長崎電気軌道 蛍茶屋停留場
蛍茶屋(ほたるぢゃや)
新中川町蛍茶屋
所在地 長崎県長崎市中川一丁目
駅番号 43
所属事業者 長崎電気軌道
所属路線 蛍茶屋支線(□2号系統・3号系統・4号系統・5号系統)
キロ程 2.2km(西浜町起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員 3,100人/日(2015年)
開業年月日 1934年(昭和9年)12月20日
蛍茶屋停留場
蛍茶屋停留場
蛍茶屋停留所から車庫への線路あり 長崎電気軌道6000形電車
蛍茶屋停留所から車庫への線路あり 長崎電気軌道6000形電車
奥に蛍茶屋車庫 長崎電気軌道370形電車
奥に蛍茶屋車庫 長崎電気軌道370形電車

駅の概要

蛍茶屋停留場(ほたるぢゃやていりゅうじょう)は、長崎県長崎市中川一丁目にある長崎電気軌道蛍茶屋支線の路面電車停留場です。駅番号は43。2号系統、3号系統、4号系統、5号系統が停車します。
蛍茶屋には車庫(蛍茶屋車庫)と営業所が置かれていて、路面電車の運行上の拠点となっています。
蛍茶屋停留場は1934年(昭和9年)12月、馬町 - 蛍茶屋間の開通と同日に開業しています。
開業より支線の終点です。「蛍茶屋」という名前は、中島川の上流域である当地に茶屋が置かれていたことに由来します。
1937年(昭和12年)には車庫、1940年(昭和15年)には営業所が完成しています。

駅構造

蛍茶屋停留場は併用軌道区間にある停留場で、ホームは道路(新長崎街道)上に設けられています。
ホームは1面で、複線の線路の間に設けられた島式ホームです。
路線の起点から見て左側が1号線、右側が2号線です。
蛍茶屋車庫は停留場の先にあり、2本の線路はそのまま伸びて新長崎街道と別れ、専用軌道となって車庫へ入線します。
以前は車庫に向かって直進していたが、道路の拡幅により軌道が移設されたため、S字にゆるくカーブを描いて車庫へとつながっています。いっぽう停留場の手前、新中川町寄りにはシーサスクロッシングがあります。
営業所は停留場前にあるビル(NEビル)の2階に入居していて、配車室を構えています。

蛍茶屋車庫

蛍茶屋車庫は長崎電軌の車両基地の一つです。蛍茶屋停留場の先にあり、側線(留置線)を2本備えます。車庫の上には長崎電軌が所有しファミリーレストランと駐車場が入居するビル(NEビル2)が建っています。
車庫が完成したのは1937年3月のことです。
茂里町から設備の大半が移され、当初は側線7本・ピット5本を備え車両工場も有していました。
戦災による被害も少なく、戦後は蛍茶屋で車両の復旧が行われています。
1971年には側線2本を新設、この2本の側線を残して車庫機能は西町車庫へ移されています。
車両工場もこのとき移転、テナントビルと駐車場はその跡地に建てられています。
ビルは1986年の完成で、それ以前はゴルフ練習場が営業していた。

歴史

  • 1934年(昭和9年)12月20日:開業。
  • 1937年(昭和12年)3月4日:蛍茶屋車庫が完成。
  • 1940年(昭和15年)5月31日:蛍茶屋営業所が完成。
  • 1971年(昭和46年)7月21日:車庫機能の大半を西町車庫へ移転。
  • 1985年(昭和60年)2月14日:蛍茶屋営業所ビル(NEビル)の新築起工式を実施。8月7日に完成。
  • 1986年(昭和61年)12月11日:蛍茶屋駐車場・テナントビル(NEビル2)が完成。駐車場の営業を開始。
  • 2005年(平成17年)9月25日:営業所での定期券取り扱いを開始。