平成13年12月分 一般作品

作 品 作 者
 おとうさんせまいふろでもいいゆだな 5歳   亮太
 踏ん切りをつけて炬燵出でにけり 亮太ママ
 手ぶくろをはめて北国行くように 8歳   一花
 つまづいていっそう寒き冬の朝 10歳  愛
 おじいちゃんいつもリンゴにつきっきり 10歳  かおり
 木の根っこがっしりしてて風負ける 10歳  由香里
 秋の風しつれんした後ふくなよな 10歳  恵美
 東京の夜空を見上げ星はなし 11歳  みゆき
 新聞を読むと頭がいたくなる 12歳  ともみ
 朝八時電車の中はするめいか 13歳  睦
 単身の父を迎えて鍋かこむ 14歳  樹里
 北風や洗濯物も板になる 14歳  奈々子
 カップルの後ろにホームレス秋の街 14歳  奈々子
 地下鉄のホームは迷路秋の旅 14歳  まどか
 本物の国会議事堂冬の空 14歳  知美
 アルペンのCMながれて冬がくる 16歳  優
 弟の手紙の宛名サンタさん 16歳  亜希子
 聖夜待つポインセチアもまちにけり 16歳  さやか
 暖房でぼやけるノート授業中 17歳  裕子
 組み違いこんなものさと宝くじ 17歳  加世
 泣けるのは祖父の他界と足しびれ 17歳  よいこ
 犬堀し穴も落葉に隠れけり 17歳  朋
 コロコロと転がるマウスにバカにされ
 夕暮れに影絵を見せる枯れ薄 大学生  美絵
 予備校の暖房以外みんな敵 ななえ
 灰皿の中に男の哀愁が 暁子
 猫は虫私は月を追う夕べ みつこ
 雨過ぎて熊手に落葉重くあり 41歳  幸代
 母親の語る青春色づいて 智恵子
 竹山の三味の弦切れ冬来る 神童
 子育ての軌跡を想ふクリスマス 水都