「富山県営渡船」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
富山県営渡船(とやまけんえいとせん)は、富山県射水市の伏木富山港新湊地区(富山新港)を渡る県営の渡し船です。 富山新港内の航路は、越ノ潟~堀岡間770メートル、所要時間約5分です。 通称「越ノ潟フェリー」と呼ばれていますが、自家用車は乗船できませんのであしからず。 富山新港は、潟湖である放生津潟を掘り込んで建設され、昭和43年4月に開港した人工港です。 富山新港が建設される前は、放生津潟の砂州上を富山地方鉄道射水線が通っていたのですが、富山新港の建設に伴い射水線は分断されてしまいます。この際に越ノ潟駅以西は加越能鉄道新湊港線となり、新港東岸側の新港東口駅以東は引き続き射水線として残りました。そして両岸を結ぶため1967年より24時間体制で渡船の運航が開始されましたが、当初は付近住民に無料優待券が配布されたのみで原則として有料でした。また以前と比べ余分に乗り換えの手間を強いることとなったため、射水線(新富山駅~新港東口駅間)の急激な利用者減少を招き、同線は1980年に廃止となり、バス代替となっています。なお、加越能鉄道新湊港線は、現在でも万葉線新湊港線として存続しています。 渡船はその後1986年に完全無料化され1日24時間(118便)体制で運行していましたが、2004年からは利用客の少ない深夜時間帯でジャンボタクシーによる代替運行が行われていて、1日16時間30分(97便)体制となっています。 渡船の航路に平行して「臨港道路富山新港東西線(新湊大橋)」が2012年9月23日に開通し、自転車歩行者道部分である、「あいの風プロムナード」が2013年6月16日に供用開始されたが、種々の問題から渡船の運行も継続されている。 ただし、2014年4月1日からは渡船の運航時間帯がさらに短縮(16時間30分→13時間45分)され、それに伴い97便から69便へと減便が行われています(泣)。ただし運航時間帯のダイヤはほぼ変更なしとなっています。 一方、代替タクシーの運行時間帯は拡大されましたが、深夜時間帯(23:15以降)は申し込み制となっています。
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