ミサイル艇「はやぶさ」「うみたか」来港 平成25年6月29日 |
ミサイル艇「はやぶさ」型 性能諸元 |
排水量 |
基準:200トン 満載:240トン |
全長 |
50.1m |
全幅 |
8.4m |
深さ |
4.2m |
吃水 |
1.7m |
|
機関 |
LM500-G07ガスタービンエンジン
(5,400PS) |
3基 |
ウォータージェットポンプ |
3基 |
速力 |
最大44ノット |
定員 |
21名 |
武装 |
90式 SSM連装発射筒 |
2基 |
62口径76ミリ単装速射砲 |
1基 |
12.7mm単装機銃M2 |
2基 |
C4I |
MOFシステム |
海軍戦術情報システム |
(OYQ-8B + リンク 11) |
FCS-2-31C 砲FCS |
レーダー |
OPS-18-3対水上レーダー |
1基 |
OPS-20航海レーダー |
1基 |
電子戦 |
NOLR-9 ESM |
暗視装置 |
OAX-2 赤外線暗視装置 |
|
 |
「はやぶさ」PG-824」(手前)と「うみたか」PG-828 |
平成25年6月28日〜29日に富山新港にミサイル艇「はやぶさ」「うみたか」が来港して、艦内が一般公開されました。
ミサイル艇「はやぶさ」PG-824は、はやぶさ型ミサイル艇の1番艇で、「うみたか」PG-828は、はやぶさ型ミサイル艇の5番艇でありいずれも第2ミサイル艇隊に所属しています。基準排水量は、200トンと従来のミサイル艇の4倍と大型化しています。
武装は、62口径76mm単装速射砲1基と90式艦対艦誘導弾を3基搭載しています。
また両舷に12.7mm重機関銃を取り付ける銃架もあり、不審船対策のようです。チャフロケットランチャーも搭載していますが、ASWは搭載していません。
76mm砲は、おなじみイタリアのOTTメララ社製の砲を基に国産されたものです。しかし何でイタリア製なんでしょうね。でも実はイタリアは昔から海軍はけっこう優秀なのですね。戦艦もヴィットリオ・ヴェネト級など、すばらしい艦を建造しています。最近ではVTOL空母も持っています。しかし陸軍は・・・後は言いません。
近頃は、砲塔の中も無人になっていて遠隔操作により砲を発射するのが当然となっています。
ただ、この76mm砲は、わずか200tのミサイル艇に搭載するにはやや重いと思われます。本来は2000t以上の護衛艦に搭載するための砲ですから、それなりの重量があります。
このミサイル艇は、主機がガスタービン5400馬力が3基でスクリューではなくウォータージェットで航行します。最大速力は44ノットと極めて高速で、しかも従来のミサイル艇に比べてはるかに安定しています。
以前のミサイル艇は水中翼船タイプで最大速力は46ノットとなっていましたので、このはやぶさ型よりも高速なのですが、なんといっても中速での航行ができないので、低速か高速しか出せないというのは運用上極めて制約されてしまうわけです。
このはやぶさ型はそのような制約がない上に武装も優れていると言え、海上自衛隊の沿岸警備用戦力として重要な位置にあります。
 |
 |
「はやぶさ」PG−824 |
手前に「はやぶさ」、奥に「うみたか」が碇泊 |
 |
 |
「うみたか」PG-828 |
はやぶさを正面から見る |
 |
 |
接舷するはやぶさ |
62口径76ミリ単装速射砲 |
 |
 |
62口径76ミリ単装速射砲を正面から |
司令席 |
 |
 |
艦橋内 |
射撃管制装置FCS-2-31C |
 |
 |
OYQ-8と12.7mm機関砲、チャフロケットランチャー |
12.7mm機関砲 |
 |
 |
ジャイロレピータ |
艦橋内 |
 |
 |
電子海図 |
艇長席 |
 |
 |
艦橋内 |
艦橋内 |
 |
 |
チャフロケットランチャー |
チャフロケットランチャー |
 |
 |
銃座 |
複合型作業艇 |
 |
 |
戦術情報処理装置OYQ-8 |
FCS-2-3(左)と1OPS-20(右) |
 |
 |
FCS-2-3(左)と1OPS-20(右) |
76mm模擬砲弾 |
 |
 |
戦術情報処理装置OYQ-8 |
90式艦対艦誘導弾 |
 |
 |
うみたか |
90式艦対艦誘導弾 |
 |
 |
はやぶさ後部 |
うみたか前部 |
 |
 |
ウォータージェット |
はやぶさ艦橋上部の電波機器群 |
 |
 |
複合型作業艇 |
はやぶさ後部の煙突 |
 |
 |
90式艦対艦誘導弾 |
はやぶさ後部のウォータージェット |
 |
 |
90式艦対艦誘導弾 |
はやぶさ後部 |
 |
 |
はやぶさ前部の62口径76ミリ単装速射砲 |
「はやぶさ」と「うみたか」 |
|
|
富山新港 ミサイル艇「はやぶさ」・「うみたか」マップ |
|
|