富山地方鉄道立山線 本宮駅
本宮(ほんぐう)
有峰口本宮立山
所在地 富山県富山市小見362
駅番号  T54
所属事業者 富山地方鉄道
所属路線 立山線
キロ程 19.4km(寺田起点)  
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員 86人/日(2019年)
開業年月日 1937年(昭和12年)10月1日
駅種別 無人駅
本宮駅
本宮駅
駅舎内 本宮駅ホーム
駅舎内 本宮駅ホーム
元々は相対式ホームでした 駅名表示板
元々は相対式ホームでした 駅名表示板
本宮駅(ほんぐうえき)は、富山県富山市本宮にある富山地方鉄道立山線の駅である。駅番号はT55。
かつて当駅の立山駅寄りには芦峅寺駅と粟巣野駅が存在していた。
芦峅寺駅は有峰ダム建設による千垣駅以東の建設ルート変更によって、芦峅寺を通らないことになり、芦峅寺の集落まで架橋することを条件に、対岸に駅を設置したものである。
しかし、肝心の橋は富山県の財政難により、架橋が遅れたため、利用客の少ない芦峅寺駅は廃止された。
なお、橋自体は後に立山大橋として開通している。
粟巣野駅は1955年(昭和30年)7月1日に千寿ヶ原駅(現在の立山駅)が開業するまではこの駅が路線の終点であり、多くの立山登山者やスキー客で賑わった。
千寿ヶ原駅延長後も上記スキー場へのアクセス駅として残ったが、スキー場にたどり着くまでに距離があることや急坂を登る必要があったためにほとんど利用されず、1981年(昭和56年)5月22日に廃止となった。
駅の構造は単式ホームで1面1線構造となっていますが、以前は相対式2面2線で、列車交換可能でした。
この駅は無人駅となっていますが、木造駅舎を有しています。快速急行が停車します。
駅周辺には、立山山麓スキー場がありますが、ここへ行くには急勾配を歩く必要があるので一般向けではなく、最近ではスキー場へのバスは終点の立山駅から出ています。

歴史

  • 1937年(昭和12年)10月1日:富山県営鉄道、千垣駅 - 旧・粟巣野駅の開通により開業。
  • 1942年(昭和17年)6月1日:千垣駅 - 粟巣野駅間を富山県営鉄道から日本発送電に譲渡。 日本発送電の駅となる。
  • 1943年(昭和18年)1月1日:富山県営鉄道と日本発送電の交通事業が統合し、富山地方鉄道発足。富山地方鉄道の駅となる。
  • 1954年(昭和29年)4月1日:小見駅(現在の有峰口駅) - 旧・粟巣野駅間が立山開発鉄道に譲渡され、立山開発鉄道の駅となる。
  • 1962年(昭和37年)4月1日:小見駅 - 千寿ヶ原駅(現在の立山駅)が富山地方鉄道に譲渡され、再び富山地方鉄道の駅となる。