鎌倉(かまくら) |
横須賀線・湘南新宿ライン |
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北鎌倉 |
→ |
鎌倉 |
→ |
逗子 |
江ノ島電鉄線 |
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和田塚 |
→ |
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所在地 |
神奈川県鎌倉市小町一丁目1-1(JR東日本)
神奈川県鎌倉市御成町1-15(江ノ島電鉄) |
所属事業者 |
JR東日本・江ノ島電鉄 |
所属路線1 |
横須賀線・湘南新宿ライン |
駅番号1 |
O07(横須賀線)、JS07(湘南新宿ライン) |
キロ程1 |
4.5km(大船起点) |
所属路線2 |
江ノ島電鉄線 |
駅番号2 |
EN15 |
キロ程2 |
10.0km(藤沢起点) |
駅構造 |
地上駅 |
ホーム |
1面2線(JR東日本)
1面1線(江ノ島電鉄) |
乗降人員 |
43,183人/日(JR東日本・2019年)
25,802人/日(江ノ島電鉄・2019年) |
開業年月日 |
1889年(明治22年)6月16日(JR東日本)
1949年(昭和24年)3月1日(江ノ島電鉄) |
備考 |
直営駅(管理駅)みどりの窓口(JR東日本)
直営駅(江ノ島電鉄) |
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鎌倉駅 |
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300形電車 |
降車専用ホーム(右) |
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鎌倉駅は、神奈川県鎌倉市小町一丁目および御成町にある、JR東日本・江ノ島電鉄の駅です。
JR東日本の横須賀線・湘南新宿ラインと、江ノ島電鉄線の合計3路線が乗り入れる接続駅です。各路線に各路線に駅番号が付与されています。
JR東日本:横須賀線-駅番号「JO07」、湘南新宿ライン-駅番号「JS07」
江ノ島電鉄:EN 江ノ島電鉄線 - 駅番号「EN15」
JR東日本
横須賀線の中間駅で、東京駅経由の総武快速線直通系統と新宿駅経由で宇都宮線に直通する湘南新宿ラインの列車が停車します。土曜・休日は臨時列車も停車します。
2014年3月15日のダイヤ改正から、一部の「成田エクスプレス」が繁忙期の休日日中を中心に横須賀駅まで延長され、当駅に停車します。
横須賀線:東海道本線(品鶴線経由)を経て、大船駅より線路名称上の横須賀線を走ります。
上り列車は多くの列車が東京駅を経由し、総武快速線へ直通します。
湘南新宿ライン:東海道本線(品鶴線経由)を経て、西大井駅まで横須賀線と同一の線路を使用し、新宿駅経由で宇都宮線へ直通します。
江ノ島電鉄の駅は江ノ島電鉄線の終着駅です。
JR鎌倉駅は、島式ホーム1面2線を有する地上駅で、上下線共に留置線を1本ずつ有します。
ホームは盛土の上に設けられ、改札口と江ノ電のりばは横須賀線ホームより低く位置し、改札口東西通路上の線路はガーター橋が使われています。
かつて下り線に貨物側線もあったが、1970年代に撤去されて跡地は東急ストア側のトラックターミナルとなり、現在は駐車場となっています。
駅周辺が観光地である為に土曜・休日は多数の臨時列車が当駅まで運転されます。
留置線はあるが当駅の折り返しは不可で、下りは折り返し可能な逗子駅あるいは横須賀駅に、留置線内に留まる上りは大船駅まで回送させる場合が多くなっています。夕方も留置場所から当駅まで回送させ、乗客を乗せて出発します。
階段部はエレベーターやエスカレーターが設置されている主階段(旧A階段)と、北鎌倉寄りにこれらが設置されていない旧い階段(旧B階段)の二箇所がある。上屋は新旧ある構造で、柱の一部は明治・大正期の古レール製です。
ホームの縁に蛍光色の赤線が2017年から塗られています。
