三軒茶屋駅(さんげんぢゃやえき)は、東京都世田谷区太子堂にある東急電鉄の駅です。
田園都市線と世田谷線が乗り入れていますが、両路線は改札外連絡となっており、運賃も別立てとなっています。
世田谷線の駅は、関東の駅百選に選ばれています。
田園都市線における駅番号は、DT03。世田谷線における駅番号は、SG01。
新玉川線計画の段階から、首都高速道路3号渋谷線および国道246号の陸橋の基礎および地下道と一体構造で設計され建設されています。このうち、地下道部分は1971年(昭和46年)12月に完成し、鉄道開業に先行して使用開始されています。
2005年(平成17年)10月上旬から2007年(平成19年)3月下旬まで、階段増設などの地下駅火災対策施設整備工事や二子玉川寄りの新改札口(現・西改札)の設置およびエレベーター新設などの駅改良工事が施工されています。新改札口予定地の場所に元々存在していたテコプラザは移転し、世田谷通り口の進入方向がパティオ側からに制限されています。
田園都市線
相対式ホーム2面2線を有する地下駅です。駅カラーは「レモン色」。
改札は中央改札と西改札の2か所です。西改札は2007年(平成19年)に新設されたものです。なお、自動券売機は地下一階コンコースの中央改札寄りに設置されています。
トイレは地下1階中央改札内にあります。2006年(平成18年)10月頃に改良されています。多機能トイレは2007年(平成19年)3月に西改札内に新設されています。
エスカレーターはホームと中央改札を、エレベーターはホームと西改札を連絡しています。
2013年に「昭和女子大学前」という施設案内看板がホーム駅名標に掲出されています。
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
1 |
田園都市線 |
下り |
二子玉川・長津田・中央林間方面 |
2 |
上り |
渋谷・押上〈スカイツリー前〉・春日部方面 |
世田谷線
頭端式ホーム2面1線を有する地上駅。1線の線路の両側に乗車ホーム・降車ホームがそれぞれ設置されています。降車ホーム側には改札がなく、通路としても利用されています。
玉川線の廃止後、キャロットタワーの建設などを含む当駅付近の再開発までは、三軒茶屋交差点手前(現在の三茶パティオに至る連絡通路の位置)に頭端式ホーム2面1線を有していたが、再開発により西太子堂寄りへ移転・新築され、キャロットタワーの1階部分に設置されています。このような経緯から当駅には0キロポストがなく、0.2 km より始まっています。
降車ホームの西太子堂寄りに車椅子を利用する乗客のために、スロープが設置されています。
ホーム |
路線 |
方向 |
行先 |
南側 |
世田谷線 |
下り |
上町・下高井戸方面 |
北側 |
上り |
(降車専用) |
歴史
1907年(明治37年)3月6日 - 玉川電気鉄道(後の東急玉川線)が開業しています。
1925年(大正14年)1月18日 - 現在の世田谷線が開業しています。 この時は駅の手前に分岐器を設置して二子玉川園方面と下高井戸方面に分岐し、現在の世田谷線側には2面2線の相対式ホームが設置されたが、二子玉川方面は下り線に安全地帯が設置されたのみであり、上り線は廃線時まで直接道路上から乗降を余儀なくされていました。
1969年(昭和44年)5月10日 - 玉川線が廃止しています。
1977年(昭和52年)4月7日 - 新玉川線が開業。開業時から自動改札機を設置されています。
1992年(平成4年)11月11日 - 三軒茶屋駅周辺の再開発事業に伴い、世田谷線の駅を仮設駅(現在地より西太子堂寄り)に移転しています。
1996年(平成8年)11月15日 - 世田谷線の駅を現在地に移転しています。
1998年(平成9年) - 「関東の駅百選」に選定されています。選定理由は「煉瓦造りの高層ビルの中でヨーロッパ風の駅舎にレトロな路面電車が走る駅」。
2000年(平成12年)8月6日 - 新玉川線が田園都市線に編入されています。
2007年(平成19年)3月18日 - ICカード「PASMO」の利用が可能となっています。
2017年(平成29年)12月24日 - 田園都市線ホームでホームドアの使用を開始しています。 |