神岡鉱山前駅は、神岡鉄道神岡線の駅です。
神岡線が2006年(平成18年)12月1日に廃止となり、当駅も廃駅となりました。
ホームは、築堤の上にあり、駅前から地下道を通ってホームへ出ると駅舎があります。
廃駅になった後はシャッターが降りていてホームには入れません。
当駅は、名前の通り神岡鉱山を目の前にしていて、貨物専用線を経由して高原川対岸の神岡鉱山から貨物を運び出す拠点駅でした。しかし貨物扱いを終了したことで神岡線の命運は尽きてしまったと言えるでしょう。
神岡線内では当駅だけが列車交換設備を持ち、当駅を通過する列車は当駅でタブレットを交換する必要があり、当駅は神岡鉄道では唯一社員が配置された直営駅となっていました。
国鉄時代は駅前のスペースに鉄筋コンクリート平屋建ての駅舎があって、神岡鉄道転換後も本社機能を有していたが、2002年(平成14年)に本社を終点の奥飛騨温泉口駅に移転して、ここの駅舎は撤去されています。
ホームには大黒天の木像を奉った祠が設置されていましたが、廃駅になったために既に撤去されています。
駅前には国道41号線と国道471号線が分岐していて対岸には神岡鉱山や発電所などがあります。 |