JR東海・明知鉄道・恵那駅
恵那(えな)
中央本線   美乃坂本 恵那 武並
所在地 岐阜県恵那市太田町
駅番号  CF 17 
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 中央本線(名古屋地区)
キロ程 328.6km(東京起点)
駅構造  地上駅
ホーム  2面3線
乗車人員  6,190人/日(2019年)
開業年月日 1902年(明治35年)12月21日
駅種別 業務委託駅(夜間無人駅)
JR全線きっぷうりば
恵那駅
恵那駅
恵那駅(えなえき)は、岐阜県恵那市大井町にある、東海旅客鉄道(JR東海)・明知鉄道の駅である。
駅番号はJR東海がCF17、明知鉄道が11。

乗り入れ路線

JR東海の中央本線と、第三セクター鉄道である明知鉄道の明知線との接続駅となっている。
明知線は当駅が起点である。
明知線は元々は中央本線ともども日本国有鉄道(国鉄)の路線であり、当駅も国鉄の単独駅であったが、明知線が第1次特定地方交通線への指定を経て1985年に明知鉄道に転換されたため、現在の形となった。

駅名標 改札口
駅名標 改札口

駅構造

JR東海

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を有する地上駅。
1番線(単式ホーム)が副本線、2・3番線が本線となっている。
上り列車については特急を除き、副本線である1番線に発着する。
2つのホームは、ホーム東側にあるエレベーターが設置された跨線橋と、西側の階段がある跨線橋で連絡している。
駅舎は構内南側、単式ホームの中央付近にある。
JR東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅で、中津川駅が当駅を管理している。
駅舎内部にはJR全線きっぷうりばなどが置かれている。
TOICA利用可能駅であり、自動改札機が設置されている。
早朝・深夜は無人となり、乗車券等は車掌が回収する。

のりば

番線 路線 方向 行先  備考
1 中央本線  上り 多治見・名古屋方面  特急以外の列車
2 特急のみ
3 下り 中津川・長野方面
明知鉄道 恵那(えな)
明知線   恵那 東野
所在地 岐阜県恵那市大井町302-2
駅番号   11 
所属事業者 明知鉄道
所属路線 明知線
キロ程 0.0 km(恵那起点)
駅構造  地上駅
ホーム  1面1線
乗降人員 802人/日(2019年)
開業年月日 1985年(昭和60年)11月16日
明知鉄道恵那駅
明知鉄道恵那駅

明知鉄道

JR東海の1番線の東側にある頭端式ホーム1面1線を有する地上駅。JRのホームとは網で仕切られている。
明知鉄道発足時に中央本線との連絡線が撤去され、中央本線の線路と明知線の線路は繋がっていない。
駅舎はJR駅舎の東側にあり、2階部分には歯科医院が入居している。
窓口では一日フリー切符や他の割引切符、硬券の乗車券類を発売している。
また駅舎入口付近には明知鉄道のグッズショップ「あけてつ本舗」が設けられている。
JRの1番線につながる連絡改札口があるため、明知鉄道の窓口でもJRの近距離乗車券(常備軟券)を発売している。
ただしICカードを処理する機器は設置されておらず、JR東海をTOICA等で利用後に明知鉄道に乗り換える利用客はJR東海の改札を出た後で明知鉄道の乗車券を購入し、改めて明知鉄道の改札口に入る必要がある(逆の場合も一旦改札を出る必要がある)。

歴史

  • 1902年(明治35年)12月21日:大井駅(おおいえき)として、官設鉄道多治見 - 中津川間開通と同時に開業。一般駅。
  • 1906年(明治39年)12月5日:駅前に岩村電気軌道が乗り入れ。
  • 1909年(明治42年)10月12日:官設鉄道の線路名称制定。中央西線の所属となる。
  • 1911年(明治44年)5月1日:線路名称改定。当駅を含む中央西線が中央本線に編入される。
  • 1928年(昭和3年)12月3日:北恵那鉄道大井線が駅に乗り入れ。新大井駅を起点とし大井ダム駅まで開通。
  • 1933年(昭和8年)5月24日:国鉄明知線が当駅から阿木駅まで開通。
  • 1934年(昭和9年)9月15日:北恵那鉄道大井線が廃止。
  • 1935年(昭和10年)1月30日:岩村電気軌道が廃止(廃止時は矢作水力の経営)。
  • 1963年(昭和38年)11月1日:恵那駅に改称。
  • 1981年(昭和56年)2月1日:車扱貨物の取扱いを廃止。
  • 1985年(昭和60年)11月16日:国鉄明知線が明知鉄道に転換。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:チッキの取扱いを廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、国鉄駅は東海旅客鉄道(JR東海)が継承。
  • 1995年(平成7年)9月2日:自動改札機を設置し、供用開始。
  • 2006年(平成18年)11月25日:JR東海の駅でICカード「TOICA」の利用が可能となる。