時におもてなしメロディー「飾山囃子」が使用開始。
- 2020年(令和2年)
- 3月14日:新幹線eチケットサービス開始。
- 10月1日:JR東日本の駅が業務委託化。管理駅業務は大曲駅へ移管。
- 2021年(令和3年)3月13日:タッチでGo!新幹線のサービスを開始。
|