富山地方鉄道富山港線 下奥井駅
下奥井(しもおくい)
奥田中学校前下奥井粟島
所在地 富山県富山市下奥井
駅番号  C30 
所属事業者 富山地方鉄道
所属路線 富山港線
キロ程 2.1km(富山駅北起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面1線
乗降人員  241人/日(2019年) 
開業年月日 2006年(平成18年)4月29日
踏切でホームが前後にずれています
踏切でホームが前後にずれています
下奥井駅下りホーム 下奥井駅上りホーム
下奥井駅下りホーム 下奥井駅上りホーム
下奥井駅上下ホーム 下奥井駅上りホーム
下奥井駅上下ホーム 下奥井駅上りホーム
下奥井駅(しもおくいえき)は、富山県富山市下奥井2丁目にある、富山地方鉄道富山港線の駅です。駅番号はC30。
2020年(令和2年)2月22に富山ライトレールが富山地方鉄道に吸収合併され、当駅も富山地方鉄道の駅となっています。

駅構造

千鳥式ホーム2面1線の地上駅であり、下奥井踏切を挟んで上下ホームがあります。
ホームは低床ホームとなっており、旅客上屋等の設備が設けられています。
LRT化後の富山港線の各駅及び各停留場においては、各電停の旅客上屋壁面を「個性化壁」と称して駅周辺の文化や歴史を伝える意匠を施しているが、当駅においては山口久美子がデザインを手がけ、当駅旧駅舎がモチーフとなったイメージグラフィックが掲出されています。当駅における個性化壁の協賛企業は、富山化学工業となっています。花壇が設置されており、近隣住民や富山県立富山聴覚総合支援学校の生徒、富山化学工業の社員等によって整備されています。
当駅は、JR時代末期は1面1線の単式ホームでしたが、従来は2面2線で交換設備があったとのことです。
ただし、それが撤去された後は、線路がカーブしていたのですが、現在では直線的な線路に付け替えられています。

のりば

のりば 路線 方向  備考 
1 富山港線 下り 岩瀬浜方面
2 上り 富山駅方面

貨物取扱

当駅における貨物取扱は、1982年(昭和57年)11月15日に廃止されています。廃止時には専用線発着車扱貨物に限定されており、全盛期の1970年(昭和45年)度においては発着合計3万4821トンであったが、1981年(昭和56年)度には6295トンまで減少していた。廃止後の貨物は富山駅か富山港駅で取扱うこととされています。
1953年(昭和28年)10月10日付『鉄道公報』第1254号通報専用線一覧別表掲載中、当駅接続の専用線は次の通りです。
  • 道益産業線(第三者使用:日本通運、動力:手押、作業粁程:0.2粁)
1970年(昭和45年)10月1日現在における当駅接続の専用線は以下の通りです。
  • 大谷製鉄線(通運事業者等:日本通運及び富山通運、動力:私有機関車、作業粁程:0.3粁、総延長粁程:0.4粁)
  • 富山化学工業線(通運事業者等:富山通運、動力:手押、作業粁程:0.2粁、総延長粁程:0.3粁)

歴史

  • 1927年(昭和2年)6月1日:富岩鉄道の駅として開業し、旅客の取扱を開始する。
  • 1930年(昭和5年):貨物の取扱を開始する。
  • 1941年(昭和16年)12月1日:富山電気鉄道富岩線の駅となる。
  • 1943年(昭和18年)
    • 1月1日:社名変更により富山地方鉄道富岩線の駅となる。
    • 6月1日:国有化により鉄道省(国鉄)富山港線の駅となる。一般駅であるが、集貨及び配達の取扱は行わない。
  • 1946年(昭和21年)7月1日:集貨及び配達の取扱を開始する。
  • 1969年(昭和44年)10月1日:手荷物及び小荷物の配達取扱を廃止する。
  • 1972年(昭和47年)10月2日:旅客、手荷物、小荷物及び専用線発着車扱貨物を取扱う駅となる。
  • 1974年(昭和49年)10月1日:旅客、荷物及び専用線発着車扱貨物を取扱う駅となる。
  • 1982年(昭和57年)11月15日:専用線発着車扱貨物の取扱を廃止する。
  • 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取扱を廃止する。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
  • 2006年(平成18年)
    • 3月1日:西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅としては廃止となる。
    • 4月29日:富山ライトレールの駅として再開業する。
  • 2020年(令和2年)2月22日:富山ライトレールが富山地方鉄道に吸収合併されることに伴い、再び富山地方鉄道の駅となる。