Q27 AMDから新CPU Sempronが登場しています。これまでのDuronに代わる廉価版CPUとのことですが性能はどの程度ですか。

A27 基本的にはAthlon64ベースですが、L2キャッシュが256KBと減少し、64ビット拡張命令機能が省略されたコアと考えられます。パッケージとしては、3100+がSocket754でそれ以外のモデルはSocketAとなります。
デスクトップ用Sempronは、次のようなラインナップです。(2004年8月時点)
ブランド モデルナンバー パッケージ FSB 実クロック
Sempron 3100+ Socket754 333MHz 1.8GHz
2800+ SocketA 2.0GHz
2600+ 1.833GHz
2500+ 1.750GHz
2400+ 1.667GHz
2300+ 1.583GHz
2200+ 1.5GHz
Sempron

Sempronはコストパフォーマンスを重視したPC向けの新しいCPUブランドです。
位置付けとしてはDuronに置き換わるものですが、デスクトップ向けではDuronと同じSocketAタイプのほかAthlon64と同じSocket754タイプの3100+(1.8GHz)も用意されているのが特徴です。
現時点で最上位となるのはこの3100+で、以下はSocketAタイプの2800+(2GHz)、2600+(1.833GHz)、2500+(1.75GHz)、2400+(1.667GHz)、2300+(1.583GHz)、2200+(1.5GHz)と続く。
スペック面でAthlon 64/XPと主に異なるのは2次キャッシュ容量で、SempronではSocket 754/Aタイプともに512KBモデルのAthlon64/XPから256㎅へと半減しています。
Socket AタイプのFSBは333MHzです。
またモバイル向けは全てSocket754で、25W動作の2600+/2800+(ともに1.6GHz)、62W動作2600+/2800+(ともに1.6GHz)、3000+(1.8GHz)が用意されています。