| 久喜(くき) |
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| 所在地 |
埼玉県久喜市久喜中央二丁目1-1 |
| 所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) |
| 所属路線 |
■東北本線(宇都宮線) |
| キロ程 |
48.9km(東京起点) |
| 駅構造 |
地上駅(橋上駅) |
| ホーム |
2面3線 |
| 乗車人員 |
32,472人/日(2024年) |
| 開業年月日 |
1885年(明治18年)7月16日 |
| 駅種別 |
直営駅(管理駅)
みどりの窓口 有(臨時窓口)
話せる指定席券売機設置駅 |
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| 久喜駅 |
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久喜駅(くきえき)は、埼玉県久喜市小久喜(こぐき)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅である。
「宇都宮線」の路線愛称設定区間に含まれており、上野駅発着系統と、新宿駅経由で横須賀線に直通する湘南新宿ライン、上野駅・東京駅経由で東海道線に直通する上野東京ラインが停車する。 東北本線は1885年(明治18年)7月に大宮・宇都宮間の営業が開始されたが、蓮田・久喜間には駅が設けられなかった。
年月の経過にしたがって農産物の出荷等に蓮田・久喜両駅から鉄道を利用することも多くなり、駅設置の機運が高まっていった。そこで、1907年(明治41年)に日勝村長他10か村の連名で「停車場設置願」を衆議院・貴族院両議院および逓信大臣に提出するなどして1908年に久喜信号所が開設され、1910年に駅に格上げされ開業した。
信号所は日勝村小久喜に所在していたが、久喜駅との混同を避けるため、小久喜地区に隣接し古くからの地縁関係がある篠津村久喜および久喜八幡宮の名を借りて「久喜信号所」とし、駅に格上げされた際も久喜の名称を踏襲した。1954年、篠津村・日勝村・大山村の一部が合併した際に、当駅名を自治体名に採用して久喜町となり、その後市制を施行し現在に至る。
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| 駅名標 |
島式ホーム |
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅で、橋上駅舎および駅舎直結の駅ビルを有している。
久喜駅が管理し、JR東日本ステーションサービスが駅業務を委託する業務委託駅である。
多機能券売機、指定席券売機、Suica対応自動改札機が設置されている。
なお、お客さまサポートコールシステムが導入されており、一部の時間帯は遠隔対応のため改札係員は不在となる。
また、男性用・女性用および車椅子対応のお手洗いが設置されているほか、各プラットホームにもエスカレーターおよびエレベーターといったバリアフリー設備が整備されている。
のりば
| 番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
| 1 |
■宇都宮線(東北線) |
下り |
小山・宇都宮・黒磯方面 |
| 2 |
| 3 |
■宇都宮線(東北線) |
上り |
大宮・東京・新宿・横浜・大船方面 |
| ■湘南新宿ライン |
| ■上野東京ライン |
- 湘南新宿ラインの列車は前述のように横須賀線へ直通する。
2・3番線が主本線となっている。朝および夕 - 夜間の下り方面の快速(「ラビット」含む)・特急の前を走っていた普通列車は待避線である1番線に入り、これらの列車の接続・通過待ちをする。2021年3月13日のダイヤ改正以前は日中時間帯も待ち合わせを行っていたが、この時間帯の普通列車の本数見直しにより当駅での待ち合わせはなくなった[注釈
1]。
- 2番線と3番線の間には中線がある。
東武鉄道
| 東武 久喜駅 |
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| 所在地 |
埼玉県久喜市久喜中央二丁目1-1 |
| 駅番号 |
TI02 |
| 所属事業者 |
東武鉄道 |
| 所属路線 |
■伊勢崎線 |
| キロ程 |
47.7 km(浅草起点) |
| 駅構造 |
地上駅(橋上駅) |
| ホーム |
2面4線 |
| 乗車人員 |
32,472人/日(2024年) |
| 開業年月日 |
1885年(明治18年)7月16日 |
| 駅種別 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口 有(臨時窓口)
話せる指定席券売機設置駅 |
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| 東武 久喜駅 |
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| コンコース |
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| 東武200系電車 |
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駅構造
