平成13年8月分 一般作品 |
投 句 | 作 者 |
ぼんおどりたいこのおともおどってる | 6歳 壕 |
赤ちゃんもやかんのふたもおどってる | 7歳 みや下 |
みずぎショーにわたしかすわる一等賞 | 8歳 江理 |
さそり座の尾までくっきり富士五合目 | 10歳 公子 |
水のめば水が話しをしてくれる | 10歳 よしえ |
夏風が田んぼの上を歩いてる | 12歳 ちはる |
この世からはみ出しそうな体重 | 13歳 知加 |
便器に足を踏み入れ知らぬ顔 | 13歳 まどか |
紫陽花の開き始めて恋病 | 19歳 学生 |
ピアス入れそれから恋の初めかな | 20歳 奈穂子 |
大の字になり砂浜の粒を見る | 23歳 尚也 |
校庭で日焼け顔にピアスかな | 14歳 奈々子 |
天の川どこかで光る祖父の星 | 14歳 奈々子 |
「奈々子さんに図書券進呈・三瓶俳句会」 | |
花の海蝶が泳いで雲が飛ぶ | 15歳 さやか |
くっきりと背の水着の跡のこり | 14歳 あゆみ |
田舎では星が降ります頭上注意 | 17歳 小夜 |
別れ道人の数だけ道がある | 18歳 弘 |
おにやんまざしきのなかでおおあばれ | 5歳 亮太 |
身体ごと丸めて西瓜かかえる子 | 亮太ママ |
「亮太君と亮太ママさんに図書券進呈・三瓶俳句会」 | |
夕焼けに向かって叫ぶバカヤロウ | 17歳 真弓 |
リハビリにみんなのひざがにじりよる | 10歳 健太郎 |
リハビリでくつがとんだよロケットだ | 10歳 ゆき |
あまぐもよなみだいっばいためている | 8歳 美香 |
下萌えに立つ少年は火の鳥に | 54歳 帝王 |
長寿箸貰いてつつく冷や奴 | 66歳 知穂 |
夏の夜や手慣れし鍋を又焦がす | 84歳 藤尾 |
つなぐ手にはなさないでと散る涙 | しょーすけ |
流星の姿隠す恵み雨 | みきちゃん |
夜に鳴く 虫数増えて 秋の色 | 小野光一 |
友の顔見れば若き日タイムスリップ | 宇都宮 茂 |
盆過ぎの足にまとわる今朝の風 | 平井もも |
雨降って ポッカリ空いた 時流れ | 草ちゃん |