平成13年6月分 一般作品

投 句 作 者

おひさまとプールのなかにとびこんだ

6歳えりこ

あくびした口の中にも春いっぱい

8歳あさみ

まんげつをくるんで雲はバスタオル

8歳優加

ランドセルわたしのせながすきですか

9歳ひとみ

あってきたたいようまぶしいさがあり

9歳友菜

さようならかげもふりむき手をふった

10歳佳奈

いっぱいのはくしゅをくれる雨の音

10歳綾乃

母の日につのを出さずに笑い顔

10歳真里

夏の日に雲の王様あらわれる

13歳あきこ

風の声遠い昔の人のさけび

14歳奈々子

寝転んで雲のアンパン食べてみる

14歳奈々子

あれは僕風に吹かれた飛行船

14歳奈々子

歯をみがくようにメロンを食べつくす

15歳啓介

下駄箱のシールをはって春の夕

15歳あゆみ

真夜中のパソコンの音気持ちいい

15歳真央

腕ひろげ坂の途中に彼がいる

19歳紀美子

この町に残ると決めた五月晴れ

19歳ユミ

無菌室の音響く部屋咳きひとつ

看護婦

泣かずにはいられないほど無菌室

看護婦

母になり母の手の香に似てきたり

亮太のママ

仕事中 暇な時ほど 腹が減る バヤシコ
癌病棟 待つは春風 ひとりして 伊三

平成13年度 第33回吉田町俳句大会

小学生の部「下学年の部」
俳 句 作 者
愛媛新聞社賞  なの花が黄色に町をつくったよ

二年生 谷本早恵

町長賞  さくらもちはっぱのスカートかわいいね

二年生 山内愛理

議長賞

 のいちごさんいろんなばしょでかくれんぼ

三年生 堀尾翔太

教育長賞

 かしわもちはっぱにつつまれかくれんぼ

三年生 岩見りさ

文化協会長賞

 ふきのとうぷわあと顔がわらってる

三年生 渡辺大蔵

郵便局長賞

 はるのもりしぜんのふしぎをおよがせる

三年生 宮本裕子

テレビ愛媛賞

 てんとうむしキャベツのうえですべりたい

一年生 永廣百合

俳句協会長賞

 こいのぼりお口のむこうは青い空

三年生 清家華乃

俳句協会長賞

 ばあちゃんちの春にかならずあるわらび

三年生 上野梨花

「上学年の部」

俳 句 作 者
愛媛新聞社賞

 花びらもつつんで帰る弁当箱

六年生 児玉昌吾

町長賞

 やさしさをいつも心にひなまつり

六年生 松川恵

議長賞

 さわったら五月人形あばれそう

四年生 萩原次雄

教育長賞

 菜の花はハチにとってはレストラン

六年生 川崎史織

文化協会長賞

 たんぽぽのわた色は小さなパラシュート

六年生 河野景子

郵便局長賞

 みつばちが黄色い花にとけこんだ

五年生 河野愛樹

テレビ愛媛賞

 両続きおよげないよとこいのぼり

四年生 土居和幸

俳句協会長賞

 さくらたちひと風ふけば旅に出る

四年生 小清水大