目黒(めぐろ) |
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所在地 |
東京都品川区上大崎二丁目16-9 |
駅番号 |
JY22 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 |
■山手線(JR東日本) |
キロ程 |
4.1km(品川起点) |
駅構造 |
地上駅(橋上駅) |
ホーム |
1面2線 |
乗車人員 |
90,602人/日(2023年) |
開業年月日 |
1885年(明治18年)3月16日 |
駅種別 |
直営駅 みどりの窓口
お客さまサポートコールシステム導入駅
東京山手線内・東京都区内駅 |
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![目黒駅](images/yamanotesen_s_17.jpg) |
目黒駅 |
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目黒駅(めぐろえき)は、東京都品川区上大崎にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東急電鉄(東急)・東京地下鉄(東京メトロ)・東京都交通局(都営地下鉄)の駅です。
所在地は目黒区ではなく品川区であり、同区最北端の駅です。なお目黒区にある駅で「目黒」を駅名に冠する駅は、中目黒駅です。 駅名は目黒駅であるが、駅の所在地は目黒区ではなく品川区である。開設時に遡っても、目黒村でなく大崎村に位置している。
乗り入れ路線
以下の4社局4路線が乗り入れ、相互間の接続駅となっている。
- JR東日本:JY 山手線 - 電車線で運行される環状線としての山手線電車のみが停車し、線路名称上は山手線である山手貨物線を走行する埼京線・湘南新宿ラインの列車は停車しない。また、特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属している。駅番号「JY
22」
- 東急電鉄:MG 目黒線 - 当駅が起点。下記2路線および2023年より相模鉄道各線と相互直通運転が行われている。かつては「目蒲線」と称していた。駅番号「MG01」
- 東京メトロ:N 南北線 - 当駅が起点。開業当初から多くの列車が赤羽岩淵駅から埼玉高速鉄道線への直通運転を実施している。駅番号「N 01」
- 都営地下鉄:I 三田線 - 当駅が起点。駅番号「I 01」
- 東急・東京メトロ・都営地下鉄の駅は、目黒線と南北線および三田線の間で相互直通運転を行っている。3社局の路線が乗り入れる共同使用駅で東急の管轄となっている。3者の乗り入れで1者が管轄する珍しい事例の共同使用駅である。
また、南北線と三田線は、当駅から白金高輪駅までの区間で駅・線路設備を共用している。当該区間については、南北線を運行する東京メトロが第一種鉄道事業者として施設を保有しており、三田線を運行する東京都交通局は第二種鉄道事業者となる。
![ホーム](images/yamanotesen_s_21.jpg) |
![改札口](images/yamanotesen_s_23.jpg) |
ホーム |
改札口 |
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。改札は橋上と地下の2か所にある。また、東急線との連絡改札口が設置されている。東急線連絡改札口にはお客さまサポートコールシステムが導入されており、早朝および深夜の一部時間帯を除き、遠隔対応のため改札係員は不在となる。
山手線では2012年度から2017年度にかけて各駅にホームドアを設置する計画があり、目黒駅では2010年8月から他駅に先行して供用が開始された。目黒駅では過去、1992年3月18日と3月19日の2日間にわたり、外回りの最後部1両分を使用してホームドアの設置・稼働試験が行われたことがあった。
2016年より首都圏の駅で導入されたJR東日本の駅ナンバリングは、当駅が導入第一号となり、同年8月20日未明に駅名標が駅ナンバリング入りのものに交換された。ている。そのため、りんかい線はJR線の給電状況に関わらず当駅を含む自社線内の通常運行が継続できる仕組みである。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
1 |
■山手線 |
内回り |
品川・東京・上野方面 |
2 |
外回り |
渋谷・新宿・池袋方面 |
東急・東京メトロ・都営地下鉄 目黒(めぐろ) |
東急目黒線 |
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目黒 |
→ |
不動前 |
東京メトロ南北線 |
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→ |
白金台 |
都営地下鉄三田線 |
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→ |
白金台 |
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所在地 |
東京都品川区上大崎四丁目2-1 |