島式ホーム2面4線を有する地上駅。PASMO対応の自動改札機、券売機が設置されている。また、自動券売機前と改札口、上下ホームにはフルカラー液晶ディスプレイによる発車標が設置されている。
長い間1面2線であったが、2003年の貨物取扱廃止により余剰となった貨物ヤードの跡地を利用してホームを1面増設し、また浅草寄りに6両編成対応、伊勢崎寄りに10両編成対応の引き上げ線が整備された。2006年(平成18年)3月18日のダイヤ改正から使用開始され、当駅発着の東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線直通列車の運転が開始されるなど、上下方向ともに多くの列車が当駅発着となった。これに伴い、北千住方面 - 館林方面間を直通する列車は削減された。
特急「りょうもう」・「リバティりょうもう」は全列車停車する。館林方面は1番線、浅草方面は4番線から発車する。乗車の際には駅員が特急券を確認するため、いずれも2号車と5号車のドアでしか乗降できない。
2020年6月6日に有料座席指定列車「THライナー」の運転を日比谷線直通として開始し、当駅はその始発・終着駅となる。なお、同列車は東武スカイツリーライン・伊勢崎線内のみの乗車はできない。
のりば
| 番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
備考 |
| 1 |
■伊勢崎線 |
下り |
伊勢崎方面 |
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| 2 |
伊勢崎方面
(一部浅草方面) |
一部の当駅始発上り列車は2番線から発車 |
| 3 |
■東武スカイツリーライン |
上り |
浅草方面 |
| 4 |
- 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。本来当駅は東武スカイツリーライン区間の範囲外であるが、当駅までの区間は列車運用上で実質的に東武スカイツリーライン系統の延長線上として扱われているため、上り浅草方面は便宜上直通先の名称で案内されている。
- 本線は下りが1番線、上りが4番線である。2・3番線が待避線である。
- 一部の当駅始発の上り列車は2番線から発車する。その際は引き上げ線に入らずホーム上で折り返す。
- 当駅からの日比谷線直通列車は有料座席指定列車「THライナー」のみである。日比谷線直通の一般列車へ乗車する場合、東武動物公園駅 - 北千住駅間のいずれかの駅で乗り換えが必要になる。
- 2013年3月16日のダイヤ改正以降、伊勢崎線における10両編成の運行は当駅までとなっている。ホーム有効長は館林駅まで10両編成に対応しているが、定期列車では当駅以遠への10両編成の乗り入れはない。
歴史
- 1885年(明治18年)7月16日:日本鉄道(現在の東北本線)の駅として開業。
- 1899年(明治32年)8月27日:北千住駅 - 当駅間に東武鉄道が開業。
- 1902年(明治35年)9月6日 - 東武鉄道の当駅から加須駅までが開業。
- 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道が国有化され、鉄道院と東武鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により東北本線の所属となる。
- 1936年(昭和11年)2月29日:2代目駅舎使用開始。
- 1970年(昭和45年)11月20日:3代目橋上駅舎に改築とともに、駅東口開設。
- 1972年(昭和47年)10月:東北本線の急行列車の一部が停車開始。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、国鉄の駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日:JR東日本でICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2003年(平成15年)9月30日:東武鉄道の貨物列車が廃止になる。
- 2006年(平成18年)3月18日:東武伊勢崎線、東京地下鉄(東京メトロ)半蔵門線・東急田園都市線直通列車が当駅まで運転開始。特急「りょうもう」の一部列車が停車開始。また、日中は当駅で系統分割し、浅草駅から来る一般列車は区間準急となり当駅までの運行となった。館林駅方面の一般列車も当駅始発・終点で設定された。
- 2007年(平成19年)3月18日:東武鉄道でICカード「PASMO」の利用が可能となる。
- 2013年(平成25年)3月16日:ダイヤ改正に伴い日中の区間準急が廃止。日中は東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線直通列車のみの運用となり、浅草駅に向かう運用は日中は特急「りょうもう」のみで一般列車の運用は朝と夜のみとなった。
- 2017年(平成29年)4月21日:特急「りょうもう」と特急「リバティりょうもう」の全列車停車開始。
- 2020年(令和2年)6月6日:座席指定列車「THライナー」が運行開始。当駅が始発終着駅となる。
- 2023年(令和5年)10月20日:話せる指定席券売機を導入。みどりの窓口が臨時窓口化。
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