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高岡貨物駅前 |
JR貨物・新湊線は、富山県高岡市の能町駅と高岡貨物駅に至る1.9kmを結ぶ鉄道線です。全線単線非電化の貨物線であり、現在は旅客営業は行っていません。
始発の能町駅で氷見線と分岐しています。
新湊線は、もともとは中越鉄道により、1918年(大正7年)1月27日に能町駅-新湊駅間
2.1M(約3.38km)が開業しています。
1920年(大正9年)に国有化された後は新湊軽便線となっています。この際に吉久停留場が駅に昇格し、吉久駅が開業しています。
1922年(大正11年)には軽便鉄道法廃止により新湊線に改称されています。もちろんこの時点では旅客営業を行っていました。
1930年(昭和5年)にはマイル表示からキロ表示に変更されたことにより路線距離が2.2Mから3.6kmに変更されています。
1951年(昭和26年)には新湊線に並行する富山地方鉄道高岡軌道線(現・万葉線高岡軌道線)米島口駅-新湊駅間が開業したことで、新湊線は貨物線となり、旅客営業は高岡軌道線が担うことになりました。この際に吉久駅と中伏木駅が廃止されています。
1987年(昭和62年)4月1日には国鉄分割民営化により新湊線は日本貨物鉄道が承継しています。
2002年(平成14年)12月1日には新湊駅が移転され、旧吉久駅跡地に高岡貨物駅として開業されています。この際に路線距離が3.6kmから1.7km短縮され、1.9kmとなっています。しかしこんな短い路線も珍しいですね。
新湊線の周辺には多数の工場が乱立しているのですが、現在では中越パルプ能町工場への専用線が高岡貨物駅から分岐するのみとなっています。 |
JR貨物・新湊線 路線データ |
路線距離 |
能町 - (貨)高岡貨物間 1.9km |
軌間 |
1,067mm |
駅数 |
2駅(起終点駅含む) |
複線区間 |
なし(全線単線) |
電化区間 |
なし(全線非電化) |
開業日 |
1918年(大正7年)1月27日 |
列車種別 |
貨物列車のみ |
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ディーゼル機関車 |
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駅名 |
駅間
キロ |
営業
キロ |
接続路線 |
ホーム |
みどり
の窓口 |
駅員
配置 |
交換
設備 |
所在地 |
能町駅 |
- |
0.0 |
JR貨物:新湊線(貨物線) 万葉線(新能町駅) |
1面2線 |
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◇ |
高岡市 |
高岡貨物駅 |
1.9 |
1.9 |
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貨 |
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○ |
◇ |
列車交換 注 ∨∧◇::列車交換可能 |:列車交換不可
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