所属事業者 |
東急電鉄 東京地下鉄(東京メトロ) 東京都交通局(都営地下鉄) |
駅構造 |
地下駅 |
ホーム |
1面2線 |
乗降人員 |
254,897人/日(東急電鉄・2023年) 101,677人/日(東京メトロ・2023年) 81,374人/日(都営地下鉄・2022年) |
開業年月日 |
1923年(大正12年)3月11日 |
乗入路線 3路線 |
所属路線 |
■東急目黒線 |
駅番号 |
MG01 |
キロ程 |
0.0km(目黒起点) |
所属路線 |
●東京メトロ南北線 |
駅番号 |
N01 |
所属路線 |
●都営地下鉄三田線 |
駅番号 |
I01 |
キロ程 |
0.0 km(目黒起点) |
駅種別 |
共同使用駅(東急電鉄の管轄駅) |
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![北改札口](images/yamanotesen_s_20.jpg) |
北改札口 |
![地下ホーム](images/yamanotesen_s_19.jpg) |
地下ホーム |
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島式ホーム1面2線を有する地下駅。駅自体は東急電鉄が管轄しているため、フルスクリーン式ホームドアを採用している南北線では唯一の可動式ホーム柵設置駅である。ホームや各社局乗務員詰所、変電所、信号機器室、通信機器室、ポンプ室などが地下4階にあり、改札口や駅事務室、換気機械室、各社局乗務員事務室などが地下3階にある。
自動券売機は東急電鉄・東京メトロ・都営地下鉄の3種類のものが設置されているので、目的地に応じた券売機を利用する必要がある。ただし、白金台駅・白金高輪駅への乗車券購入は東京メトロ・都営地下鉄のどちらのものを利用しても差し支えなく行える。
また、PASMO、SuicaなどのICカード乗車券へのチャージ・PASMOの新規発行や定期券(磁気・PASMO)の発行は駅業務を所轄している東急電鉄が行っており、東京メトロ・東京都交通局の自動券売機ではチャージができない。
また東京メトロ・東京都交通局の定期券・PASMO書き込み式企画乗車券の発行もできない(東急電鉄⇔東京メトロ・東京都交通局の連絡定期券は「定期券」と表示のある券売機で発行可能)。
東急電鉄の駅長所在駅であり、「目黒駅管内」として、当駅 - 奥沢駅間を管理している。
なお、東京メトロの駅としては、霞ケ関駅務管区溜池山王地域の被管理駅、都営地下鉄の駅としては、日比谷駅務管区日比谷駅務区の被管理駅である。
東京メトロ最南端の駅である。また、東京メトロとしては品川区に属する唯一の駅でもある。
のりば
番線 |
事業者 |
路線 |
行先 |
1 |
■東急電鉄 |
目黒線 |
大岡山・日吉・新横浜・二俣川方面 |
2 |
●東京メトロ |
南北線 |
赤羽岩淵・浦和美園方面 |
●東京都交通局 |
都営三田線 |
西高島平方面 |
- 当駅の目黒線不動前寄りにはシーサスポイントがある。2006年9月25日から2008年6月21日までは、目黒線の上り列車のうち、当駅終着の各駅停車がこのポイントを経由して下りホームである1番線に到着した後、上りホーム2番線に到着する後続の上り急行へ接続後、下り各駅停車武蔵小杉行として発車していた。しかし、同年6月22日以降は多くが南北線・三田線直通となったため、ごく一部の折り返し列車しか使用していない。
- 当駅折返しの南北線・三田線の列車は終夜運転以外では長らく設定がないが、このうち南北線方面からの当駅止まりの列車は開業後初めて2021年3月13日より設定されている)。
地上時代と地下化工事
東急線開業当初は2面3線の地上相対式ホームを持つ頭端式の地上駅であり、その後1953年に駅ビルが建ち、地下1階に東急ストアが入居していた。正面に改札口が設置されたほか、1番線のホーム中央に1994年2月28日まで山手線ホームへの連絡改札口が設置されていた。1997年7月27日に現在の構造になったが、山手線ホームへの連絡改札口は引き続き設置され、東急電鉄とJRで別々になった。
東横線複々線化工事に伴い、1991年(平成3年)4月から駅全体の地下化工事に着手した。
- 工事延長:651 m
- 事業費:335億円(営団地下鉄・当時と費用を分担)
- 掘削量:16万 m3
地平の不動前駅に対して当駅は高台にあり、同駅から特認となる40‰の急勾配を登って運行していた。地下化後は不動前駅から下り4‰の勾配に緩和され、地上から約20
m掘り下げた地下駅に至る。
当駅は起点(行き止まり式の終着駅)であり、地下化工事期間中は運転本数の少ない昼間時間帯(10時頃 - 16時頃)に片側の線路のみを使用した単線運転とすることで、負担の大きい夜間作業の低減と工事費用の低減を図った。
具体的には1991年(平成3年)11月、当駅近くに設置していた折り返し用の両渡り分岐器を約500 m離れた目黒川の手前付近に移設(片側渡り線を2基)し、ここに架線の開閉所を設置した。ここから当駅までは単線並列運行となり、昼間時間帯に片側の線路を線路閉鎖・饋電停止(架線を停電させる)を行うことで、工事作業に使用させるものである。
また、地下化切り替え工事は上下線とも一晩で地上線から地下線へ切り替えることを想定していたが、実際には切り替え作業工程が多く、終電後から初電までの時間内では収まらないことが判明した。
このため、事前作業で新上り線のみを地下線へと切り替え(地上の2番線への発着はできなくなる)、1997年(平成9年)7月26日は終日にわたり、地上の1番線のみを使用した単線運転を行った。
そして、同日終電後に地上1番線への仮設桁(仮線路)を撤去し、上下線とも地下線への切り替え工事が完了した。
歴史
- 1885年(明治18年)3月16日:日本鉄道の駅として開業。旅客営業のみ。
- 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道が国有化、国有鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により山手線の所属となる。
- 1923年(大正12年)3月11日:目黒蒲田電鉄(現在の東急)の駅が開業。
- 1929年(昭和4年):目蒲線目黒駅に東横第2食堂が開設される。
- 1936年(昭和11年):目蒲線駅舎が木造モルタル造2階建てに改築。
- 1942年(昭和17年):目蒲線ホームが3両編成対応になる。
- 1953年(昭和28年)12月12日:目蒲線駅舎が鉄筋コンクリート造地上2階・地下1階建てに改築。
- 1965年(昭和40年)10月1日:国鉄駅において手荷物及び小荷物を東急線方面との連絡のものに限定、配達の取り扱いを開始。
- 1967年(昭和42年)
- 4月1日:目蒲線ホームが4両対応に延伸され、3番線が廃止される。
- 11月25日:国鉄の目黒駅が民衆駅として改築。
- 1968年(昭和43年)2月:目蒲線に券売機と改札機が一体となった「自動券売改札機」を設置。
- 1984年(昭和59年)2月21日:国鉄と東急線の連絡荷物の取り扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、国鉄の駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅(山手線所属)となる。
- 1990年(平成2年)6月2日:JRの駅に自動改札機を設置。
- 1991年(平成3年)
- 4月23日:目蒲線目黒駅地下化の起工式を実施。
- 4月:東急目蒲線の地下化工事に着手。
- 11月15日:目蒲線のダイヤ改正により、当駅の折り返し用分岐器を約500 m不動前駅寄りに移設。当駅 - 不動前駅間の大部分が単線並列区間となる。
- 1992年(平成4年)
- 3月18日 - 3月19日:山手線ホームで可動式ホーム柵の試験を実施。
- 7月17日:仮設駅舎等の設置スペース確保のため、目蒲線ホームを不動前駅寄りに延伸(仮設ホーム)。目蒲線ホームの停車位置を不動前駅寄りに約30
m移動。
- 8月24日:目蒲線の2番線と山手線連絡改札口を結んでいた連絡地下道を閉鎖。
- 10月31日:東急の駅が仮駅舎となり、出入口は目黒通り側から2番線ホーム側(西側)に移設。
- 1993年(平成5年)
- 4月26日:目蒲線の1番線を仮設桁(仮線路・仮ホーム)に移設。
- 8月2日:目蒲線の2番線を仮設桁(仮線路・仮ホーム)に移設。
- 1994年(平成6年)2月28日:東急⇔山手線の連絡改札口を閉鎖。このため、山手線側に仮設の改札口が設置された。
- 1997年(平成9年)7月27日:東急の駅が地下駅となる。
- 2000年(平成12年)
- 8月6日:目蒲線が目黒線と東急多摩川線に分割され、当駅は目黒線の駅となる。
- 9月26日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)・都営地下鉄の駅が開業。東急目黒線と営団地下鉄南北線・都営三田線との相互直通運転を開始。
- 2001年(平成13年)
- 4月28日:東急の駅とJRの駅西口とを結ぶ連絡地下道が開通。
- 11月18日:JR東日本でICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2002年(平成14年)4月2日:JR東急目黒ビルが開業。アトレ目黒がオープン。
- 2004年(平成16年)4月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)民営化に伴い、南北線の駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される。
- 2006年(平成18年)4月28日:東京メトロの定期券うりばの営業を終了。
- 2007年(平成19年)3月18日:東急電鉄・東京メトロ・都営地下鉄でICカード「PASMO」の利用が可能となる。
- 2010年(平成22年)8月28日:山手線ホームでホームドアの使用を開始 。
- 2017年(平成29年)3月15日:アトレ目黒1・B館がリニューアル。
- 2019年(平成31年)3月30日:びゅうプラザの営業を終了。
- 2021年(令和3年)4月30日:東急電鉄の定期券売り場の営業を終了。
- 2023年(令和5年)12月9日:東急連絡改札口にお客さまサポートコールシステムを導入。
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