Suicaグリーン券専用の自動券売機はホーム上に2台設置されています。
構内は東西改札それぞれにトイレおよび車椅子用のエレベーターが設置されています。エスカレーターは東口のみにあり、昇り専用となっています。
駅舎の東口は、従来から飲食店を中心とした商店があったが改装され、2007年10月31日に「エキスト鎌倉」として新装開業した。1階のコンビニエンスストアと鎌倉市の観光案内所以外はすべて飲食関連の商店です。「エキスト鎌倉」は2016年9月30日に閉店して大規模改装し、「CIAL鎌倉(シァル鎌倉)」として2017年3月22日に新装開業しています。
当駅開設時の土地権利から、改札内はホーム上の加藤売店と大船軒のみです。
大船軒の駅そば屋は2017年11月8日に閉店後、2018年3月20日に「いろり庵きらく鎌倉店」として開業しています。
1980年代はホーム逗子寄りの忘れ物預かり所前に、立ち飲みのコーヒー店舗が存在しました。
この他、東口にみどりの窓口(営業時間 7:00 - 20:00)があります。
2019年6月にATOS型自動放送が宇都宮型へ更新され、「黄色い点字ブロックまでお下がりください」とアナウンスされ、新型の英語放送もアナウンスされます。
JR線のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
1 |
横須賀線 |
下り |
逗子・横須賀・久里浜方面 |
2 |
横須賀・総武線(快速) |
上り |
横浜・東京・千葉方面 |
湘南新宿ライン |
北行 |
渋谷・新宿・大宮方面 |
江ノ島電鉄
頭端式ホーム2面2線(ホーム番線だけならば、2面3線)を有する地上駅です。
JRと共用であることからホーム番線を連番で設定しており、3 - 5番線を使用しています。
場内信号機による運転上の表示は3番線・4番線です。
5番線は早朝の列車のみが使用するが、正月やゴールデンウィークなどの繁忙期は2線を使って、「段落とし」と称する交互発車を仕立てます。
入場券はJRと共通で、他の江ノ電駅と発売額が異なりJR鎌倉駅と同額です。
江ノ電の入場券でJR構内へ、JRの入場券で江ノ電の構内へそれぞれ入場が可能です。
自動改札機では未対応で、有人改札で係員の改札を受ける必要があります。江ノ電側発売の入場券は硬券です。
案内放送は自動化されており、発車ベルは車掌が操作します。
PASMO導入前から藤沢駅と共に自動改札機が設置されていました。
トイレは3番ホーム先端に設置され、男性用トイレ横にオストメイト対応の多目的トイレがあります。
改札(西口)からホームまで段差がなく、バリアフリーに対応しています。
江ノ電出札窓口横のショーウインドウは、ジオラマ、グッズや写真などが飾ってあります。
改札内に元駅長室を改装した「江ノ電グッズショップ」があったが、2013年3月に隣接する江ノ電ビル1階部分をエキナカ施設「ことのいち鎌倉」に改装移転した。元駅長室は撤去されたが、駅長室は連絡改札口付近の扉に表示されています。
3番線の車止め上には「親子カエル」が鎮座している。この親子カエルはゲーム『電車でGO!旅情編』でも鎌倉駅の車止め上のオブジェとして登場しています。
年に数度、カエルがサンタや節分の鬼になるなど、駅掛員により装飾が施されています。
この車止めは2012年5月に、ドイツ・ラヴィー社のバッファーに置き換えられています。
江ノ島電鉄のりば
番線 |
路線 |
行先 |
備考 |
3 |
江ノ島電鉄線 |
長谷・江ノ島・藤沢方面 |
線路を共用 |
4 |
(降車ホーム) |
5 |
長谷・江ノ島・藤沢方面 |
通常は早朝の1本のみ |
両社間の連絡改札
構内にJR東日本と江ノ島電鉄との乗り換え改札(中間改札)があるが、両社共に乗り継ぎ精算機は設置されておらず、両社にそれぞれ有効な乗車券か、PASMOやSuicaなどの交通系ICカードで利用します。
江ノ電線のみを利用する場合も、JR鎌倉駅改札からの入出場(西口のみ入場だけ)が可能となっています。
