長崎電気軌道 平和公園停留場
平和公園(へいわこうえん)
大橋平和公園原爆資料館
所在地 長崎県長崎市松山町3番3号先
駅番号 19
所属事業者 長崎電気軌道
所属路線 本線
1号系統・□2号系統・3号系統)
キロ程 2.2km(住吉起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員 1,935人/日(2015年)
開業年月日 1933年(昭和8年)12月25日
平和公園停留場
平和公園停留場
長崎電気軌道1300形電車 長崎電気軌道500形電車
長崎電気軌道1300形電車 長崎電気軌道500形電車
長崎電気軌道211形電車 長崎電気軌道1500形電車
長崎電気軌道211形電車 長崎電気軌道1500形電車

駅の概要

平和公園停留場(へいわこうえんていりゅうじょう)は、長崎県長崎市松山町にある長崎電気軌道の路面電車停留場です。
駅番号は19。1号系統、2号系統、3号系統が停車します。
当停留場は1933年(昭和8年)、本線の延伸に合わせて松山町停留場(まつやままちていりゅうじょう)として開業しました。
1945年(昭和20年)8月9日には原爆投下により長崎電軌は本線をはじめ全線が不通となっています。
当停留場は爆心地に最も近い停留場であり、当停留場を含む浜口町 - 大橋間は原爆の被害が最も大きい区間でした。
被爆から復旧したのは2年後、1947年(昭和22年)のことです。
2018年(平成30年)には沿線の観光地の名前を停留場名とし、平和公園停留場に改称しました。

駅構造

停留場は専用軌道区間にあり、軌道は道路から独立しています。
ホームは2面あり、南北方向に延びる2本の線路を挟み込むように配されるが、互いのホームは道路を挟んで斜向かいに離れています。北寄りにあるのが長崎駅前方面行き、南寄りにあるのが赤迫方面行きのホームとなります。
構内で軌道はやや屈曲していて、道路との交差部には踏切(第4種)が設置されます。
長崎駅前方面ホームのみ日本語・英語による観光施設への自動案内放送が流れるほか、自動販売機も設置されています。
8月9日の平和祈念式典の際には混雑緩和のため停留場に改札係が配置されて運賃収受にあたるため、通常の乗車扉からも降車可能となります。
ホームの上屋は2000年(平成12年)2月にトタン屋根から景観に配慮してシェルター式に架け替えられています。
かつて赤迫方面行きのホームは島式ホームで、進行方向右側から乗車していたが、360形の導入に合わせて1961年(昭和36年)に現在のホーム構造に改造されました。

歴史

  • 1933年(昭和8年)12月25日:下の川停留場(廃止)から大橋停留場までの開通に合わせて松山町停留場として開業。
  • 1945年(昭和20年)8月9日:原爆投下により不通。
  • 1947年(昭和22年)5月16日:浦上駅前から大橋までの区間が復旧。
  • 1961年(昭和36年) - ホーム構造を改める。
  • 2000年(平成12年)2月19日:停留場を改築。
  • 2002年(平成14年)8月27日:長崎駅前方面ホームに案内放送装置を設置。
  • 2018年(平成30年)8月1日:平和公園停留場に改称。