スペックデータ |
排水量 |
総トン数: 1,706トン |
主要寸法 |
75mx12.5mx6.4m
(全長、全幅、深さ) |
主機械 |
ディーゼル×1基、1軸推進 |
馬 力 |
4,000PS |
速 力 |
17.2kt |
海上保安庁の航路標識測定船 LL01「つしま」はGPSがまだ普及していなかった1970年代にGPSより精度が大分低かった双曲線航法による電波標識の精度を点検する目的で建造された世界で唯一の測定船です。
電波標識の点検任務は1960年代から灯台補給船「若草」が行ってきたが本船は「若草」が老朽化したために代船として計画されて昭和52年9月に竣工しています。
具体的任務は電波標識の誤差、補正値、有効範囲の測定、それらに加えて光波標識の光達距離測定、視認状況などの実施で当初はオメガ・システムの支援も任務に含まれていたがこちらはシステムの運用自体が既に終了しています。
オメガ航法(オメガこうほう)は、船舶や航空機が航路を設定するための電波を用いた航法(電波航法)であり、このシステムはオメガシステムと呼ばれています。GPS
の軍事用から民間への普及に伴い、1997年9月30日に全送信局が航法電波送信局としての運用を停止したため、現在は利用されていません。
多数の電波測定装置を搭載する関係から船型は長船首楼型を採用している。長船首楼後端には箱型の形状をしたアンチ・ローリング・タンクを装備している。長年、第一線にあった「つしま」だが老朽化が進み平成24年3月31日付けで解役されています。
平成23年7月17日、18日の両日に富山新港に航路標識測定船「つしま」と国土交通省北陸地方整備局新潟港湾・空港整備事務所に所属する大型浚渫兼油回収船「白山」が来港しています。
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航路標識測定船「つしま」 |
航路標識測定船「つしま」 |
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航路標識測定船「つしま」のブリッジ |
航路標識測定船「つしま」のマスト |
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航路標識測定船「つしま」の左舷 |
航路標識測定船「つしま」のブリッジ内部 |
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航路標識測定船「つしま」の操舵装置 |
輝度計 |
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大型浚渫兼油回収船「白山」 |
大型浚渫兼油回収船「白山」 |
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