平成13年4月分 一般作品


投 句 作 者
うめの花春のおとずれまっている 6歳 すすむ
ちょうちょうがきれいにとんでる昼休み 7歳 美穂
川べりにすいせんの花さいている 7歳 優
こたつには家族のぬくもりつまってる 8歳 遥
早春のうぐいすの声練習中 10歳 香
朝起きてまどを開ければ桜満開 14歳 奈々子
菜の花はゆれて咲いてる駅の外 14歳 奈々子
桜門通れるように願う日々 14歳 美穂
空き缶も一輪差せば美しい 16歳 有希
好きなのに恋に説明いるものか 看護婦
年老いて花の名前がわからなぬ 33歳 俊恵
春菊を多めに入れて二人鍋 33歳 優子
菜の花やゴリラが聖書持っている 76歳 甲子園
引力より軽く風花吾に舞う 77歳 政美
おもちゃたちよるうごくんだみてみたい 5歳 徳則
しかられたチューリップもうさきません 7歳 理穂
なのはなにさそわれあねが弁当くう 7歳 拓海
薬呑む母に重たき水温む 21歳 母思い
仲人の話がすすむ桜さく 26歳 花
子のみやげつくした花の美しさ 31歳 深雪
パソコンの指の自在や風薫る 松本芒風
花粉症 ゴミ箱めがけ ティシュ投げ 上田智也
艶聞の実しやかに万愚節
芦部友信
暖かや俄かに納戸片す音 芦部友信
何時になき声音駆使して春の百舌 芦部友信
雷鳴の 響く先には 稲光 キュー
空見上げ 春の日差しが 目にしみる 上田智也 34歳
共に老い懐メロも出る花見かな 武夫
風そよぎ 水に映りし 鯉泳ぐ しむろ
病癒え 木々の緑が 目に染みる 木村慶子
舫い船卯波さ波の玩ぶ 木魚庵
白抜きの鱧と一文字夏暖簾 木魚庵
短夜や夢たまさかに艶めき手 木魚庵



東宇和郡明浜町小学生下学年の部
 
投 句 作 者
くじらぐもみんなをのせてしゅっぱつだ  早央理
寒いなあもうとっくうに春きてる 
春の日にさくらの花がいっぱいだ  美月
まんかいのさくらがさいてきれいだな 絵里奈
春になる雪がとけて花のめが 栄理奈
ふきのとうはるはまだかとまっている   勇斗
はるがきてぼくたちみんなにねんせい 祐介
うぐいすがはるだはるだとうたいだす 愛理
はるの日に赤ちゃんたちが生まれるよ  一樹
もうすぐだ一年きょうしつともおわかれだ 公美
なの花のきれいな色は美しい  拓也
もうすぐできれいな花がさいてくる あさみ
春が来てもうすぐ私四年生 ゆりか



小学生上学年の部
投 句 作 者
春が来て一年生がやって来る  秀介
満開の桜が吹雪おどり出す 修平
原っぱに菜の花咲いて昼寝する  睦美
桜さきのふくとうげもにぎやかだ 佳奈
通学路桜のつぼみがこんにちわ 加奈子
人々の心をゆらす春文楽 幸穂
春の風花の花びら遠い空 竜二
春になりミツバチたちが遊びだす 
明浜町さくらのにあう野福峠
うぐいすが春を伝えにやって来た 摩耶
うぐいすの声にさそわれ春が来た 
明浜町海も桜もきれいだな 影絵
春がきて桜がさいて中学生 道佳
花の芽がでてくるころには卒業だ 奈美