京阪電気鉄道京津線 御陵駅
御陵 (みささぎ)
京都市営地下鉄東西線   山科 御陵 蹴上
京阪京津線        →  京阪山科
所在地 京都市山科区御陵原西町
所属事業者 京都市営地下鉄
京阪電気鉄道
駅番号  T08 
所属路線1 京都市営地下鉄東西線
キロ程1 8.7 km(六地蔵起点)
所属路線2 京阪京津線 
キロ程2  0.0 km(御陵起点)
駅構造 地下駅
ホーム 2面4線
乗降人員  8,519人/日(京都市交通局・2019年)
8,585人/日(京阪・2019年)
開業年月日 1912年(大正元年)8月15日
備考 共同使用駅(京都市交通局の管轄駅)
御陵駅改札口
御陵駅改札口
京阪電車券売機 3番乗り場
京阪電車券売機 3番乗り場
御陵駅は、京都府京都市山科区御陵原西町にある、京都市交通局(京都市営地下鉄)・京阪電気鉄道(京阪)の駅です。
駅番号はT08。相対式ホーム2面4線。地下鉄開業以前の京阪京津線時代の日ノ岡駅・御陵駅の2駅を統合した駅です。
京都市営地下鉄東西線と、京阪京津線の2路線が乗り入れています。
京都市交通局と京阪電気鉄道の共同使用駅で、京都市交通局が管轄しています。
かつては京津線の中間駅でしたが、1997年の地下鉄東西線開業および京津線の京津三条駅 - 当駅間廃止、駅の地下化により現在の形となっています。
駅施設は第三セクターである京都高速鉄道株式会社が建設しました。
京阪京津線との接続のため「4線シールド工法」という技法で工事が行われています。
駅の西側は複線断面トンネルであり、上下線別の単線トンネルを通じ地下2・3階の駅ホームに分岐器を介して接続します。
上下線のいずれとも北側が大津方面、南側が六地蔵方面になっているが単純にY字状に分岐しているわけではなく、駅の東側で京津線は上下線束ねられ、堀割構造の複線傾斜路を伝い地上へ抜ける一方で、地下鉄線は地上に出た京津線の下をくぐって北側に出、東海道本線・京阪線とほぼ直交するかたちで京阪線を再度くぐって山科駅へ向かいます。
道路・軌道敷下の狭い空間でこれらの配線の処理を行うため、4本の単線シールドトンネルはそれぞれ上下左右に屈曲する複雑な立体構造になっています。
駅(改札、ホーム)の位置は旧御陵駅と旧日ノ岡駅の中間に位置しています。そのため、両駅の利用者への利便性に配慮するために地下鉄構内への出入り口を旧御陵駅側と旧日ノ岡駅側に2箇所ずつ設けています。出入り口から駅中央に1箇所ある改札までは地下の通路を歩く必要があります。

のりば
階層 番線 路線 方向 行先 備考
地下2階 1 東西線 下り 京都市役所前・烏丸御池・太秦天神川方面 六地蔵方面からの列車
2 京津線からの列車
地下3階 3 上り 山科・六地蔵方面
4 京阪京津線 四宮・びわ湖浜大津方面
奇数番線が六地蔵方面発着の列車用、偶数番線が京津線乗り入れ列車用となっています。
花火大会開催時などに、御陵 - びわ湖浜大津間の臨時列車が運転される時には、2番のりばから折り返し運転のびわ湖浜大津行きが発車します。


1912年(大正元年)8月15日 - 京津電気軌道の駅として開業しています。
1925年(大正14年)2月1日 - 会社合併により京阪電気鉄道の駅となっています。
1927年(昭和2年)9月21日 - 駅が新築移転しています。
1943年(昭和18年)10月1日 - 会社合併により京阪神急行電鉄の駅となっています。
1949年(昭和24年) 12月1日 - 会社分離により再び京阪電気鉄道の駅となりました。
12月30日 - 駅構内を拡張しています。
1997年(平成9年)10月11日 - この日の営業を最後に、京津線の京津三条駅 - 当駅間が廃止となっています。 廃線区間は、翌日から営業を開始した地下鉄東西線三条京阪駅 - 当駅間に事実上継承されています。
1997年(平成9年)10月12日 - 京都市営地下鉄東西線の醍醐駅 - 二条駅間の開通と同時に同線の駅が開業しています。京阪京津線が当駅より地下鉄東西線京都市役所前駅まで乗り入れを開始しています。 この日の営業から京津線は地下鉄東西線の駅への乗り入れを開始し、従来の地上駅は廃止となっています。また、市営地下鉄と京阪京津線の乗り換え(乗り入れ)駅であることから、東西線開通後しばらくの間、行先案内のためにそれぞれのホーム階に駅員が配置されています。
2007年(平成19年)4月1日 - 京都市営地下鉄・京阪でICカード「PiTaPa」の利用が可能となっています。
2013年(平成25年) 9月16日 - 台風18号の豪雨により京阪京津線トンネル側からの浸水のため地下3層部分が冠水し営業停止となっています。この影響により、東西線小野駅 - 烏丸御池駅間と京阪京津線全線が運転見合わせとなります。同日中の復旧は行えず、翌日の9月17日も京都市バス、京阪バスの両社局による代替輸送が行われています。
9月19日 - 東西線は午後9時30分に運転を再開しました。
9月30日 - 逢坂山での土砂崩れの復旧が遅れ、京阪京津線の東西線への乗り入れはこの日の始発より再開されています。なお京津線(御陵 - 浜大津間)運転再開は29日午後5時からとなっています。