JR城端線 福光駅
福光(ふくみつ)
東石黒福光越中山田
所在地 富山県南砺市荒木5327
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 城端線
キロ程 24.7km(高岡起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員 526人/日(2019年)
開業年月日 1897年(明治30年)8月18日
駅種別 簡易委託駅
みどりの窓口
(e5489サービス対象外・カード支払不可)
福光駅前
福光駅前
棟方志功のモニュメント 福光駅ホーム
棟方志功のモニュメント 福光駅ホーム
ヤマザキディリーストア 運賃表とみどりの窓口
ヤマザキディリーストア 運賃表とみどりの窓口
福光駅(ふくみつえき)は、富山県南砺市荒木にある西日本旅客鉄道(JR西日本)城端線の駅である。
また、かつては国鉄自動車名金急行線、太美山線及び井波線の自動車駅であった。
JTBパブリッシングが発行する『JTB時刻表』において、当駅は南砺市の中心駅として記載されている。

駅構造

相対式ホーム2面2線を持ち、列車交換が可能な地上駅である。
北陸広域鉄道部管理下の簡易委託駅である。
駅舎に入居するタクシー会社「福光タクシー」が窓口業務を受託。
みどりの窓口にJRの端末(マルス)を設置している。
西口駅舎は1983年(昭和58年)4月1日に竣工した。ロッジ風の鉄骨コンクリート平屋建で、総工費は9200万円であった。
2002年(平成14年)5月からは構内にキヨスク福光駅店が開設されていたが、2014年(平成26年)8月25日で閉店した。
同店は城端線内最後の駅構内における売店であった。
待合室とホームのベンチには富山県立南砺福光高等学校の生徒が作成した座布団が設置されているが、生徒の減少と2022年の閉校に伴い2020年の寄贈をもって終了している。
また、同校の生徒により長年にわたり駅内の清掃奉仕活動や座布団の寄贈が行われてきたことから、2021年7月に駅業務の管理委託を受けている福光タクシーから表彰を受けた。
城端線のりば
ホーム 路線 方向 行先
1 城端線  上り 高岡方面
2 下り 城端方面

貨物取扱

当駅における貨物取扱は、1980年(昭和55年)9月25日に廃止された。
1967年(昭和42年)7月1日現在における当駅接続の専用線は以下の通りであった。
  • 中越木材線(第三者使用:日本通運、動力:日本通運所有機関車及び手押、作業粁程:0.3粁)
1970年(昭和45年)10月1日現在における当駅接続の専用線は以下の通りであった。
  • 中越木材線(通運事業者:日本通運、動力:日本通運所有機関車及び手押、作業粁程:0.2粁、総延長粁程:0.2粁)

