北濃駅(ほくのうえき)は、岐阜県郡上市白鳥町白鳥歩岐島にある長良川鉄道越美南線の駅です。駅番号は37。
同線の終着駅です
。美濃太田駅から延び、福井県の越美北線と結ばれる予定で建設された越美南線は、当駅の構内北側に車止めが設置されており、線路が途切れている。
駅構造
島式ホーム1面2線の地上駅で、2線のうち駅舎側ではない方の1線が使用されている。木造駅舎を有する。
木造の駅舎がありますが、無人駅となっています。
2019年9月に「終着北濃駅」(飲食店])が開店しています。(´;ω;`)ウゥゥ
かつては越美南線の終着駅として蒸気機関車の給水などの設備などや貨物列車用の引込線もあり、駅員も配置されていましたが1974年(昭和49年)10月1日に貨物の取扱を廃止していて、無人駅化されています。
夜間滞泊は行われておらず、この駅に到着した最終列車(土・休日ダイヤの場合はその1本前)は美濃白鳥まで回送されます。
駅スタンプ
長良川鉄道では、国鉄時代の「わたしの旅キャンペーン」のスタンプを復刻したスタンプラリーと1日乗車券のセットを2022年から発売(発売額は通常の1日乗車券と同額)しています。
この駅のスタンプも用意されているが、無人駅であるため、美濃白鳥で押印することになります。😢
転車台
駅構内北側には蒸気機関車の向きを変える転車台が残っており、これは蒸気機関車が現役だった1960年代終わり頃まで使われており、長良川鉄道発足後も使われた時期があります。
この転車台は1902年にアメリカン・ブリッジで製造されたもので、当初岐阜駅に設置され、越美南線が当駅まで延伸開業した1934年にここに移設されています。
直径15.4mの円形をしており、機関車の載った橋桁を2人で押して回転させる手動式となっています。
大井川鐵道の千頭駅にある転車台(1897年・イギリス製)に次ぐ日本国内では2番目に古いものとなっています。
2002年に地元住民で保存会が結成され、2004年には展示・保存を開始しました。
2005年7月12日には国の登録有形文化財に登録されています。なお陸運局の書類上は現役の設備となっています。
歴史
- 1934年(昭和9年)8月16日:国有鉄道越美南線 美濃白鳥駅 - 当駅間開通と同時に開業。
旅客および貨物の取扱を開始。省営自動車「白城線」に北濃停車場設置。
- 1957年(昭和32年)5月:御母衣ダム建設開始に伴い資材輸送を開始。
- 1958年(昭和33年):貨物専用ホーム設置。
- 1961年(昭和36年):大白川ダムおよび御母衣第二発電所建設開始に伴い資材輸送を開始。
- 1974年(昭和49年)10月1日:貨物の取扱を廃止。
- 1986年(昭和61年)12月11日:国鉄越美南線の長良川鉄道への転換により同社の駅となる。
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