宿院駅は、堺市堺区大町西1丁にある、阪堺電気軌道阪堺線の駅です。
駅番号はHN23。相対式ホーム2面2線。
大道筋中央部に立地し、単式ののりばが宿院交差点を挟んで互い違いに配置されている。
浜寺駅前方面のりばが宿院町東1丁に、恵美須町方面のりばが大町東1丁に位置する。
かつては宿院交差点南西側に定期券発売所があり、堺市における阪堺線の基幹駅であったが、現在は他の堺市内の駅と同格の扱いになっている。
2015年(平成27年)内に停留場の改修として、のりばの移設(浜寺駅前方面のりばを大町から宿院町へ、恵美須町方面のりばを宿院町から大町へ移設)、停留場拡幅、大浜線で結ばれていた大浜公園の「潮湯」の建物デザインを模した屋根の採用などが実施された。
フェニックス通り(国道26号)との交差点に位置している。駅名の由来は、駅南東にある「宿院頓宮」から。
1911年(明治44年)に恵美須町 - 市ノ町(現在の大小路)間が開業した阪堺線が、少林寺橋(現在の御陵前)まで延伸された1912年(明治45年)に当駅が開業した。同年、当駅から分岐して大浜海岸(現在の大浜公園付近)までの大浜線が開業した。
しかし、大浜線は1945年(昭和20年)の堺大空襲で不通となり、1949年(昭和24年)に休止されている。
- 1912年(明治45年) 3月5日 阪堺電気軌道により開業。
- 1915年(大正4年)6月21日 阪堺電気軌道が南海鉄道に合併。
- 1944年(昭和19年)6月1日 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1947年(昭和22年)6月1日 路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。
- 1949年(昭和24年)3月3日 戦災で不通になっていた大浜線が休止。
- 1980年(昭和55年) 大浜線が正式廃止。
- 12月1日 路線譲渡により阪堺電気軌道の駅となる。
- 2016年(平成28年)1月31日 停留場の移設等が行われ、大浜公園の「潮湯」の建物デザインを模した屋根も設置された。
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