歴史

  • 1897年(明治30年)
    • 8月18日:中越鉄道福野駅 - 当駅間延伸に伴い終着駅として開業し、旅客及び貨物取扱を開始する。
    • 10月31日:中越鉄道当駅 - 城端駅間が開業する。
  • 1920年(大正9年)9月1日:中越鉄道の国有化により、鉄道省(国鉄)中越線の駅となる。当駅は旅客、手荷物、小荷物及び大貨物の取扱を行う。
  • 1939年(昭和14年)9月1日:金福線当駅 - 総平駅間が開業し、自動車駅として一般運輸営業を開始する。
  • 1942年(昭和17年)8月1日:中越線の高岡駅 - 城端駅間が城端線に改称され、当駅もその所属となる。
  • 1951年(昭和26年)3月10日:金福線当駅 - 井波駅前駅及び同線当駅 - 越中吉見駅間の開業が開業する。自動車駅として一般運輸営業を行う。
  • 1952年(昭和27年)10月18日:金福線当駅 - 城端駅間(大西駅経由)が開業する。当駅においては一般運輸営業を行う。
  • 1953年(昭和28年)12月30日:金福線当駅 - 境川橋詰駅間及び同線井波駅前駅 - 小牧堰堤駅が開業し、金福線を金白北線と改称する。当駅においては一般運輸営業を行う。また、同線当駅 - 飛野駅間に越中高宮駅が開業する。
  • 1954年(昭和29年)12月:当駅構内拡張が完了する。
  • 1955年(昭和30年)10月28日:金白北線を金白北本線と改称する。
  • 1957年(昭和32年)10月1日:福光東町駅の開業により、昭和24年日本国有鉄道公示第31号「国鉄自動車路線名称」金白北本線の項中の「福光越中吉見間」を「福光東町越中吉見間」と改める。
  • 1963年(昭和38年)
    • 1月10日:福光東町駅を廃止し、昭和24年日本国有鉄道公示第31号「国鉄自動車路線名称」中の金白北本線の項中、「福光東町 - 経塚 - 城端間」を「福光 - 経塚 - 城端間」に改め、「福光越中吉見間及び福光 - 祖谷 - 西太美間」を太美山線、「福光小牧堰堤間」を井波線と路線名称を改定する。また、太美山線当駅 - 開発駅間に福光高校前駅、井波線当駅 - 越中北山田駅間に一日市駅が開業する。
    • 3月6日:太美山線越中吉見駅 - 下刀利駅間が開業したので、昭和24年日本国有鉄道公示第31号「国鉄自動車路線名称」中の太美山線の項「福光越中吉見間」を「福光下刀利間」と改める。
  • 1964年(昭和39年)
    • 6月1日:自動車駅において営業範囲を改正し、貨物の取扱を廃止し、旅客、手荷物及び小荷物を取扱う駅となる[官報 17]。
    • 8月20日:金白北本線当駅 - 金沢駅間および太美山線当駅 - 越中吉見駅間において一般路線貨物自動車運送事業を廃止する。
  • 1965年(昭和40年)9月11日:金白北本線当駅 - 越中高宮駅間の飛野駅を廃止し、これに代り当駅 - 越中高宮駅に天神町駅を開業し、昭和24年日本国有鉄道公示第31号「国鉄自動車路線名称」の太美山線の項を「福光 - 越中吉見間及び福光 - 祖谷 - 西太美間」から「天神町越中吉見間及び福光 - 祖谷 - 西太美間」と改定する。また、同線当駅 - 開発駅間の福光高校前駅を福光栄町駅と改称し、開発駅を廃止する。
  • 1966年(昭和41年)12月1日:昭和24年日本国有鉄道公示第31号「国鉄自動車路線名称」より金白北線の部を削除し、西天龍線の部の次に名金線の部を加え、「名古屋金沢間、城端 - 経塚 - 福光間、福光西町 - 土山 - 上砂子谷間、湯谷温泉口国見ヒユツテ間(後略)」の金白北本線を名金急行線と路線名称を改定する。
  • 1967年(昭和42年)12月20日:上下線ホーム延長工事が完了し、跨線橋が完成したので、その完工式を行う。
  • 1968年(昭和43年)12月13日:名金急行線経塚駅を東太美駅と改称したので、昭和24年日本国有鉄道公示第31号「国鉄自動車路線名称」名金線の項中「城端 - 経塚 - 福光間」を「城端 - 東太美 - 福光間」と改める。
  • 1969年(昭和44年)10月1日:営業範囲を改正し、手荷物および小荷物の配達取扱を廃止する。
  • 1970年(昭和45年)
    • 6月25日:早朝・夜間の窓口を閉鎖し、改札を取り止め。
    • 7月11日:同日限りをもって井波線当駅 - 小牧堰堤駅間における一般乗合旅客自動車運送事業を廃止する。
  • 1972年(昭和47年)6月1日:自動車駅において営業範囲を改正し、手荷物及び小荷物取扱を廃止する。
  • 1974年(昭和49年)10月1日:営業範囲を改正し、旅客、荷物及び車扱貨物を取扱う駅となる。
  • 1980年(昭和55年)9月25日:営業範囲を改正し、車扱貨物取扱を廃止する。
  • 1982年(昭和57年)11月:下りホームのかさ上げ工事が完了する。
  • 1983年(昭和58年)4月1日:新駅舎が完成し、その完工式を挙行する。
  • 1985年(昭和60年)
    • 3月13日:同日限りをもって太美山線当駅 - 西太美駅間における一般乗合旅客自動車運送事業を廃止し、昭和24年日本国有鉄道公示第31号「国鉄自動車路線名称」太美山線中の「西太美 - 祖谷 - 福光間」を削除する。
    • 3月14日:営業範囲を改正し、荷物の取扱を廃する[官報 32]。
  • 1986年(昭和61年)
    • 10月31日:名金急行線当駅 - 立美駅間における運行系統(立美線と通称される)を廃止する。
    • 12月11日:昭和24年日本国有鉄道公示第31号「国鉄自動車路線名称」を全部改正し、名金急行線を「名古屋・金沢間、大日岳スキー場口・大日岳スキー場間、上砂子谷・小又西間、鳴瀬・中尾間、桐山・千の杉間、堅田町・千谷口間、森本 - 才田 - 八田間、鳴瀬・金沢間、山の上・小二又間、高田 - 山王町二丁目 - 東長江間及び金沢・広岡間」に、太美山線を「福光・立野脇間」とする。
  • 1987年(昭和62年)
    • 3月31日:営業範囲を改正し、荷物(ただし新聞紙に限る)の取扱を開始する。
    • 4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
  • 2001年(平成13年)
    • 3月3日:無人駅化回避のため、福光町が乗車券類簡易委託販売業務の委託を受け、簡易委託駅となる。
    • 11月30日:福光 - 立野脇間の西日本ジェイアールバス太美山線を廃止する。
  • 2002年(平成14年)5月:構内にキヨスク福光駅店が開業する。
  • 2014年(平成26年)8月25日:キヨスク福光駅店が閉店する。
  • 2019年(令和元年)8月1日:それまで窓口業務を受託していた旅行代理店「パールトラベル」の閉業に伴い、タクシー会社「福光タクシー」が業務を受け継いだ。
  • 2021年(令和3年)8月6日:駅構内の跨線橋が南砺市道「福光駅自由通路線」として整備され、自由通路化。東口が開設した。