新大村駅(しんおおむらえき)は、長崎県大村市植松三丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)の駅である。西九州新幹線と、在来線の大村線が乗り入れる。 西九州新幹線の開業に合わせて設置された駅である。長崎空港に比較的近いが、大村市の中心駅は大村駅である。
西九州新幹線と大村線の計2路線が乗り入れており、相互に乗り換えが可能である。
大村線の駅はもともと同地に設置されておらず、西九州新幹線開業に合わせて大村車両基地駅と共に請願駅として設置された[5]。
諫早駅までは西九州新幹線と大村線が並行するような形になっているが、両者は異なる経路とされており、営業キロは西九州新幹線が12.5 km、大村線が13.9 kmとなっている。また、選択乗車もできない。新大村駅 - 諫早駅間のみを乗車する場合、大村線は地方交通線であるため、大村線経由だと運賃計算キロ(擬制キロ)は15.3 kmとなり、運賃自体は西九州新幹線より高くなる。
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N700S系新幹線「かもめ」 |
新幹線ホーム |
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YC1系気動車 |
改札口 |
駅構造 新幹線ホームの高架下に駅舎および商業施設と、地上駅となる大村線ホームが設置されている。
駅舎
- 新幹線ホーム下に駅舎と商業施設を有する。出入口は2か所あり、東口はさくら口、西口はさざなみ口と呼ばれる。
- 車寄せやバス停などが設置されメインとなるさくら口とさざなみ口との間は地下自由通路で結ばれており、さくら口には伊藤園が寄贈した桜の木が植えられている。
西九州新幹線
- 相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。待避線がないため可動式安全柵が設置されている。
大村線
- 単式ホーム1面1線を有する地上駅。
- 新幹線と大村線の改札口は別で、新幹線は自動改札機であるのに対し、大村線は改札がなく無人駅扱いである。乗換改札口がないため、新幹線と大村線の乗り換えの際は一旦改札口から出ることになるが、途中下車不可のきっぷであっても特例で改札口から出ることができる。
- 大村線側は1駅早岐寄りの竹松駅までSUGOCA長崎エリアに含まれるため、簡易改札機が設置されている。
のりば
のりば |
路線 |
方向 |
行先 |
在来線ホーム |
1 |
■大村線 |
上り |
ハウステンボス・早岐・佐世保方面 |
下り |
諫早・長崎方面 |
新幹線ホーム |
11 |
■西九州新幹線 |
上り |
武雄温泉・新鳥栖・博多方面 |
12 |
下り |
長崎方面 |
歴史
- 2015年(平成27年)6月26日:駅高架橋の土木工事に着手。
- 2019年(令和元年)10月8日:駅舎の建築工事に着手。
- 2020年(令和2年)11月26日:駅名を「新大村駅」に決定する。
- 2022年(令和4年)
- 3月11日:駅舎の建設工事が竣工。
- 9月22日:東口および西口の駅前広場、東西自由通路が完成。
- 9月23日:開業。
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