えちぜん鉄道勝山永平寺線 勝山駅
勝山(かつやま)
比島勝山
所在地 福井県勝山市遅羽町比島34-2-7
駅番号  E23 
所属事業者 えちぜん鉄道
所属路線 勝山永平寺線
キロ程 27.8km(福井起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗降人員  818人/日(2019年) 
開業年月日 1914年(大正3年)3月11日
駅種別 有人駅
勝山駅
勝山駅
1番ホームに停車するMC6104電車 島式ホームの2番線ホーム
1番ホームに停車するMC6104電車 島式ホームの2番線ホーム
出札口 1番ホームと2番ホームを交互に使用します
出札口 1番ホームと2番ホームを交互に使用します
以前はここから大野まで線路が伸びていたのですが 福井行きMC6108電車が発車します
以前はここから大野まで線路が伸びていたのですが 福井行きMC6108電車が発車します
勝山駅(かつやまえき)は、福井県勝山市遅羽町比島にある、えちぜん鉄道勝山永平寺線の駅で同線の終着駅です。
駅番号はE23。

駅構造

昔ながらの風情のある駅で、映画のロケーション撮影などにも使用されたことがある。
入口の看板には「駅」の旧字体である「驛」が使われ、「勝山驛」と記載されている。
当駅は、勝山市の中心駅ですが、実は勝山市の中心街は九頭竜川の対岸にあり、勝山橋を渡る必要があります。
これはちょっと不便ですね。なぜ市街地の方に駅を作らなかったのかと疑問が残りますが、ここからさらに大野へ路線が伸びるためには、当時の技術では対岸に駅を作るのは無理だったのでしょう。
実現するには2本もの橋をしかも川に斜めに架ける必要がありそうですから。
駅舎前の道路の向かいに「勝山駅前」停留所があり、ここから京福バス、勝山市コミュニティバス、乗り合いタクシーが発着しています。

駅舎

終日駅員が配置される有人駅となっており、小荷物の一時預かり所が機能する。
駅舎は1914年(大正3年)開業以来のもので、2004年(平成16年)2月17日に登録有形文化財に登録された。
2013年には内観の一部を建設時の吹き抜けに戻すなどの改修工事が行われた。
2014年(平成26年)6月28日に「えち鉄カフェ勝山」(水曜日が定休日)が開店したが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行により一時休業、その後再開したが、2023年(令和5年)6月30日に閉店した。
2024年(令和6年)5月9日に勝山市観光まちづくり株式会社(第三セクター)がえち鉄カフェを再オープンさせた。火曜日と水曜日が定休日。

ホーム

駅舎に隣接する単式ホーム1線と島式ホーム1面2線の計2面3線を有する。
以前はラッシュ時を除いて前者が使用されていたが、2005年(平成17年)4月1日のダイヤ改正で、1・2番線を交互に使用するようになった。島式ホームの待合所も駅舎と合わせて登録有形文化財に登録されている。
3番線は営業列車の発着には使用されず、保線機械などが留置される。
線路は駅を過ぎて100メートル先まで続いているが、これは京福大野駅まで伸びていたときの名残であり、当該区間の廃止後は留置線として使用されている。
この留置線を使って夜間滞泊も設定されていて、停止位置目標が設置されている
のりば 路線 方向 行先
1・2 勝山永平寺線 下り 永平寺口・福井方面

歴史

  • 1914年(大正3年)
    • 3月11日:京都電燈によって市荒川駅(現在の越前竹原駅) - 勝山駅間開通時に開業。
    • 4月10日:勝山駅 - 大野口間が開業。
  • 1942年(昭和17年)3月2日:京福電気鉄道に移管。
  • 1974年(昭和49年)8月13日:勝山駅 - 京福大野駅間が廃止。終着駅となる。
  • 1980年(昭和55年)2月1日:貨物取扱を廃止。
  • 2001年(平成13年)6月24日:列車衝突事故のため営業休止。
  • 2003年(平成15年)
    • 2月1日:えちぜん鉄道が承継。
    • 10月19日:営業再開。
  • 2011年(平成23年)11月23日:駅前ロータリー完成、供用を開始。
  • 2013年(平成25年)10月19日:駅舎改修完了。