JR東海・高山本線 飛彈古川駅
飛彈古川(ひだふるかわ
飛彈国府飛彈古川杉崎
所在地 岐阜県飛騨市古川町金森町
駅番号  CG28 
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 CG 高山本線
キロ程 151.3km(岐阜起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員 357人/日(2019年)
開業年月日 1934年(昭和9年)10月25日
駅種別 駅長・駅員配置駅
JR全線きっぷうりば
飛彈古川駅
飛彈古川駅
駅全景 飛彈古川駅始発名古屋行きの「ワイドビューひだ」
駅全景 飛彈古川駅始発名古屋行きの「ワイドビューひだ」
みどりの窓口 特急「ワイドビューひだ」
みどりの窓口 特急「ワイドビューひだ」
飛驒古川駅(ひだふるかわえき)は、岐阜県飛驒市古川町金森町にある、東海旅客鉄道(JR東海)高山本線の駅である。駅番号はCG28。
観光の街、飛驒市の代表駅である。また、JR東海の自社管理有人駅では最北端になる。
特急「ひだ」の1往復が当駅で折り返す。また、かつての急行「たかやま」や名古屋鉄道(名鉄)から直通していた特急「北アルプス」の一時期における終着駅であった。
2004年の台風被害・線路流失の影響により、特急「ひだ」は当駅 - 富山駅間の運行を取りやめ、すべて当駅止まりで名古屋方面へ折り返していたが、2007年9月8日に角川駅 - 猪谷駅間が復旧し、再び富山行きの列車が設定された。毎年4月に起し太鼓などの古川祭が行われる際には夜間に臨時列車が運転される。

駅構造

  • 単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅。大半の列車は駅舎側の1番線に発着する。互いのホームは跨線橋で連絡している。木造駅舎を有する。
  • 駅長配置駅(直営駅)で、高山駅の被管理駅。高山駅所属の助役が駅長として駐在する。
  • JR全線きっぷうりば設置駅。自動券売機と飲料自販機が設置されている。
  • 自動改札機やエレベーターは設置されていない。
  • 高山駅同様、改札は列車ごとに行われる。
  • かつてはキヨスクが設置されていたが2012年12月で廃止された。
  • 改札と窓口は1人の職員が担当している。繁忙期の古川祭や行楽シーズンには管理駅の高山駅より助役や職員が増員される。
  • 2022年3月12日より、営業時間が短縮され、特急が発着する時間帯(9:00〜18:30)以外の時間は無人化された。営業時間外でも指定席券売機が稼働しているためきっぷの購入は可能。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考
1 CG 高山本線  下り 富山方面 特急含む 
上り 高山・下呂方面
 2・3 上り 高山・下呂方面 普通列車の一部 

貨物取扱

かつて貨物取扱があった頃には専用線が接続していた。 駅北側には名古屋営林局の貯木場の専用線があり当初は原木の発送が行われていたが、後にパルプ工場向けの木材チップの発送も開始された。主な発送先は奥田駅(興人富山工場)であった。1967年(昭和42年)より奥田駅と当駅間で木材チップの専用列車が設定された。このチップ専用列車は全国初であり、当時の貨物列車と比べて輸送時間を4時間短縮するなどの成果をあげた。また、岐阜方にはデンカセメント飛騨古川サービスステーションへの専用線が分岐しており、青海駅(デンカ青海工場)からセメントが到着していた。いずれも1984年(昭和59年)までに休止もしくは廃止となり、1984年のダイヤ改正に伴い貨物取扱廃止となった。

歴史

  • 1934年(昭和9年)10月25日:高山本線の飛騨小坂駅 - 坂上駅間開通と同時に開業。旅客および貨物の取扱を開始。
  • 1984年(昭和59年)1月10日:貨物の取扱を廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる。