駅前停留場は、愛知県豊橋市花田町西宿にある豊橋鉄道東田本線の停留場です。
ホームは、2面1線、停留場番号は1。
東海旅客鉄道(JR東海)・名古屋鉄道(名鉄)の豊橋駅前にあり、豊橋鉄道渥美線新豊橋駅にも隣接し乗換駅となっています。
第3回中部の駅百選に認定されています。
駅は、愛知県道143号豊橋停車場線の併用軌道上にあり、豊橋駅ビル(カルミア・ホテルアソシア)に平行しています。
豊橋駅やその周辺とは、階段やエスカレーター、エレベーターでペデストリアンデッキや地下道と通じています。
ホームは頭端式で、1本の線路をホームがコの字形に囲んでいます。豊橋駅に近い西側のホームは降車専用、東側のホームは乗車専用となっています。臨時電車や貸切電車に対応できるように、最大2両が停車できるようになっています。
平日午前7時半から1時間程度は乗車ホームで係員が運賃収受をするので、中ドアからも乗車可能となります。
東田本線の駅では唯一、自動券売機が1台設置されており、普通乗車券や一日乗車券が購入できるほか、ICカード乗車券(manaca等)のチャージ機も設置されています。
1925年(大正14年)7月14日、開業。
当時は豊川鉄道(JR飯田線の前身)と愛知電気鉄道(名古屋鉄道の前身)の吉田駅駅舎前にあり、安全地帯は1面2線で島式の構造でしています。また、路線自体も広小路通りを通って神明へ向かっていましています。
1950年(昭和25年)10月20日、駅前、神明間の複線化が完了。
複線化にあわせ、線路を広小路通りから駅前大通りへと移設しています。
その過渡期において、東田方面へ行く電車が広小路通りを走り、駅前駅に来る電車は駅前大通りを走るという時期もあった。
1952年(昭和27年)10月5日、駅前、市民病院前間が開業。
2か月後の12月25日には複線化され、駅前駅にも渡り線が設置されています。
1969年(昭和44年)5月15日、国鉄豊橋駅改築に伴う交通混雑を理由に駅前、市民病院前が休止。
当停留場は150メートルほど東側に移設されています。
1973年(昭和48年)3月31日、駅前、市民病院前間廃止。
1978年(昭和53年)7月1日、下り乗降場に上屋を新設し、地下道と接続。
1998年(平成10年)2月19日、豊橋駅総合開発事業計画により、路線が150メートル延長。
同時にペデストリアンデッキ下の現在地に移転。
2011年(平成23年)10月8日、「市電おもてなしアナウンス」を導入。
アナウンスを担当するのは豊橋出身の俳優である松平健。 |