K6−2/V+PL−K6−V/98の搭載方法
PL−K6−V/98
PL−K6−V/98
ベースクロックの変更
Xa12のマザーボード
私のPC−9821V16M7にK6−V 400MHz + PL−K6−V/98を搭載しました。

 @ まず、本体のふたを外してCPU部が見えるようにします。
   マシンによっては、内部のスペースに余裕がない場合もあるので注意が必要です。
 A CPUクーラー、またはシートヒンクを外します。
   CPUクーラーを搭載している場合は、電源コードを外します。
 B CPU横のレバーを上げてCPUを取り外します。
 C PL−K6−V/98の設定を確認してください。
   コア電圧と、逓倍率の設定が必要です。
   この場合、コア電圧は2.4V、逓倍率は6倍に設定してください。
   下記の表を参考にしてください。

PL−K6−V/98のディップスイッチの設定一覧表
逓倍率 Pin 1 Pin 2 Pin 3
6x ON OFF OFF
5.5x OFF OFF ON
5x OFF ON ON
4.5x ON ON ON
4x ON OFF ON
3.5x OFF OFF OFF
3x OFF ON OFF
2.5x ON ON OFF
コア電圧 Pin 4 Pin 5 Pin 6 Pin 7 Pin 8
3.5V ON ON ON ON OFF
3.4V OFF ON ON ON OFF
3.3V ON OFF ON ON OFF
3.2V OFF OFF ON ON OFF
3.1V ON ON OFF ON OFF
3.0V OFF ON OFF ON OFF
2.9V ON OFF OFF ON OFF
2.8V OFF OFF OFF ON OFF
2.7V ON ON ON OFF OFF
2.6V OFF ON ON OFF OFF
2.5V ON OFF ON OFF OFF
2.4V OFF OFF ON OFF OFF
2.3V ON ON OFF OFF OFF
2.2V OFF ON OFF OFF OFF
2.1V ON OFF OFF OFF OFF
2.0V OFF OFF OFF OFF OFF

本体マザーボード側のベースクロックが50MHz,60MHzになっているマシンは、66MHzに設定してください。この場合、ジャンパが必要になります。
具体的には、クロックが75MHz,90MHz,120MHzのマシンは、ベースクロックが66MHzになっていないので、これらのマシンはベースクロックを66MHzに設定してください。
ただし、この場合メモリをパリティ付きのSIMMに交換しないと、動作しないことがあります。

  
CPUアクセラレータ
CPUアクセラレーター
【CPUアクセラレーター組み立て作業の手順】

@ CPUに付属のCPUクーラーを装着してください。

CPUのピン側を見ると一隅だけ角がないので、その部分とクーラーのコードが対角になるように取り付けます。クーラーの下部の爪にCPUを挟むようにして取り付けます。
私が実際に作業したときはCPUクーラーのナットが締まっていたので、ゆるめてからCPUを挟みました。
CPUを固定するのは、上部の四隅の六角ナットを締めます。

A 次にPL−K6−V/98にCPU+CPUクーラーをのせてください。

ここでもやはり向きを間違わないようにしてください。
この作業でもっとも失敗が起こるのもこのときです。
後で正常に動作しないという場合は、この時点でピンが完全に刺さっていないケースがほとんどです。
またCPUとCPUクーラーが密着しないと、冷却効果がないので注意してください。

B クーラーとPL−K6−V/98をケーブルで接続してください。
C さらにPL−K6−V/98が電源をとるための電源ケーブルをコネクターに接続してください。

これでCPUアクセラレータが完成しました。
完成図
CPUがソケットに装着された
【CPUアクセラレーターを本体に取り付ける】

@ CPUアクセラレータをCPUソケットにのせてください。

このときも向きを間違わないようにしてください。
すべてのピンが完全に刺さるようにしてください。
やはり一角だけピンがないので、そこを合わせてください。

A CPUアクセラレータが完全に装着されたら、差し込みレバーを下げてください。
CPUアクセラレータが固定されます。

B CPUアクセラレーターの電源ケーブルを適当なコネクタに接続してください。
単独で電源を取った方がいいのですが、余っているケーブルがなければ、どれかにパーツに接続されているケーブルから分岐させてください。

これでCPUの換装は、完了です。
本体のふたを閉じて、電源を投入します。
本体が起動したらキャッシュコントローラーをインストールします。
これで動作したら、所定の性能が発揮できているかどうか、ベンチマークで測定する。