Q15. CeleronにもCoppermineコア、TualatinコアのものとWillametteコア、Worthwoodコアのものとがあるといいますが、どのような違いがあるのでしょうか。

A15. Celeronと言っても、Coppermineコア、TualatinコアはPentiumVタイプ、WillametteコアおよびNorthwoodコアはPentium4タイプなのでこの2つのグループには全く互換性がありません。
さらにCoppermineコアCeleronはFC−PGAパッケージとFC−PGA2パッケージが混在し、TualatinコアCeleronはFC−PGA2パッケージ、Willametコア、NorthwoodコアはSocket478パッケージということで、かなりややこしいわけです。

製造コア Coppermine Tualatin Willamette Northwood
パッケージ FC−PGA FC−PGA2 FC−PGA2 Socket478 Socket478
L2キャッシュ 128KB 128KB 256KB 128KB 128KB
FSB 66MHz 100MHz 100MHz 100MHz 400MHz 400MHz
動作周波数 〜766MHz 800MHz
850MHz
900MHz
950MHz
1GHz
1.1GHz
900MHz
950MHz
1GHz
1AGHz
1.1AGHz
1.2GHz
1.3GHz
1.4GHz
1.7GHz
1.8GHz
2GHz〜

FC−PGAとFC−PGA2は、どちらもSocket370と同一の形状なのですが、ピンの一部に電気的に異なる部分があるので、FC−PGAプラットホームにFC−PGA2パッケージを搭載することはできません。
またSLOT1に対してもそのままでは当然ながらFC−PGA2パッケージは搭載できません。
そこでFC−PGA2に対応していないSocket370にPowerleap製変換ゲタである「PL−370/T」を装着させることでTualatinコアCeleronやPentiumVを搭載できるようになります。
SLOT1に対しては、「PL−iP3/T Rev.2.0」を搭載することにより、Tualatinコア、CoppermineコアのCPUを搭載できるようになります。これらのゲタは電圧調整を行うタイプのゲタなのでマザーボード側のレギュレータには左右されないことになります。
ただし、相性問題があるようですべてのマザーで対応しているとは言えないようなので注意が必要です。
PL−370/T PL−iP3/T Rev.2.0