この乗り換え改札はJR所有の自動改札機が設置されているが特別仕様で、江ノ電側から東口に通り抜ける場合のみ、乗車情報を乗車券に認証記録させるために赤い点滅ボタンを押す必要があります。
この型式の自動改札機はJR東日本では、当駅とICカード専用化される前の松戸駅(JRと新京成電鉄新京成線との間の柏・上本郷寄りの改札通路のみ)のみに存在します。東口のJR各自動券売機は江ノ電の乗車券も販売し、JR東日本の地紋が印刷された券面に江ノ電様式の乗車券が印字されます。中間改札で、ICカードのオートチャージには対応していません。
この乗り換え改札は、駅構内の混雑・危険回避のため、正月・ゴールデンウィーク・花火大会などの繁忙期は閉鎖され、東口は江ノ電の乗車券が販売されなくなり、完全に構内を分離する形となります。
江ノ電初代駅舎時代は連絡改札はなく、改札を出て国鉄側の改札を通る必要がありました。頭端式ホームすぐ前が改札になっており、今の連絡通路やエキナカ施設がある場所は江ノ電不動産の店舗でした。
1889年(明治22年)6月16日:官設鉄道大船駅 - 横須賀駅の開通時に、鎌倉駅が開業しています。開業時は相対式ホーム2面2線です。
1909年(明治42年)10月12日:横須賀線所属駅となっています。
1910年(明治43年)11月14日:江之島電氣鉄道の小町駅が駅東口の旧鎌倉警察署のあたり、併用軌道上に開業しています。
1915年(大正4年)10月18日:江之島電氣鉄道の小町駅が鎌倉駅に改称しています。
1916年(大正5年)11月23日:鉄道省鎌倉駅、二代目駅舎が落成しています。この時に島式ホーム1面2線となり、西口および地下通路設置。時計塔のある駅舎として親しまれました。
1930年(昭和5年):省線の西口駅舎が二代目になる(正確な日時不明)。
1936年(昭和11年)8月:省線鎌倉駅、主階段の北鎌倉寄りに階段を増設しています。
1949年(昭和24年) 3月1日:江ノ島電気鉄道の駅が現在地に移転し、社名変更で同年8月1日に路線名を江ノ島鎌倉観光線と改称しています。
6月1日:日本国有鉄道が発足し、運輸通信省(1943年に鉄道省から改称)の駅は国鉄の駅となっています。
1962年(昭和37年)4月21日:国鉄駅での貨物取り扱いを廃止しています。
1968年(昭和43年)12月9日:東西地下連絡通路(地下道)が開通しています。
1981年(昭和56年)9月1日:江ノ島鎌倉観光が江ノ島電鉄に社名変更し、私鉄鎌倉駅は江ノ島電鉄線の駅となっています。江ノ電の二代目駅舎が落成しています。
1984年(昭和59年)10月3日:国鉄の駅舎を現在のものに改築(三代目)し、駅舎落成記念乗車券が発売される。二代目駅舎時計塔を駅西広場へ移設しています。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、国鉄の駅はJR東日本の駅となっています。
2000年(平成12年):JR東日本の駅が関東の駅百選に選定される。
2001年(平成13年) 11月18日:JR東日本でICカード「Suica」の利用が可能となっています。
12月1日:湘南新宿ラインが運転開始しています。
2007年(平成19年) 3月18日:江ノ島電鉄でICカード「PASMO」の利用が可能となっています。
10月31日:東口の駅ビル「エキスト鎌倉」が開業しています。
2013年(平成25年)7月1日:童謡「鎌倉」を駅の発車メロディーとして、2015年(平成27年)6月30日までの期間限定で採用しています。
2014年(平成26年)3月15日:横浜駅・大船駅発着の「成田エクスプレス」の一部列車が、横須賀駅までの臨時列車として繁忙期の土日祝のみ延長運転を開始し、当駅が停車駅となっています。
2017年(平成29年)3月22日:東口を改装し、駅ビルは「CIAL鎌倉」として新装開業しています。
2018年(平成30年)3月20日:大船軒駅そば屋が「いろり庵きらく鎌倉店」として新装開業しています。 |
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